３月１７日（金）朝から、鹿児島県にある「鹿児島高牧カントリークラブ（６４１９ヤード、パー７２）」において国内女子ツアー、「Ｔポイント×ＥＮＥＯＳゴルフトーナメント」が３日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ランド最終日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は１億円、優勝賞金は１８００万円となっており、２日間に亘る予選ラウンド終了時に５０位タイまでに入っていた選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来る予定となっている。
なお今年度の国内女子ツアーは３８試合予定され、賞金総額は４４億９０００万円と、米国女子ツアー、欧州女子ツアーに次ぐ大きな規模となっている。
以前は米国女子ツアーに次ぐ規模のように記憶しているが、ちょっと調べてみたら以前は韓国女子ツアーより規模が小さかった欧州女子ツアーが３１試合に増え、賞金総額も３５００万ユーロ（約４９億６０００万円）に増額されていた。
それからライブ中継に付いて全国的に視られるものとしては、テレビでは地上波のテレビ朝日系列で日曜日の午後、優勝が決まる頃に予定され、ＢＳ朝日では３日間に亘って午後に予定され、CＳ放送のスカイＡでは土曜日、日曜日の午前中に予定されている。
インターネットの動画配信サイトでは昨年同様ＤＡＺＮ、ＵーＮＥＸＴにより３日間に亘ってたっぷりと予定されている。
国内の女子のツアーが始まって
更に楽しみ増えて来たかも
さて、単独で首位を維持しているのは世界ランキング６６位で実力派ベテラン選手を代表し、海外ツアーでも強さを見せて来た上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）で、２日目６バーディーの－６、トータル－１３と大きく伸ばしている。
２日目はアウトスタート(第１ホールから)で、トータル－７からスタートして、前半では３バーディーの－３、トータル－１０と伸ばし、後半に入ってからも３バーディーの－３、トータル－１３と順調に伸ばした。
おっ、今シーズン初戦では実力派外国人ベテラン選手である申ジエが復活優勝したかと思えば、この第３戦では日本人の実力派ベテラン選手である上田桃子が強いところを見せるのか！？
ここで若手の活躍が目立つようになれば余計に面白くなるのであろうなあ。
上田桃子大きく伸ばし首位を維持
上田桃子首位を維持して強さ魅せ
上田桃子首位で通過し期待させ
２位タイに付けているのは世界ランキング１１８位で実力派中堅選手をリードするひとり、交友関係の広い青木瀬令奈（３０歳、１５３㎝、５０㎏）、世界ランキング３８位で狭間世代を代表し、東京五輪で銀メダルに輝いた稲見萌寧（モネ、２３歳、１６６㎝、５８㎏）で、トータル－９まで伸ばしている。
青木瀬令奈は２日目４バーディーの－４と伸ばして３位上げて来た。
２日目はアウトスタートでトータル－５からスタートして、前半では２バーディーの－２、トータル－７と伸ばし、後半に入ってからも２バーディーの－２、トータル－９と順調に伸ばしている。
青木瀬令奈確り伸ばし上げて魅せ
青木瀬令奈二位まで上げて強さ魅せ
青木瀬令奈二位で通過し強さ魅せ
稲見萌寧は２日目４バーディー、２ボギーの－２と伸ばしながらも１位下がっている。
２日目はアウトスタートでトータル－７からスタートして、前半では２バーディーの－２、トータル－９と伸ばしたが、後半では２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－９と伸ばせなかった。
稲見萌寧伸ばしながらも一位下げ
稲見萌寧後半伸ばせず一位下げ
稲見萌寧二位で通過し強さ魅せ
４位タイに付けているのは世界ランキング１２１位で９４期生をリードするひとり、最終プロテストにトップで合格して既にこのツアーでも優勝している尾関彩美悠（アミユ、１９歳、１５８㎝、５０㎏）、世界ランキング１５２位で９３期生をリードするひとり、最終プロテストにトップで合格して初優勝が待たれる佐久間朱莉(２０歳、１５５㎝)、世界ランキング３３１位でスーパーアマチュアの馬場咲希（１７歳、１７６㎝）で、トータル－８まで伸ばしている。
尾関彩美悠は２日目６バーディー、１ボギーの－５と大きく伸ばして１４位上げて来た。
２日目はアウトスタートで、トータル－３からスタートし、前半ではいきなり４バーディーの－４、トータル－７と確り伸ばして、後半に入ってからも２バーディー、１ボギーの－１、トータル－８と少し伸ばしている。
尾関彩美悠大きく伸ばし上げて魅せ
尾関彩美悠確り上げて強さ魅せ
尾関彩美悠四位で通過期待させ
佐久間朱莉も２日目５バーディーの－５と大きく伸ばして１４位上げて来た。
２日目はアウトスタートで、トータル－３からスタートして、前半では３バーディーの－３、トータル－６と伸ばし、後半に入ってからも、２バーディーの－２、トータル－８と順調に伸ばしている。
佐久間朱莉大きく伸ばし上げて魅せ
佐久間朱莉確り上げて力魅せ
佐久間朱莉四位で通過期待さ
そして馬場咲希は２日目３バーディー、１ボギーの－２と伸ばして４位を維持している。
２日目はアウトスタートでトータル－６からスタートして、前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－６と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して、２ボギーの－２、トータル－８と伸ばしている。
それも第１０～１５ホールをパーで凌いだ後、第１６、１７ホールと連続バーディーを決めているから流石ではないか！？
見た感じの異常なほどの細さがなくなり、体格的に確りして来たように思えるのは侍ジャパンで活躍している佐々木朗希と同じような気がするなあ。
馬場咲希やじわりと伸ばし四位維持
馬場咲希や後半加速四位維持
馬場咲希や四位維持して期待させ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング３３位で新世紀世代を代表し、２０２０年の全米女子オープンに優勝して米国女子ツアーを主戦場としている笹生優花（２１歳、１６６㎝、６３㎏）は２日目－５、トータル－７と大きく伸ばし、２４位も上げて７位タイに付けて来た。
笹生優花大きく伸ばし上げて魅せ
笹生優花大きく上げて強さ魅せ
笹生優花七位で通過期待させ
世界ランキング５７位で実力派外国人選手を代表し、元世界ランキング１位で米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ（韓国、３４歳、１５５㎝、６３㎏）は２日目－４、トータル－７と伸ばし、１１位上げて７位タイに付けて来た。
申ジエや確り伸ばし上げて魅せ
申ジエや確り上げて強さ魅せ
申ジエや七位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング６８位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落やコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利(２２歳、１５８㎝、５８㎏)は２日目－２、トータル－７と伸ばしながらも、２位下がって７位タイとなっている。
吉田優利伸ばしながらも二位下がり
吉田優利伸ばし足りずに二位下がり
吉田優利七位で通過強さ魅せ
世界ランキング４０５位の蛭田みな美（２５歳、１６４㎝、５７㎏）は２日目イーブン、トータル－７と伸ばせず、６位下がって７位タイとなっている。
世界ランキング７２位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら（２４歳、１５８㎝、５８㎏）は２日目－３、トータル－６と伸ばし、７位上げて１１位タイに付けて来た。
小祝や確り伸ばし上げて魅せ
小祝や十位に迫り強さ魅せ
小祝や上位で通過期待させ
世界ランキング５４位で黄金世代をリードするひとり、ウエイトトレーニングで確り鍛えて飛ばし屋に変身し、これから米国女子ツアーに主戦場を移す勝みなみ（２４歳、１５７㎝）は２日目－１、トータル－６と少し伸ばしながらも、６位下がって１１位タイとなっている。
勝みなみ伸ばしながらも六位下げ
勝みなみ伸ばし足りずに六位下げ
勝みなみ上位で通過強さ魅せ
世界ランキング８７位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、飛ばし屋の藤田さいき（３７歳、１６８㎝、６８㎏）は２日目－５、トータル－５と大きく伸ばし、３２位も上げて１９位タイに付けて来た。
藤田さいき大きく伸ばし上げて魅せ
藤田さいき大きく上げて強さ魅せ
藤田さいき上位で通過強さ魅せ
世界ランキング１３９位で黄金世代をリードするひとり、モデル系の原英莉花（２４歳、１７３㎝、５８㎏）は２日目－３、トータル－４と伸ばし、１７位上げて２１位タイに付けて来た。
原英莉花確り伸ばし上げて魅せ
原英莉花確り上げて強さ魅せ
原英莉花上位に迫り期待させ
世界ランキング１１０位で９３期生をリードするひとり、岩井明愛（２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）は２日目－２、トータル－４と伸ばし、１０位上げて２１位タイに付けて来た。
岩井明愛確り上げて強さ魅せ
岩井明愛中位で通過意地を魅せ
岩井明愛上位に迫り期待させ
世界ランキング８３位で９３期生を代表し、既にレギュラーツアーでも２勝している岩井千怜（チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）、世界ランキング１４６位で９４期生をリードするひとり、昨シーズンはステップアップツアーで賞金女王に輝いた櫻井心那（ココナ、１９歳、１６６㎝、６２㎏）はともに２日目イーブン、トータル－４と伸ばせず、１１位下がって２１位タイとなっている。
それでも櫻井心那にとっては何らかの呪縛が解けて余裕を持っての予選通過となったから、好かった、好かった。ホッ。
これからの活躍に注目したい選手のひとりである。
世界ランキング４７位で９４期生を代表し、はんなり系の川﨑春花（１９歳、１５８㎝、５１㎏）は２日目－２、トータル－２と伸ばし、１６位上げて３５位タイに付けて来た。
川﨑やじわりと伸ばし上げて魅せ
川﨑や確り上げて強さ魅せ
川﨑や中位で通過意地を魅せ
世界ランキング１３７位で９４期生をリードするひとり、飛ばし屋の竹田麗央（リオ、１９歳、１６６㎝、６８㎏）は２日目＋１、トータル－２と少し落とし、１７位下がって３５位タイとなっている。
世界ランキング８９位で狭間世代をリードするひとり、アイドル系の菅沼菜々（２３歳、１５８㎝）、世界ランキング１１６位で実力派若手選手をリードするひとり、三ヶ島かな（２６歳、１６４㎝、５１㎏）は共に２日目イーブン、トータル－１と伸ばせず、６位下がって４４位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
そして、世界ランキング２７位で新世紀世代の国内組を代表し、昨シーズンは女王に輝いた山下美夢有（２１歳、１５０㎝、５２㎏）は２日目＋１、トータル－１と少し落とし、１３位下がって４４位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
以上で、４４位タイまでに入っていた５３名の選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング１０２位で黄金世代をリードするひとり、昨シーズン念願のツアー初優勝を達成して一皮むけた感のある高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）はトータルイーブンで５５位タイ、世界ランキング３４位で新世紀世代をリードするひとり、西郷（せご）どんこと西郷真央（２１歳、１５８㎝、５７㎏）はトータル＋１で６３位タイ、世界ランキング１２９位で黄金世代をリードするひとり、昨シーズン念願のツアー初優勝を達成した植竹希望（ノゾミ、２４歳、１７０㎝、６１㎏）はトータル＋２で７２位タイ、世界ランキング１０３位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、菊地絵理香（３４歳、１５７㎝、５２㎏）はトータル＋７で９３位タイ、世界ランキング１２４位で９４期生をリードするひとり、陸上で確り鍛えて飛ばし屋の佐藤心結（ミユ、１９歳、１６１㎝、５７㎏）はトータル＋１０で１０１位タイとなり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
また、世界ランキング９３位で実力派若手選手をリードするひとり、昨年この大会で優勝した堀琴音（２７歳、１６５㎝、５６㎏）は残念ながら途中棄権している。
