木曜日の午後から時差-7時間(サマータイム中。それ以外では-8時間)のオランダにある「ベルナルデュスゴルフ(7425ヤード、パー72)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「ダッチオープン(オランダ・オープン)」が4日間の日程で開催され、その第3日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は175万ユーロとなっており、1ユーロを約136円とすると約2億3800万円となり、国内男子ツアーに比べると倍ぐらいになる。
前半の2日間に亘る予選ラウンド終了時点で48位タイまでに入った65名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
日本人選手としては世界ランキング219位で旅人ゴルファーと呼ばれている川村昌弘(28歳、173㎝、72㎏)が出場しており、予選ラウンド終了時点でトータル-1まで伸ばして48位タイに付け、ぎりぎりで予選を通過している。
また、ゴルフと旅に付いて綴った人気のコラム、「いま僕はココにいます」は期待通り「Vol.141 オランダ篇」に更新されていた。
ひとつ前の大会が開催されたベルギーのアントワープから陸路、ドイツのデュッセルドルフを経て今回の開催地、オランダのセルトーヘンボスまでの339㎞をレンタカーでの移動で、2時間も掛からないぐらいだそうな。
距離的には東京から名古屋辺りまでと同じぐらいか!?
今回の会場は新しく、好く工夫されたコースで、これからツアーはメジャー大会の出場権を得る為に熱が入って来るらしい。
そんなこんなを楽しみながら、焦らずに目標に向かって孤軍奮闘している旅人を今週も応援したい。
川村やダッチオープン出場し
予選を通過決勝期待
さて、首位タイに立ったのは世界ランキング161位のビクトル・ペレス(フランス、29歳、196㎝)、世界ランキング158位のマット・ウォリス(イングランド、32歳、185㎝、85㎏)で、トータル-10まで伸ばしている。
ビクトル・ペレスは3日目6バーディー、3ボギーの-3と伸ばして4位上げて来た。
決勝ラウンドでは全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-7から出て、前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル-8と少し伸ばし、後半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-10と伸ばして強いところを見せている。
下っても上げ強さ魅すペレスかな
首位に立ち強さを見せるペレスかな
首位奪い強さを見せるペレスかな
マット・ウォリスは3日目4バーディー、2ボギーの-2と伸ばして2位上げて来た。
トータル-8から出て、前半では2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-8と伸ばせなかったが、後半に入ると2バーディーの-2、トータル-10と伸ばして強いところを見せている。
マットウォリス連日伸ばし首位奪い
マットウォリス後半伸ばし強さ魅せ
マットウォリス首位を奪って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング88位のライアン・フォックス(ニュージーランド、35歳、178㎝、98㎏)、世界ランキング167位のグイド・ミグリオッツィ(イタリア、25歳、180㎝)は共に3日目-2、トータル-9と伸ばし、2位上げて3位タイに付けて来た。
フォックスや連日上げて三位付け
フォックスや三位まで上げ強さ魅せ
ミグリオッツィ連日上げて三位付け
ミグリオッツィ三位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング169位のアレクサンデル・ビョーク(スウェーデン、31歳、185㎝、76㎏)は3日目-2、トータル-8と伸ばし、3位上げて7位タイに付けて来た。
下っても上げ強さ魅すビョークかな
決勝で上げ強さ魅すビョークかな
世界ランキング112位のアドリアン・メロンク(ポーランド、28歳、198㎝、90㎏)は3日目イーブン、トータル-8と伸ばせず、4位下がって7位タイとなっている。
世界ランキング202位のリカルド・ゴウベイア(ポルトガル、30歳、175㎝、85㎏)は3日目+2、トータル-8と落とし、6位下がって7位タイとなっている。
世界ランキング123位で新鋭のラスムス・ホイガールト(デンマーク、21歳、ニコライ・ホイガールトと双子)は3日目-2、トータル-5と伸ばし、15位上げて13位タイに付けて来た。
ラスムスや確り上げて強さ魅せ
ラスムスや下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング269位の李昊桐(リ・ハオトン、中国、26歳、183㎝、75㎏)は3日目+5、トータル-4と大きく落とし、14位下がって16位タイとなっている。
世界ランキング151位のJC・リッチー(南アフリカ、28歳、175㎝)は3日目-1、トータル-3と少し伸ばし、17位上げて22位タイに付けて来た。
リッチーや確り上げて強さ魅せ
リッチーや下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング36位のトーマス・ピーターズ(ベルギー、30歳、196㎝、85㎏)は3日目+1、トータル-3と少し落とし、3位下がって22位タイとなっている。
世界ランキング110位のダニエル・ファン・トンダー(南アフリカ、30歳、178㎝、104㎏)は3日目イーブン、トータル-2と維持し、11位上げて28位タイに付けて来た。
ファントンダー確り上げて強さ魅せ
ファントンダー下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング124位のヘニー・デュプレシ(南アフリカ、25歳)は3日目イーブン、トータル-1と維持し、11位上げて37位タイに付けて来た。
デュプレシや確り上げて強さ魅せ
デュプレシや下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング136位のシワン・キム(米国、33歳、188㎝、95㎏)は3日目+3、トータル-1と落とし、18位下がって37位タイとなっている。
川村昌弘は3日目3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル+1と落とし、1位下がって49位タイとなっている。
これをもう少し詳しく見ておくと、トータル-1から出て前半ではいきなり第1ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決めて取り返し、続く第5ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでバーディーを決めて取り返したので、結局イーブンで、トータル-1のまま後半へと繋いでいる。
後半に入って3ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでダブルボギーを叩き、続く第15ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、最後の第18ホールでバーディーを決めたので、結局後半では2打落とし、トータル+1となって最終日へと繋いでいる。
川村や耐えるゴルフで少し下げ
最後上昇期待するかも
川村や気持ち切り替え最終日
光るプレイを期待するかも
世界ランキング87位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア、36歳、188㎝、86kg)は3日目+3、トータル+2と落とし、3位下がって51位タイとなっている。
世界ランキング157位の呉阿順(ウ・アシュン、中国、36歳、183㎝、85㎏)は3日目+5、トータル+2と大きく落とし、23位も下がって51位タイとなっている。
そして、世界ランキング153位のエイドリアン・オタエギ(スペイン、29歳、183㎝、79㎏)は3日目+4、トータル+3と落とし、10位下がって58位タイとなっている。
嗚呼疲れた。
DOLFTVで米国女子ツアー、「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」のライブ中継を視ながらこれを書いていたら、決勝ラウンドに入って第4ラウンドで世界ランキング27位でプラチナ世代を代表する古江彩佳が17H2and1で勝ち、準々決勝に入って第11ホールを終えた時点で4つもリードされていた。
第13ホールを終えても3つリードされており、これはもう駄目だなあ、それでもここまでよく頑張った、ここで負けても5位タイにはなるわけか、なんて納得させようとしていたら、対戦相手の世界ランキング118位のジョディ・エワート(イングランド、34歳、165㎝)の様子が前半とは違う?
逆に古江彩佳の方は調子が上がって来て、第18ホールでとうとう追い着いてしまったではないか!?
そしてプレーオフの4ホール目で互いにTショットを曲げ、第2打では何方もカップまでまだ遠く、その遠いところを古江彩佳が決めて勝負あった!
これはもう流石としか言いようがなく、最終日まで楽しみは尽きない!?
古江彩佳後半リードされながら
じわじわ返し勝ち切ったかも
古江彩佳最後の最後逆転し
オヤジ寝不足覚悟するかも