sanso114の日記

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バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー第4日目、古江彩佳等の様子・・・R4.5.29②

 水曜日夜から時差-16時間(サマータイム中。それ以外では-17時間)の米国・ネバダ州にある「シャドークリーク・ゴルフクラブ(6777ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」が5日間の日程で開催され、その第4日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。

 

 或る記事によると賞金総額は150万ドルで、優勝賞金は22.5万ドルとなっているから、1ドルを約127円とするとそれぞれ約1億9100万円、約2860万円ぐらいになり、今週の国内女子ツアーと比べれば少し高いぐらいになる。

 

 米国女子ツアー唯一のマッチプレーで、予選ラウンドでは64名が4名ずつの16組に分かれ、3日間各組において総当たり戦を行って、それぞれのトップとなった16名が残り2日間の決勝トーナメントに駒を進めることが出来た。

 

 そしてこの2日間に亘る決勝トーナメントにおいて4戦勝抜けば優勝と言うことになる。

 

 日本人選手としては世界ランキング27位でプラチナ世代を代表し、海外のメジャー大会でも強いところを見せた安定が売りの古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)が出場しており、初日は苦しい展開の中、辛くも引き分けに持ち込み、安定した強さを見せている。

 

 そして第2日目はリードするか並ぶかと言った感じで有利に進めて確り勝ち、勝負は第3日目に持ち込まれた。

 

 その第3日目では勝つしか先に進めないところ、前半がっぷり四つのイーブンで、得意の後半で圧倒して見事勝ち抜けているのは流石ではないか!?

 

 なお、ライブ中継については何時も通り4日間に亘ってWOWOW、インターネット配信のGOLFTVによってたっぷり予定されているが、これまでのところあまり取り上げられていないようなので、そう言う意味でもこの後の活躍が待たれる。

 

        古江彩佳マッチプレーで目立たずに

        後の活躍期待するかも

 

 さて第4ラウンドにおいて、世界ランキング354位のティファニー・チャン(香港、28歳、160㎝)は世界ランキング118位のジョディ・エワート(・シャドフ)(イングランド、34歳、165㎝)と対戦して、ジョディ・エワートが15H4and3で勝っている。

 

 決勝ラウンドはトーナメントなので、負けた選手はこれで終わりとなる。

 

 なお、15H4and3の意味は、第15ホールを終えた時点で4upとなり、残りの3ホールでは相手が回復出来ないので負けと言うことになる。

 

 また、世界ランキング145位のポーラ・レト(南アフリカ、32歳、165㎝)は古江彩佳と対戦し、古江彩佳が17H2and1で勝っている。

 

 古江彩佳の戦い振りをもう少し詳しく見ておくと、第2、4ホールと取って2upとリードしたが、第7ホールで取られ、第9ホールで取り返して、結局2upで後半へと繋いでいる。

 

 後半に入っていきなり第10ホールで取られ、続く2ホールを分けた後、第14ホールで取り返したので、この時点で2upを維持しており、続く第15~17ホールと分けたので、ここでポーラ・レトの勝ち目は無くなった。

 

 これまではと違い、前半リードし、後半はそれを守っての勝利となっている。

 

 これで古江彩佳はベスト8に入り、次に負けても5位タイと言うことになった。

 

        古江彩佳前半リード強さ魅せ

        後の活躍期待膨らみ

 

        古江彩佳決勝初戦勝ち切って

        まだまだ先を見たくなるかも

 

 世界ランキング286位で新人のアライセン・カーパーズ(米国、24歳、175㎝)は世界ランキング123位のリリア・ヴ(米国、24歳、165㎝)と対戦して、リリア・ヴが15H4and3で勝っている。

 

 世界ランキング85位のジェニー・シン(韓国、29歳、165㎝)は世界ランキング132位のアニー・パーク(米国、27歳、175㎝)と対戦して、17H2and1で勝っている。

 

 世界ランキング69位のキャロライン・マッソン(ドイツ、33歳、173㎝)は世界ランキング108位のアンドレア・リー(米国、23歳、174㎝、64kg)と対戦して、アンドレア・リーが17H2and1で勝っている。

 

 世界ランキング228位のジェマ・ドライバーグ(スコットランド、28歳、165㎝)は世界ランキング53位のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ、27歳、155㎝)と対戦して、18H終了時点で引き分け、エキストラホール(延長戦)に入って4ホール目で勝っている。

 

 世界ランキング83位で先輩格のチ・ウンヒ(韓国、36歳、163㎝)は世界ランキング42位で有望新人のチェ・ヘジン(韓国、22歳、167㎝)と対戦して、17H2and1で勝っている。

 

 そして、世界ランキング162位のエマ・タリー(米国、28歳、168㎝)は世界ランキング29位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン、29歳、175㎝)と対戦して、マデリーン・サグストロムが16H4and2で勝っている。

 

 ここで勝ち残った8人が第5ラウンドの準々決勝へと駒を進めた。

 

 そして準々決勝において、ジェマ・ドライバーグはアンドレア・リーと対戦して、第18ホールを終えた時点では引き分けで、エキストラホールの2ホール目を取ったアンドレア・リーが勝ち上がった。

 

 古江彩佳はジョディ・エワートと対戦して、一時は4つリードされながらも、第18ホールを終えた時点で引き分けに持ち込んで、エキストラホールの4ホール目を取って見事逆転勝ちしている。

 

 古江彩佳の戦い振りをもう少し詳しく見ておくと、前半では第1、2ホールと連続して取られ、早くも暗雲が漂い始め、第3ホールを取り返したが、続く3ホールを分けた後、第7~9ホールと3連続で取られ、4つリードされた状態で前半を終えた。

 

 後半に入って2ホールは分けたのでまだ4つリードされており、第12ホールをとって、1つ空いて第14、15ホールと連続で取ったので1つリードされているところまで追い上げた。

 

 続く2ホールを分けて第18ホールも取り、ここで漸く引き分けに持ち込むことが出来た。

 

 その後、エキストラホールの3ホールは分け、4ホール目を取って、最終日へと望みを繋ぐことが出来た。

 

 この戦い振りは素晴らしく、解説者が何を言っているのかは分からなかったが、何回も古江彩佳の名前を口にしていることだけは分かった。

 

 古江彩佳が言うには、緊張はしなかったが、大きくリードされているから、終盤ミスをするわけには行かず、頭をフル回転した所為か、頭が疲れたそうな。

 

 

        古江彩佳大逆転で勝ち上がり

        最終日まで期待膨らみ

 

        古江彩佳大きくリード奪われて

        頭使って勝ち切ったかも

 

 それから、ジェニー・シンはリリア・ヴと対戦して、第18ホール終了時点では引き分け、エキストラホールの2ホール目でリリア・ヴが勝負を決めた。

 

 マデリーン・サグストロムはチ・ウンヒと対戦して、チ・ウンヒが12H7and6と圧勝している。

 

 ここに勝ち残った選手は4位タイには入ることが出来、第6ラウンドの準決勝で古江彩佳はリリア・ヴと明日の0時45分頃から対戦することになっている。