今日行われるスポーツの内、楽しみにしていたひとつが大阪で行われる大阪国際女子マラソンである。
新型コロナウイルス感染症の影響でこの大会も何時もとは違い、御堂筋を走ったり、大阪城を横目に見て走ったりは出来ないが、長居公園の周回路(1周約2.8㎞)を使い、約15周するレースとして行われた。
或る意味高名な男子マラソン選手、川内優輝を中心とする3名の男性ペースメーカーがリードするより管理されたマラソンとなっていた。
そんな中、一山麻緒は14㎞辺り、3分の1を走ったり辺りから単独トップに抜け出し、以後ずっと独走となった。
それを支えるのがペースメーカーで後半ペースが落ちがちになっても何度か上げ、最後まで何とか崩れずに走れたのも彼等のお陰と言って好いだろう。
因みに一山麻緒には3人のペースメーカーの内、2人が競技場の入り口まで付いた。
単独2位となった前田穂南にはもう1人のペースメーカーが最後まで付いていた。
結果、一山麻緒は早い時点で日本記録は無理だと分かったものの、2003年に野口みずきが出した大会記録の2時間21分18秒を上回る2時間21分10秒を出すことが出来た。
一山麻緒は残念がり、悔しがっていたが、そのエネルギーが今後に続くことを期待したい。
今回はともかくよく頑張ったし、おめでとうで好いように思われる。
一山や大会記録出して魅せ
一山や悔しさバネに次期待
また前田穂南も誇りを持って大きくは崩れず、2時間23分30秒の自己記録を出している。
他の何人かも自己記録を出しているので、先ずは上手く行ったと喜びたい。
前田穂南自己記録出し意地を魅せ
ところで、この長居公園の周回路は私にとっても思い出深いところである。
高校生3年生の時、例年耐寒マラソンで使われていた寝屋川の堤防がたまたま工事か何かで使えなくなり、急遽長居公園を走ることになったのである。
マラソンと言っても10㎞ほどであるから、このコースを3周か4周走って覚えがある。
まあ軟な学校であったから、女子2周、男子3周と言ったところであったのかも知れない。
ともかく1周走りだけでアップアップな私達にとっては、同じところを回る安心感、それに同じところで声を掛けて貰えて励みになったものである。
今回はそれに自分以上に確り走れるペースメーカーがきっと大きな影響を与えたことであろう。