6月8日(木)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のスウェーデン・ストックホルムにある「ウルナG&CC(6819ヤード、パー72)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)と欧州女子ツアーが共催する男女混合競技、「ボルボ・カー・スカンジナビア・ミックス」が4日間の日程で開催され、その初日が終わっている。
既に第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が始まっているが、ここでは初日の様子に付いて触れておく。
公式サイトによると賞金総額は200万ドルとなっており、1ドルを約140円とすれば、これは約2億8000万円となる。
なお、男女での違いはティーの位置、つまり距離ぐらいで、後は同じように競い合い、昨年は世界ランキング22位(以下、女子に付いては同様に下線を付すことにする)のリン・グラント(スウェーデン、23歳)がぶっちぎりで優勝している。
日本人選手としては世界ランキング174位で積極的に海外ツアーにチャレンジして一定の成果を出している新鋭の久常涼(20歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング286位で長期に亘りこのツアーのシード権を維持している旅人ゴルファーの川村昌弘(29歳、172㎝、72㎏)、世界ランキング707位の識西(オニシ)諭里(ユリ、26歳、166㎝)が出場している。
また世界ランキング205位で日系のモモカ・コボリ(小堀桃花、24歳、160㎝)も出場しているので、ちょっと気になっている。
なお、川村昌弘に付いては、ゴルフ、旅程、交流、食事等に関して写真を添えて綴られた人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Vol.169 スウェーデン編」に更新されていた。
街やゴルフ場の様子、この大会の形式等の他、ホットな話題として高額賞金ツアーのリブ・ゴルフとPGAツアー、DPワールドツアーの歩み寄りに付いても触れられていた。
川村やスカンジナビア旅をして
男女混合競り合うのかも
首位タイに立ったのは世界ランキング108位のヤニク・ポール(ドイツ、29歳)、世界ランキング354位のニコラス・ノーゴミュラー(デンマーク、31歳)で、トータル-7と爆発的に伸ばしている。
ヤニク・ポールは初日8バーディー、1ボギーであった。
初日はインスタート(第10ホールから)で、前半では2バーディー、1ボギーの-1と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して、6バーディーの-6、トータル-7と大きく伸ばしている。
ヤニクポール爆発魅せて首位に立ち
ヤニクポール後半加速首位に立ち
ヤニクポール首位発進で力魅せ
ニコラス・ノーゴミュラーは初日1イーグル、6バーディー、1ボギーの-7であった。
初日はインスタートで、前半ではいきなり4バーディーの-4と確り伸ばし、後半に入ってからも1イーグル、2バーディー、1ボギーの-3、トータル-7と順調に伸ばしている。
ノーゴミュラー爆発魅せて首位に立ち
ノーゴミュラー首位発進で力魅せ
3位タイに付けているのは世界ランキング275位のルイス・デ・ジャガー(南アフリカ、36歳)、世界ランキング308位のデール・ウィットネル(イングランド、34歳、180㎝)、世界ランキング366位のフレデリック・ラクロワ(フランス、28歳)世界ランキング425位のトリチャット・チェーングラブ(タイ、27歳、160㎝、63㎏)で、トータル-6まで伸ばした。
ルイス・デ・ジャガーは初日8バーディー、2ボギーの-6であった。
初日はインスタートで前半では4バーディー、1ボギーの-3と伸ばし、後半に入ってからも4バーディー、1ボギーの-3、トータル-6と順調に伸ばしている。
デジャガーや大きく伸ばし三位付け
デジャガーや三位発進力魅せ
デール・ウィットネルは初日1イーグル、4バーディーの-6であった。
初日はインスタートで、前半では2バーディーの-2と伸ばし、後半に入ってからは加速して、1イーグル、2バーディーの-4、トータル-6と確り伸ばしている。
ウィットネル大きく伸ばし三位付け
ウィットネル後半加速三位付け
ウィットネル三位発進力魅せ
初日はアウトスタート(第1ホールから)で、前半ではいきなり4バーディーの-4と確り伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-6と伸ばしている。
ラクロワや大きく伸ばし三位付け
ラクロワや三位発進力魅せ
トリチャット・チェーングラブは初日7バーディー、1ボギーの-6であった。
初日はインスタートで、前半ではいきなり4バーディーの-4と確り伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-6と伸ばしている。
チェーングラブ大きく伸ばし三位付け
チェーングラブスタートダッシュ三位付け
チェーングラブ三位発進力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング177位のリッチー・ラムゼー(スコットランド、39歳)、世界ランキング146位のオリビア・コ―ワン(ドイツ、27歳、170㎝)は共に初日-4まで伸ばして11位タイに付けている。
世界ランキング135位のアントワヌ・ロズネル(フランス、30歳)、世界ランキング196位のポール・ウェアリング(イングランド、38歳)は共に初日-3まで伸ばして18位タイに付けている。
そして、川村昌弘、世界ランキング99位のカルム・シンクウィン(イングランド、30歳、180㎝、82㎏)、世界ランキング114位のアレクサンデル・ビョーク(スウェーデン、33歳)、世界ランキング179位のリチャード・マンセル(イングランド、28歳)、世界ランキング184位のザンダー・ロンバード(南アフリカ、28歳)、世界ランキング90位のアナ・ペラエス・トリビノ(スペイン、25歳)、世界ランキング127位のカロリン・ヘドウォール(スウェーデン、34歳、170㎝)は7人共初日-2まで伸ばして29位タイに付けている。
川村昌弘は初日4バーディー、2ボギーの-2であった。
初日はインスタートで、前半では2バーディー、1ボギーの-1と少し伸ばし、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-2と順調に伸ばしている。
川村やじわじわ伸ばし中位付け
川村や中位発進意地を魅せ
川村や中位発進期待させ
世界ランキング97いのロバート・マッキンタイア(スコットランド、26歳)、世界ランキング139位のウエン・ファーガソン(スコットランド、26歳m、180㎝)、世界ランキング155位のセバスティアン・ソダーバーグ(スウェーデン、32歳)は3人共初日-1と少し伸ばしながらも49位タイと少し出遅れている。
世界ランキング163位のマキシミリアン・キーファー(ドイツ、32歳)、世界ランキング22位のリン・グラント(スウェーデン、23歳)、世界ランキング28位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン、30歳、175㎝)は3人共初日イーブンと伸ばせず、67位タイと出遅れている。
世界ランキング129位のホルヘ・カンピーヨ(スペイン、37歳)は初日+1と少し落として89位タイと出遅れている。
そして、久常涼、世界ランキング64位のアレククサンデル・ノーレン(スウェーデン、40歳、180㎝、75㎏)、世界ランキング140位のオリバー・ベッケル(南アフリカ、38歳、188㎝、90㎏)は3人共初日+2まで落として104位タイと大きく出遅れている。
久常涼は初日インスタートで、前半では1バーディー、1ボギーのイーブンと維持したが、後半に入ってからは1バーディー、3ボギーの+2、トータル+2と落としている。
久常涼後半落とし出遅れて
後の爆発期待するかも
久常涼耐えるゴルフで出遅れて
後の奮起に期待するかも
世界ランキング93位のアドリア・アルナウス(スペイン、28歳)、世界ランキング178位のマークス・ヘリグキレ(デンマーク、26歳)はともに+3まで落として116位タイと大きく出遅れている。
そして識西諭里は初日2バーディー、6ボギーの+4と落として127位タイと大きく出遅れている。
初日はインスタートで前半では1バーディー、3ボギーの+2と落とし、後半に入ってからも1バーディー、3ボギーの+2、トータル+4と落とした。
識西諭里じわじわ落とし出遅れて
何とか通過期待するかも
また、モモカ・コボリ、世界ランキング200位のグラント・フォレスト(スコットランド、29歳)は共に初日+5と大きく落として135位タイと大きく出遅れている。