2月3日(金)の1時半から時差-17時間の米国・カルフォルニア州にある「①スパイグラスヒルGC(7041ヤード、パー72)、②モントレーペニンシュラCCショアコース(6934ヤード、パー72)、③ペブルビーチ・ゴルフリンクス(6972ヤード、パー72)」の3つのコースを使って米国男子ツアー、「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」が4日間の日程で開催され、その第3ラウンド、すなわち予選ラウンドの最終ラウンドが終わっている。
第3日目が強風の為の中断があり、結局第3ラウンドの全ては消化出来ないままサスペンデッドとなって、第4日目、本来の最終日に第3ラウンドを漸く終えたが、予定していた第4ラウンド、すなわち決勝ラウンドは全ては消化出来ないままサスペンデッドとなっている。
ここでは第3ラウンドの様子に付いて触れておく。
予選ラウンドは初日からの3日間に亘って3ラウンドに設定され、全員が3つのコースを回ることになっており、ここを通過した選手が最終日1日の決勝ラウンドをコース③で行うことになっている。
決勝ラウンドに付いては第5日目まで延長してこの後行われることになった。
公式サイトによると賞金総額は900万ドルとなっており、1ドルを約132.15円とすると、これは約11億8935万円となる。
優勝賞金に付いては昨年実績が156.6万ドルで、これは約2億695万円であった。
日本人選手としては世界ランキング303位で米国男子ツアーのシード権復活を目指している小平智(33歳、173㎝、68㎏)が出場しており、第2ラウンドを終えた時点ではトータル-7まで伸ばして首位と2打差の6位タイに付けている。
下から積み上げてしがみ付き、粘る力を見せたいと言う小平智の奮闘振りに注目していたら、これはひょっとしたらひょっとしたりして・・・。
なんて一気に期待が膨らんで来たが、第3日目を終えた段階ではCUTラインより下の70位台まで一気に下がっているではないか!?
どうやらえらい強風に悩まされたらしい。
そこをどうしがみ付いて見せてくれるのか、ちょっと期待してみたい。
小平や上がった後は急下降
気持ちを揺らすプレイなのかも
それからライブ中継であるが、インターネットの動画配信サイトUーNEXTとCS放送のゴルフネットワークで4日間に亘って放送される予定で、後半2日間はBS放送のJapanextが加わる予定である。
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング71位のジャスティン・ローズ(イングランド、42歳、191㎝、88㎏)で、第3ラウンド1イーグル、5バーディー、1ボギーの-6、トータル-12と大きく伸ばして10位上げて来た。
第3ラウンドはコース②のアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-6からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-7と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して、1イーグル、3バーディーの-5、トータル-12と大きく伸ばしている。
ジャスティンや大きく伸ばし上げて魅せ
上げ続け強さを魅せるローズかな
首位奪い強さを魅せるローズかな
2位タイに付けているのは世界ランキング318位のピーター・マルナティ(35歳、178㎝、72㎏)、世界ランキング43位で日系のカート・キタヤマ(30歳、170㎝、77㎏)で、トータル-11まで伸ばして来た。
ピーター・マルナティは第3ラウンド7バーディー、2ボギーの-5と大きく伸ばして9位上げて来た。
第3ラウンドはコース②のインスタート(第10ホールから)で、トータル-6からスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-9と伸ばし、後半に入ってからも4バーディー、2ボギーの-2、トータル-11と順調に伸ばしている。
マルナティや大きく伸ばし上げて魅せ
マルナティやぐんぐん上げて二位に付け
マルナティや二位まで上げて期待させ
カート・キタヤマは第3ラウンド4バーディー、2ボギーの-2と伸ばしながらも1位下がっている。
第3ラウンドはコース①のアウトスタートでトータル-9からスタートして、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-9と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して、3バーディー、1ボギーの-2、トータル-11と伸ばしている。
キタヤマや伸ばしながらも一位下げ
キタヤマや伸ばし足りずに首位を落ち
キタヤマや二位で通過し強さ魅せ
単独4位に付けているのは世界ランキング65位のキース・ミッチェル(米国、31歳、185㎝、84㎏)で、第3ラウンド4バーディー、2ボギーの-2、トータル-10と伸ばしながらも2位下がっている。
第3ラウンドはコース③のアウトスタートでトータル-8からスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-11と伸ばしているが、後半に入ってからは1バーディー、2ボギーの+1、トータル-10と少し落としている。
ミッチェルや伸ばしながらも二位下がり
ミッチェルや伸ばし足りずに二位下がり
ミッチェルや四位で通過強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング11位のビクトル・ホブラン(ノルウェー、25歳、178㎝、75㎏)は第3ラウンド-3、トータル-9と伸ばし、6位上げて5位タイに付けて来た。
ホブランや確り伸ばし上げて魅せ
ホブランやぐんぐん上げて強さ魅せ
ホブランや五位まで上げて強さ魅せ
世界ランキング197位のブランドン・ウ(米国、25歳、183㎝、77㎏)、世界ランキング217位のジョセフ・ブラムレット(米国、34歳、188㎝、82㎏)、世界ランキング420位のハンク・レビオダ(米国、29歳、180㎝、82㎏)は3人共第3ラウンド-1、トータル-9と少し伸ばしながらも、3位下がって5位タイとなっている。
ブランドンウ伸ばしながらも三位下げ
ブランドンウ伸ばし足りずに三位下げ
ブランドンウ五位で通過し力魅せ
ブラムレット伸ばしながらも三位下げ
ブラムレット伸ばし足りずに三位下げ
ブラムレット五位で通過し力魅せ
レビオダや伸ばしながらも三位下げ
レビオダや伸ばし足りずに三位下げ
レビオダや五位で通過し期待させ
世界ランキング84位のデニー・マッカーシー(米国、29歳、175㎝、75㎏)は第3ラウンドイーブン、トータル-6と伸ばせず、7位下がって18位タイとなっている。
世界ランキング28位のシェームス・パワー(アイルランド、35歳、191㎝、91㎏)、世界ランキング55位のスコット・ストーリングス(米国、37歳、183㎝、88㎏)は共に第3ラウンド+1、トータル-6と少し落とし、12位下がって18位タイとなっている。
世界ランキング32位のケビン・キスナー(米国、38歳、178㎝、75㎏)は第3ラウンド-5、トータル-3と大きく伸ばし、65位も上げて43位タイに付けて来た。
キスナーや大きく伸ばし上げて魅せ
キスナーや大きく上げて強さ魅せ
キスナーや余裕の通過意地を魅せ
世界ランキング58位のディーン・バーメスター(南アフリカ、33歳、180㎝、76㎏)は第2ラウンド+2、トータル-3と落とし、21位も下がって43位タイとなっている。
世界ランキング89位のジェル・ダーメン(米国、35歳、180㎝、80㎏)は第3ラウンドイーブン、トータル-2と維持し、50位タイを維持している。
ダーメンやスコア維持して順位維持
ダーメンや順位維持して意地を魅せ
ダーメンや大きく上げて期待させ
世界ランキング81位のトーマス・デトリー(ベルギー、30歳、188㎝、70㎏)は第3ラウンド+1、トータル-2と少し落とし、15位下がって50位タイとなっている。
そして小平智は第3ラウンド3バーディー、2ボギー、3ダブルボギーの+5、トータル-2と大きく落とし、44位も下がって50位タイとなっている。
第3ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくとコース②のアウトスタートで、トータル-7からスタートし、前半では第2ホールでボギーを叩いたが、空かさず第3ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く3ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでダブルボギーを叩いたので、結局2打落とし、トータル-5として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでダブルボギーを叩き、1つ空いて第12ホールでもダブルボギーを叩き、続く第13ホールでボギーを叩いたので、この時点で更に5打落とし、トータルイーブンまで落としており、これはもう予選落ちかと諦め掛けた。
この辺り強風に悩まされていたようである。
しかしここで諦めず、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでバーディーを決め、1つ空いて第18ホールでもバーディーを決めたので、結局2打回復し、トータル-2で決勝ラウンドへと繋いでいる。
まさに諦めず、しがみ付く大切さを見せてくれるような内容ではないか!?
小平や風に吹かれて崩れても
諦めないで通過したかも
小平や大崩れしたその後で
何とか戻し通過したかも
世界ランキング29位のトム・ホーグ(米国、33歳、185㎝、79㎏)は第3ラウンド+2、トータル-1と落とし、24位も下がって59位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
そして世界ランキング16位で元世界ランキング1位、復調しつつあるジョーダン・スピース(米国、29歳、185㎝、79㎏)は第3ラウンド+3、トータル-1と落とし、31位も下がって59位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
以上で、59位タイまでに入っていた75名の選手が第4ラウンドの決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング77位のマット・クーチャー(米国、44歳、193㎝、88㎏)はトータル+1で88位タイ、世界ランキング10位の欧米両方で存在感を示しているマシュー・フィッツパトリック(イングランド、28歳、178㎝、70㎏)、世界ランキング70位のデービス・ライリー(米国、26歳、183㎝、79㎏)は共にトータル+2で98位タイ、世界ランキング64位のアンドリュー・パットナム(米国、34歳、185㎝、77㎏)はトータル+4で115位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
なお、世界ランキング60位のマーベリック・マクネリ(米国、27歳、185㎝、77㎏)は残念ながら途中棄権している。