木曜日の朝から愛媛県にある「エリエールゴルフクラブ松山（６５７５ヤード、パー７１）」において国内女子ツアー、「第41回大王製紙エリエールレディスオープン」が４日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
公式サイトによると、賞金総額は１億円、優勝賞金は１８００万円で、前半２日間に亘る予選ラウンド終了時に５０位タイまでに入っている選手が後半２日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進められる予定となっている。
このツアーでの注目ポイントは若手有望選手の台頭と、それに刺激を受け、引っ張られるように調子を上げて来た実力派中堅・ベテラン選手の健闘であろうか！？
ともかく、実力派外国人選手があまり目立たなくなっているのが嬉しい。
先日のように米国女子ツアーメンバーが大挙押し寄せて来ても、何とか勝負になっているから、そりゃ毎回見応えがあるはずである。
今回も目玉のひとつとして、世界ランキング４３４位でスーパーアマチュアの馬場咲希（１７歳、１７５㎝）が出場することがある！？
なお、ライブ中継であるが、テレビではＣＳ放送の日テレジータスで金曜日の午前、午後、および土曜日、日曜日の午前にそれぞれ２時間程度予定されている。
有料でもたっぷり視たい向きにはインターネットの動画配信サイトのＧＯＬＦＴＶ、ＤＡＺＮ、Ｕ－ＮＥＸＴで予定されている。
国内の女子のツアーは幅広い
世代の選手競り合うのかも
国内の女子のツアーは海外の
選手に伍する力あるかも
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング１４０位で実力派中堅選手のひとり、人一倍練習熱心でパット巧者の鈴木愛（２８歳、１５５㎝）で、２日目７バーディー、１ボギーの－６、トータル－１１と大きく伸ばし、４位上げて来た。
２日目はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－５からスタートして、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－７と伸ばし、後半に入ってからは加速して、４バーディーの－４、トータル－１１と確り伸ばしている。
鈴木愛大きく伸ばし首位に立ち
鈴木愛後半加速首位に立ち
鈴木愛首位まで上げて強さ魅せ
２位タイに付けているのは世界ランキング１０９位で実力派ベテラン選手のひとり、結構飛ばし屋の藤田さいき（３６歳、１６８㎝、６７㎏）、世界ランキング２７９位で昨年の６月に２０２０年度の最終プロテストに合格した９３期生、実力派若手外国人選手のひとりのリ・ハナ（韓国、２１歳、１５６㎝、５３㎏）で、共に２日目－６、トータル－１０と大きく伸ばして７位上げて来た。
藤田さいきは２日目７バーディー、１ボギーの－６であった。
２日目はアウトスタートでトータル－４からスタートして、前半では５バーディー、１ボギーの－４、トータル－８と伸ばし、後半に入ってからも、２バーディーの－２、トータル－１０と伸ばしている。
藤田さいき大きく伸ばし上げて魅せ
藤田さいき確り上げて二位に付け
藤田さいき二位まで上げて強さ魅せ
リ・ハナは２日目６バーディーの－６と大きく伸ばして７位上げて来た。
２日目はインスタート（第１０ホールから）で、トータル－４からスタートして、前半では３バーディーの－３、トータル－７と伸ばし、後半に入ってからも３バーディーの－３、トータル－１０と順調に伸ばしている。
確りと上げ力魅すリハナかな
二位に上げ力を魅せるリハかな
二位に上げ期待をさせるリハナかな
４位タイに付けているのは世界ランキング１９６位の笠りつ子（３５歳、１６０㎝、５８㎏）、世界ランキング８０位で実力派若手選手のひとり、長期に亘る不振から昨年復調して念願の国内女子ツアー初優勝を果たして今年２勝目を上げた堀琴音（２６歳、１６５㎝、５６㎏）、世界ランキング１３０位で９３期生をリードするひとり、昨年プロ入りしてほどなくステップアップツアーで優勝した岩井明愛(アキエ、２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉)で、トータル－９まで伸ばしている。
笠りつ子は２日目８バーディー、１ボギーの－７と爆発的に伸ばして２３位も上げて来た。
２日目はアウトスタートでトータル－２からスタートして、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－４と伸ばし、後半に入ってからは加速して、５バーディーの－５、トータル－９と大きく伸ばしている。
笠りつ子爆発魅せて四位付け
笠りつ子後半加速四位付け
笠りつ子四位まで上げ強さ魅せ
堀琴音は２日目６バーディー、１ボギーの－５と大きく伸ばして５位上げて来た。
２日目はアウトスタートでトータル－４からスタートし、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－６と伸ばし、後半に入ってからも３バーディーの－３、トータル－９と順調に伸ばしている。
堀琴音大きく伸ばし上げて魅せ
堀琴音四位まで上げ強さ魅せ
堀琴音四位まで上げ期待させ
岩井明愛は２日目４バーディー、２ボギーの－２と伸ばしながらも３位下がっている。
２日目はアウトスタートでトータル－７からスタートして、前半では２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－７と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して、２バーディーの－２、トータル－９と伸ばしている。
岩井明愛伸ばしながらも三位下げ
岩井明愛伸ばし足りずに三位下げ
岩井明愛四位で通過強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１１６位で実力派ベテラン選手のひとり、疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香（３４歳、１５７㎝、５２㎏）は２日目－７、トータル－８と爆発的に伸ばし、３６位も上げて７位タイに付けて来た。
菊地絵理香爆発魅せて七位付け
菊地絵理香大きく上げて強さ魅せ
菊地絵理香七位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング１７６位で実力派若手選手のひとり、野澤真央（２５歳、１６８㎝、５８㎏）は２日目－１、トータル－７と少し伸ばしながらも、７位下がって９位タイとなっている。
野澤真央伸ばしながらも七位下げ
野澤真央伸ばし足りずに七位下げ
野澤真央九位で通過強さ魅せ
世界ランキング１５９位で昨年の１１月に２０２１年度の最終プロテストに合格した９４期生をリードするひとり、ステップアップツアーで５勝して賞金女王となった櫻井心那（１８歳、１６６㎝、６２㎏）は２日目－５、トータル－６と大きく伸ばし、３２位も上げて１１位タイに付けて来た。
おっ、いよいよレギュラーツアーでも実力の片鱗を見せて来たか！？
なんて言わなくても、既に２位タイにはなっているね。
落ち着けば不思議でも何でもないような実力者なんだろうなあ。
櫻井や大きく伸ばし上げて魅せ
櫻井や大きく上げて強さ魅せ
櫻井や上位で通過強さ魅せ
世界ランキング４３４位で国内女子ツアーでも一定の成果を見せて来たスーパーアマチュアの馬場咲希（１７歳、１７５㎝）は２日目－３、トータル－５と伸ばし、１４位上げて１３位タイに付けて来た。
この選手も落ち着けばこれぐらいは普通の実力者なんだろうなあ。
馬場咲希や確り伸ばし上げて魅せ
馬場咲希や確り上げて力魅せ
馬場咲や上位で通過力魅せ
世界ランキング６０位で黄金世代をリードするひとり、ウエイトトレーニングによって飛ばし屋に変身して来年から米国女子ツアー本格参戦を目指している勝みなみ（２４歳、１５７㎝）は２日目－２、トータル－５と伸ばし、１位上げて１３位タイに付けて来た。
勝みなみじわりと伸ばし上げて魅せ
勝みなみ上位で通過強さ魅せ
勝みなみ上位で通過期待させ
世界ランキング４６位で９４期生を代表し、今年ステップアップツアーで優勝したかと思うとその翌週には国内女子ツアーでも優勝して更に暫らくして２勝目も上げたあどけなさの残るはんなり系で人気の高い川﨑春花（１９歳、１５８㎝、５１㎏）、世界ランキング７１位で実力派ベテラン選手を代表し、海外のツアーでも強いところを見せて来た上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）は共に２日目－２、トータル－４と伸ばし、７位上げて２０位タイに付けて来た。
川﨑やじわりと伸ばし上げて魅せ
川﨑や確り上げて強さ魅せ
川﨑や上位で通過強さ魅せ
上田桃子じわりと伸ばし上げて魅せ
上田桃子確り上げて強さ魅せ
上田桃子上位で通過強さ魅せ
世界ランキング４５位でプラチナ世代の国内組を代表し、来年からの米国女子ツアー本格参戦を目指している西村優菜（２２歳、１５０㎝未満、５０㎏）、世界ランキング６７位でプラチナ世代をリードするひとり、ファッションやコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利（２２歳、１５８㎝、５８㎏）は共に２日目－１、トータル－４と少し伸ばしながらも、６位下がって２０位タイとなっている。
西村優菜伸ばしながらも六位下げ
西村優菜伸ばし足りずに六位下げ
西村優菜上位で通過強さ魅せ
吉田優利伸ばしながらも六位下げ
吉田優利伸ばし足りずに六位下げ
吉田優利上位で通過強さ魅せ
世界ランキング２４位で新世紀世代をリードするひとり、同世代のライバル達の活躍に刺激を受けて調子を上げてから好調を維持して見事今シーズンの女王に輝いた山下美夢有（２１歳、１５０㎝、５２㎏）、世界ランキング９７位で９４期生のトップ合格者、既に国内女子ツアーで初優勝を成し遂げている尾関彩美悠(アミユ、１９歳、１５８㎝、５０㎏)は共に２日目－２、トータル－３と伸ばし、１６位上げて２７位タイに付けて来た。
山下やじわりと伸ばし上げて魅せ
山下や確り上げて強さ魅せ
山下や中位で通過意地を魅せ
尾関彩美悠じわりと伸ばし上げて魅せ
尾関彩美悠確り上げて強さ魅せ
尾関彩美悠中位で通過意地を魅せ
世界ランキング１２０位で実力派若手選手のひとり、はんなり系で人気の高い三ヶ島かな（２６歳、１６４㎝、６１㎏）は２日目－４、トータル－２と伸ばし、４２位も上げて３４位タイに付けて来た。
三ヶ島かな確り伸ばし上げて魅せ
三ヶ島かな大きく上げて強さ魅せ
三ヶ島かな中位で通過意地を魅せ
世界ランキング７９位で９３期生を代表し、昨年は逸早くステップアップツアーで優勝して今年は国内女子ツアーで初優勝したかと思うと連勝までした岩井千怜（チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）は２日目イーブン、トータル－２と伸ばせず、７位下がって３４位タイとなっている。
世界ランキング１１２位で実力派中堅外国人選手のひとり、ペ・ソンウ（韓国、２８歳、１６６㎝、５９㎏）は２日目－２、トータル－１と伸ばし、２７位も上げて４２位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
ペソンウやじわりと伸ばし上げて魅せ
ペソンウや大きく上げて強さ魅せ
ペソンウや何とか通過意地を魅せ
そして世界ランキング１０５位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を果たした植竹希望(ノゾミ、２４歳、１７０㎝、５９㎏)は２日目＋１、トータル－１と少し落とし、１５位下がって４２位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
以上で、４２位タイまでに入っていた５２名の選手が後半２日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング２５位で新世紀世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を果たしたかと思うと瞬く間に５勝まで積み重ねた西郷（せご）どんこと西郷真央（２１歳、１５８㎝、５７㎏）、世界ランキング３０位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで昨シーズンの賞金女王に輝いた稲見萌寧（モネ、２３歳、１６６㎝、５８㎏）、世界ランキング１０７位で実力派中堅選手のひとり、広い交友関係を持った優しいお姉さん格の青木瀬令奈（２９歳、１５３㎝、５０㎏）、世界ランキング１４７位で実力派ベテラン外国人選手のひとり、全美貞（ジョン・ミジョン、韓国、４０歳、１７５㎝、６８㎏）は４人共トータルイーブンで５３位タイ、世界ランキング６４位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている不思議ちゃん振りで人気の高い小祝さくら（２４歳、１５８㎝、５８㎏）はトータル＋１で６５位タイ、世界ランキング８２位で狭間世代をリードするひとり、初優勝が待たれるナチュラル系で人気の高い菅沼菜々(２２歳、１５８㎝)はトータル＋２で７２位タイ、世界ランキング９０位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を成し遂げた高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）、世界ランキング１００位で９４期生をリードするひとり、陸上で鍛えた飛ばし屋の佐藤心結（ミユ、１９歳、１６１㎝、５７㎏）は共にトータル＋４で８１位タイとなって、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
普段ならば上位争いしていそうな実力派選手が何人も落ちているので、この後の展開は一体どうなるのであろうか！？
何時もと違って、何だか楽しみになって来たなあ。
