木曜日朝から滋賀県にある「瀬田ゴルフコース北コース(６６１６ヤード､パー７２)」において、日米両ツアーの選手が出場する全米女子プロゴルフ協会公式戦、「ＴＯＴＯジャパンクラシック」が４日間の日程で開催され、その第３日目が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は２００万ドル、優勝賞金は３０万ドルとなっており、１ドルを約１４６．６円とすると、それぞれ２億９３００万円、約４３４０万円となる。
また、出場選手は７８名で、予選落ちが無い大会となっている。
なおライブ中継としては、公式サイトによると、テレビで全国的に視られるものとしてはＣＳ放送のゴルフネットワークが午前、ＣＳ放送のＧＡＯＲＡが午後の放送を担当し、土日の午後には地上波のTＢＳ系列で放送される予定となっている。
また、インターネットでは午後に無料配信される予定となっている。
さて、単独で首位を維持しているのは世界ランキング８５位で実力派ベテラン選手のひとり、海外ツアーでも強いところを見せて来た上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）で、３日目７バーディー、３ボギーの－４、トータル－１４と伸ばしている。
３日目はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－１０からスタートして、前半では２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－１０と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して、５バーディー、１ボギーの－４、トータル－１４と確り伸ばしている。
今日も米国女子ツアーを主戦場とする猛者等に追い上げられながらも、後半に伸ばして単独首位を維持し、海外ツアーでの強さが窺えるプレイ振りではないか！？
上田桃子確り伸ばし首位を維持
上田桃子後半加速首位を維持
上田桃子首位維持続け強さ魅せ
単独２位に付けているのは世界ランキング１９９位のジェマ・ドライバーグ(スコットランド、２９歳、１６５㎝)で、３日目８バーディー、１ボギーの－７、トータル－１３と爆発的に伸ばして６位上げて来た。
３日目はアウトスタートでトータル－６からスタートして、前半では４バーディー、１ボギーの－３、トータル－９と伸ばし、後半に入ってからも第１０ホールから４連続でバーディーを決めて－４、トータル－１３と順調に伸ばしている。
ドライバーグ爆発魅せて二位に付け
ドライバーグぐんぐん上げて二位に付け
ドライバーグ二位まで上げて力魅せ
単独３位に付けているのは世界ランキング３１位で新世紀世代をリードするひとり、同世代の活躍に刺激を受けてから好調を維持している山下美夢有（２１歳、１５０㎝、５２㎏）で、３日目５バーディー、２ボギーの－３、トータル－１２と伸ばしながらも１位下がっている。
３日目はアウトスタートで、トータル－９からスタートして、前半では１バーディーの－１、トータル－１０と少し伸ばし、後半に入ってからも４バーディー、２ボギーの－２、トータル－１２と順調に伸ばしている。
少し下がりはしたが、まだ首位争いも期待出来そうなところにいるのは流石ではないか！？
山下や伸ばしながらも一位下げ
山下や伸ばし足りずに一位下げ
山下や三位止まり強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング３７位で欧州女子ツアーでの活躍で気に止まるようになったリン・グラント（スウェーデン、２３歳）、世界ランキング４７位でプラチナ世代の国内組を代表し、米国女子ツアー本格参戦を目指している西村優菜（２２歳、１５０㎝未満、５０㎏）は共に３日目－５、トータル－１０と大きく伸ばし、１０位上げて４位タイに付けて来た。
リングラント大きく伸ばし上げて魅せ
リングラント下がっても上げ意地を魅せ
リングラント四位まで上げ強さ魅せ
西村優菜大きく伸ばし上げて魅せ
西村優菜連日上げて期待させ
西村優菜四位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング６２位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている不思議ちゃんで人気の高い小祝さくら（２４歳、１５８㎝、５８㎏）は３日目－２、トータル－１０と伸ばして４位タイを維持している。
小祝やじわりと伸ばし四位維持
小祝や実力発揮四位維持
小祝や四位維持して強さ魅せ
世界ランキング２２位でプラチナ世代を代表し、米国女子ツアーのツアールーキーながら既に優勝している安定したプレイ振りが売りの古江彩佳（２２歳、１５３㎝、５４㎏）は３日目－２、トータル－９と伸ばしながらも、４位下がって９位タイとなっている。
彼女の安定振りをちょっと見ておくと、この試合の前までに米国女子ツアーに２４試合出場して予選落ちは３回で、ベストテンに優勝１回を含めて３回入っており、ベスト２０まで広げると８回、ベスト３０まで広げると１２回入っている。
古江彩佳伸ばしながらも四位下げ
古江彩佳伸ばし足りずに四位下げ
古江彩佳九位で迎え最終日
悔しさばねに飛躍を期待
世界ランキング１３８位で実力派中堅選手のひとり、人一倍練習熱心でパット巧者の鈴木愛（２８歳、１５５㎝）は３日目イーブン、トータル－９と伸ばせず、７位下がって９位タイとなっている。
世界ランキング６９位でプラチナ世代をリードするひとり、ファッションやコスメに強いところからコスメ番長と呼ばれている吉田優利（２２歳、１５８㎝、５８㎏）は３日目－３、トータル－７と伸ばし、３位上げて１４位タイに付けて来た。
吉田優利確り伸ばし上げて魅せ
吉田優利じわじわ上げて期待させ
吉田優利上位で迎え最終日
更なる飛躍期待するかも
世界ランキング７８位で昨年の６月に２０２０年度の最終プロテストに合格した９３期生で昨年直ぐにステップアップツアーで優勝し、今年国内女子ツアーで優勝して直ぐに２勝目を挙げた岩井千怜（チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）は３日目－１、トータル－７と少し伸ばしながらも、６位下がって１４位タイとなっている。
岩井千怜伸ばしながらも六位下げ
岩井千怜伸ばし足りずに六位下げ
岩井千怜上位で最後強さ魅せ
世界ランキング５９位で黄金世代をリードし、来シーズンの米国女子ツアー本格参戦を目指している飛ばし屋の勝みなみ（２４歳、１５７㎝）は３日目－５、トータル－６と大きく伸ばし、１９位上げて１９位タイに付けて来た。
勝みなみ大きく伸ばし上げて魅せ
勝みなみ連日上げて強さ魅せ
勝みなみ上位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング２９位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで昨シーズン賞金女王の稲見萌寧（モネ、２３歳、１６６㎝、５８㎏）は３日目－２、トータル－６と伸ばしながらも、２位下がって１９位タイとなっている。
稲見萌寧伸ばしながらも二位下がり
稲見萌寧伸ばし足りずに二位下がり
稲見萌寧上位は維持し意地を魅せ
そして、世界ランキング１位で天才少女と呼ばれて欧州女子ツアーで４勝し、主戦場を米国女子ツアー移してツアールーキーながら既に２勝しているアタヤ・ティティクル（タイ、１９歳、１６２㎝）は３日目＋１、トータル－５と少し落とし、１５位下がって２３位タイとなっている。
参考までに彼女の安定振りに付いて見ておくと、この試合の前までに米国女子ツアーに２４試合に出場して予選落ちが１回で、ベストテンに優勝２回を含めて１４回も入っており、ベスト２０まで広げると１７回、ベスト３０まで広げると１９回も入っている。
世界ランキング９位で黄金世代を代表し、自他共にエースと認める米国女子ツアー主要メンバーの畑岡奈紗（２３歳、１５８㎝）は３日目－５、トータル－４と大きく伸ばし、２６位上げて２８位タイに付けて来た。
畑岡奈紗大きく伸ばし上げて魅せ
畑岡奈紗大きく上げて強さ魅せ
畑岡奈紗ぐんぐん上げて強さ魅せ
世界ランキング８７位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を果たした高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）は３日目－３、トータル－４と伸ばし、１０位上げて２８位タイに付けて来た。
高橋や確り伸ばし上げて魅せ
高橋や確り上げて強さ魅せ
高橋や連日上げて強さ魅せ
世界ランキング１９位で高位安定が売りのツアールーキー、チェ・ヘジン(韓国、２３歳、１６７㎝)は３日目－１、トータル－４と少し伸ばしながらも、４位下がって２８位タイとなっている。
参考までに彼女に付いてもその安定振りを見ておくと、この試合の前までに２５試合に出場して予選落ちは無く、棄権は１回あるが、ベストテンには１０回、ベスト２０まで広げると１７回、ベスト３０まで広げると２２回も入っている。
チェヘジンや伸ばしながらも四位下げ
チェヘジンや伸ばし足りずに四位下げ
チェヘジンや中位止まり期待させ
世界ランキング２４位で新世紀世代の国内組を代表し、今年念願の国内女子ツアー初優勝を果たしたかと思うと瞬く間に５勝まで伸ばした西郷(せご)どんこと西郷真央(２１歳、１５８㎝、５７㎏)は３日目－３、トータル－３と伸ばし、１３位上げて３５位タイに付けて来た。
西郷真央確り伸ばし上げて魅せ
西郷真央確り上げて強さ魅せ
西郷真央下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング６８位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング１位で米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ（韓国、３４歳、１５５㎝、６３㎏）は３日目－１、トータル－３と少し伸ばしながらも４位下がって３５位タイとなっている。
世界ランキング５位で日本人選手と割と親しそうな遣り取りしているところを見掛けるミンジー・リー（オーストラリア、２６歳、１６５㎝）は３日目＋１、トータル－２と少し落とし、１７位下がって４１位タイとなっている。
世界ランキング７５位で実力派若手選手のひとり、堀琴音（２６歳、１６５㎝、５６㎏）は３日目－１、トータル－１と少し伸ばして４８位タイを維持している。
堀琴音少し伸ばして順位維持
堀琴音順位維持して意地を魅せ
世界ランキング８１位で狭間世代をリードするひとり、国内女子ツアー初優勝が待たれるナチュラル系で人気の高い菅沼菜々（２２歳、１５８㎝）は３日目イーブン、トータル－１と伸ばせず、１０位下がって４８位タイとなっている。
世界ランキング３８位で黄金世代をリードするひとり、２０１９年の全英女子オープンで優勝して今年は３位に入ったムードメーカーの渋野日向子(２３歳、１６７㎝、６２㎏)は３日目イーブン、トータルイーブンと伸ばせず、１０位下がって５８位タイとなっている。
世界ランキング３９位でツアー屈指の飛ばし屋、パティ・タバタナキト（タイ、２３歳、１６５㎝）は３日目＋２、トータルイーブンと落とし、２７位も下がって５８位タイとなっている。
飛ばし屋と言えば、今、タイで開催されているアジアパシフィック女子アマチュア選手権には日本の飛ばし屋、馬場咲希（１７歳、１７５㎝）が出場しているが、更に飛ばし屋のタイ人選手も出場しており、何と３００ヤードも飛ばすそうな。
並んだ感じでは馬場咲希ぐらいの上背があり、体格的に確りしているから、この前韓国で騒がれていた１６歳の大型選手と言い、これからも楽しみな選手が続々と出て来そうな感じで、楽しみではないか！
世界ランキング３３位のアンナ・ノードクイスト（スウェーデン、３５歳、１８３㎝）は３日目－２、トータル＋２と伸ばし、５位上げて６９位タイに付けて来た。
下ってもノードクイスト上げて魅せ
じわり上げノードクイスト意地を魅せ
じわり上げノードクイスト期待させ
世界ランキング３４位のマリーナ・アレックス（米国、３２歳、１６０㎝）は３日目イーブン、トータル＋４と伸ばせず、２位下がって単独７６位となっている。
そして世界ランキング３０位で新世紀世代を代表し、昨年の全米女子オープンで優勝した飛ばし屋で爆発力が売りの笹生優花（２１歳、１６６㎝、６２㎏）は３日目－２、トータル＋６と伸ばしながらも最下位の単独７７位のままであった。
昨日大きく崩れて最下位まで転落してしまい、ここから抜け出すのは結構きつそうだ。
普通に伸ばしたぐらいでは追い着かない！？
残るは最終日１日となったが、ここで抜け出せるのかどうか、最終日もちょっと注目したい。
ともかく、ゴルフが辛いものになっていませんように･･･。
