9月29日(木)の朝から愛知県にある「三好カントリー俱楽部・西コース(7300ヤード、パー71)」において国内男子ツアー、「バンテリン東海クラシック」が4日間の日程で開催され、その最終日が感動の内に終わった。
公式サイトによると賞金総額は1億1000万円、優勝賞金は2200万円で、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に60位タイまでに入っていた73名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
毎回書いていることではあるが、女子に比べて試合数が少なく、シーズンオフ、オープンウイーク等、時間のある時にはアジアンツアー、DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、新機構のリブゴルフ等に遠征している選手も増えて来たこのツアーであるが、メンバーには必要上それだけ積極性が出て来たと言えるのかも知れない。
なおライブ中継であるが、インターネットのYouTubeで4日間に亘って配信されていた。
ただ、最終日はインターネットでのライブ中継を早めに切り上げ、最後の部分に付いては地上波のフジテレビ系列で録画になり、その前に速報が出たので、案の定不満の声が上がっていた。
そりゃそうだ!?
これも含めて、消費者に不満が残る日本的拘りはそろそろお終いにした方が好いような気がする。
あらゆるところでこの拘りが仕事を遅くしたり、無駄を多くしたりして、競争社会で置いて行かれる元になっているような気がするなあ。
国内の男子ツアーはYouTube
のんびりライブ視られるのかも
国内の男子ツアーのメンバーの
危機感持ったプレイに期待
国内の男子ツアーの最後では
まだ編集に拘るのかも
さて、単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング398位で既に国内男子ツアーで優勝している飛ばし屋でツアールーキーの河本力(リキ、22歳、183㎝、86㎏、女子プロゴルファー河本結の弟)で、最終日1イーグル、4バーディー、4ボギーの-2、トータル-13と伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)の最終組で、トータル-11からスタートし、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-12と少し伸ばし、ここでトップを走っていた桂川有人を捉えている。
後半に入ってからも1イーグル、2バーディー、3ボギーの-1、トータル-13と順調に伸ばし、逆転してから途中一旦桂川有人に追い着かれているが、最後は振り切って優勝している。
なお、これで国内男子ツアー2勝目となっている。
河本力じわりと伸ばし勝って魅せ
河本力最後まで上げ勝って魅せ
河本力逆転勝ちで力魅せ
単独2位に入ったのは世界ランキング122位で少年時代からフィリピンにゴルフ留学し、積極的に海外ツアーにも参戦している桂川有人(23歳、167㎝、70㎏)で最終日2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+3、トータル-12と落として1位下がった。
最終日はアウトスタートの最終組でトータル-15からスタートし、前半では1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの+3、トータル-12と落とし、追い駆けて来た河本力に並ばれている。
後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-12と伸ばせず、河本力に逆転された後、途中一旦は追い着いているが、結局は引き離された。
桂川河本力に追い着かれ
逆転されて二位となるかも
桂川最後失速二位となり
桂川二位に入って強さ魅せ
3位タイに入ったのは世界ランキング81位で確り鍛え上げて小柄によるコンプレックスを克服した比嘉一貴(27歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング195位で実力派ベテラン選手のひとり、選手会活動にも積極的に関わっている池田勇太(36歳、177㎝、77㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
比嘉一貴は最終日4バーディー、2ボギーの-2と伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-7からスタートし、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-9と伸ばし、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-9と維持している。
比嘉一貴じわりと伸ばし上げて魅せ
比嘉一貴最後まで上げ強さ魅せ
比嘉一貴三位に入り強さ魅せ
池田勇太は最終日3バーディー、4ボギーの+1と少し落としながらも3位を維持した。
最終日はアウトスタートでトータル-10からスタートし、前半では1バーディー、3ボギーの+2、トータル-8と落としたが、後半に入ってからは2バーディー、1ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばしている。
池田勇太落としながらも三位維持
池田勇太後半伸ばし三位維持
池田勇太三位に入り強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング103位で日本一曲がらないのが売りの稲森佑貴(27歳、169㎝、68㎏)は最終日-2、トータル-6と伸ばし、6位上げて6位タイに入った。
稲森や最後は伸ばし上げて魅せ
稲森や下がっても上げ強さ魅せ
稲森や六位に入り強さ魅せ
世界ランキング258位で前選手会長のゲンさんこと時松隆光(29歳、168㎝、75㎏)は最終日+1、トータル-6と少し落とし、2位下がって6位タイとなった。
世界ランキング128位で海外ツアーへの本格参戦を目指している大槻智春(32歳、172㎝、94㎏)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばし、3位上げて9位タイに入った。
大槻や最後は伸ばし上げて魅せ
大槻や下がっても上げ強さ魅せ
大槻や九位に入り強さ魅せ
世界ランキング199位で積極的に海外ツアーにも参戦している新鋭の久常涼(20歳、175㎝、75㎏)は最終日-4、トータル-4と伸ばし、19位上げて13位タイに入った。
久常涼確り伸ばし上げて魅せ
久常涼決勝で上げ強さ魅せ
久常涼上位に入り強さ魅せ
世界ランキング229位のアンソニー・クウェイル(オーストラリア、28歳、193㎝、82㎏)は最終日+2、トータル-4と落とし、7位下がって13位タイとなった。
世界ランキング137位で実力派ベテラン外国人選手のひとり、ブラッド・ケネディ(オーストラリア、48歳、180㎝、82㎏)、世界ランキング337位で韓国系米国人のひとり、柔道の有段者で巨漢のトッド・ペク(米国、30歳、186㎝、105㎏)はともに最終日+1、トータル-2と少し落とし、1位下がって19位タイとなった。
世界ランキング163位で実力派中堅外国人選手のひとり、飛ばし屋のチャン・キム(米国、32歳、188㎝、102㎏)は3日目-6、トータル-5と大きく伸ばし、39位も上げて9位タイに付けて来た。
世界ランキング343位で元アマチュア世界ランキング1位、今月プロ転向したばかりの中島啓太(日体大4年、22歳、177㎝、70㎏)は最終日+1、トータル-1と少し落とし、1位下がって26位タイとなった。
世界ランキング150位で米国においてゴルフ留学を経験して来た新鋭の大西魁斗(23歳、177㎝、70㎏)は最終日+4、トータル-1と落とし、17位下がって26位タイとなった。
世界ランキング105位で実力派中堅選手のひとり、今平周吾(29歳、165㎝、67㎏)は最終日-1、トータルイーブンと少し伸ばし12位上げて29位タイに入った。
今平や少し伸ばして上げて魅せ
今平や最後は上げて強さ魅せ
今平や中位に入り意地を魅せ
世界ランキング302位で欧州男子ツアー(現DPワールドツアー)を主戦場としていたことのある宮里優作(42歳、170㎝、70㎏)は最終日+2、トータルイーブンと落とし、4位下がって29位タイとなった。
世界ランキング344位で大学生の時からプロデビューして実績を積み重ねて来た新鋭の石坂友宏(23歳、173㎝、75㎏)は最終日イーブン、トータル+2と維持し、10位上げて40位タイに入った。
石坂やスコア維持して上げて魅せ
石坂や確り上げて力魅せ
石坂や最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング161位で実力派中堅選手のひとり、明るい笑顔で人気の堀川未来夢(ミクム、29歳、176㎝、84㎏)は最終日+8、トータル+2と大きく落とし、34位も下がって40位タイとなった。
世界ランキング131位で米国男子ツアーへの本格参戦を目指し、海外ツアーにも積極的に参戦して来た木下稜介(31歳、174㎝、75㎏)は最終日-1、トータル+5と少し伸ばし、13位上げて53位タイに入った。
木下や最後は伸ばし上げて魅せ
木下や確り上げて強さ魅せ
木下や最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング185位でイケメン振りが女子プロゴルファーにも人気の高い片岡尚之(24歳、171㎝、67㎏)は最終日+8、トータル+9と大きく落とし、25位も下がって66位タイとなった。
そして、世界ランキング155位で積極的に海外ツアーにも参戦している香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏、人気女子プロゴルファー香妻琴乃の弟)は最終日+1、トータル+10と少し落としながらも、2位上げて単独68位に入った。
香妻や落としながらも上げて魅せ
香妻や最後は上げて意地を魅せ