9月29日(木)の夜から時差-14時間(サマータイム中、それ以外の時期は-15時間)の米国・テキサス州にある「オールドアメリカン・ゴルフ・クラブ(6475ヤード、パー71)」において米国女子ツアー、「ボランティアーズ・オブ・アメリカ」が4日間の日程で開催され、その第3日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は170万ドルとなっており、1ドルを約144.8円とすると、約2億4600万円となり、国内女子ツアーに比べると1億円程高額になっている。
日本人選手としては世界ランキング10位で黄金世代を代表して自他共に認める日本のエース、畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング21位でプラチナ世代を代表して全英オープンの前哨戦に当たるスコティッシュ・オープンでは米国女子ツアー初優勝を決め、先々週は3位タイに入った古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング35位で新世紀世代をリードするひとり、昨年の全米オープンで優勝した笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング36位で黄金世代をリードするひとり、全英女子オープンにおいて2019年に優勝して今年単独3位に入った渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング418位で米国女子ツアーを主戦場とするまだまだチャレンジャーの上原彩子(38歳、155㎝)の5名が出場しており、畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、上原彩子が予選を通過している。
全体では、64位タイまでに入った80名の選手が後半2日間に亘って予定されている決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なお、ライブ中継に付いてはWOWOW、GOLFTVでたっぷりと予定されている。
米国の女子のツアーに日本人
五人出場期待膨らみ
米国の女子のツアーは日本人
四人通過し楽しみ続き
さて、首位タイに立っているのは世界ランキング23位で好調を維持しているリン・シユ(中国、26歳、168㎝)、世界ランキング31位のチャーリー・ハル(イングランド、26歳、168㎝)で、トータル-11まで伸ばしている。
リン・シユは3日目3バーディー、1ボギーの-2と伸ばして1位上げて来た。
3日目はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-9からスタートし、前半では2バーディーの-2、トータル-11と伸ばし、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-11と維持している。
リンシユやじわりと伸ばし首位復帰
リンシユや下がっても上げ強さ魅せ
リンシユや首位に戻って強さ魅せ
チャーリー・ハルは3日目3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンと維持して首位を維持している。
3日目はアウトスタートでトータル-11からスタートし、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-12と少し伸ばしたが、後半では1バーディー、1ダブルボギーの+1、トータル-11と少し落としている。
チャーリーハルスコア維持して首位を維持
チャーリーハル強さを魅せて首位を維持
チャーリーハル首位を維持して強さ魅せ
3位タイに付けているのは世界ランキング15位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、28歳、165㎝)、世界ランキング5位で元天才少女、長期に亘って世界ランキング1位に君臨していたリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)で、トータル-10まで伸ばしている。
セリーヌ・ビュティエは3日目6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばして6位上げて来た。
3日目はアウトスタートでトータル-5からスタートし、前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-8と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-10と順調に伸ばしている。
セリーヌや大きく伸ばし上げて魅せ
セリーヌや決勝で上げ強さ魅せ
セリーヌや三位まで上げ強さ魅せ
リディア・コは3日目6バーディー、1ダブルボギーの-4と伸ばして5位上げて来た。
3日目はアウトスタートで、トータル-6からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-8と伸ばし、後半に入ってからも4バーディー、1ダブルボギーの-2、トータル-10と順調に伸ばしている。
リディアコや確り伸ばし上げて魅せ
リディアコや連日上げて強さ魅せ
リディアコや三位まで上げ強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング3位で天才少女と呼ばれて既に欧州女子ツアーと米国女子ツアーで2勝ずつ上げており、先週このツアーで優勝したばかりのアタヤ・ティティクル(タイ、19歳)は3日目+1、トータル-8と少し落とし、4位下がって6位タイとなっている。
世界ランキング8位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、27歳、180㎝)は3日目-2、トータル-7と伸ばして9位タイを維持している。
トンプソンスコア伸ばして九位維持
トンプソン強さを魅せて九位維持
トンプソン九位維持して強さ魅せ
世界ランキング317位のリンディ・ダンカン(米国、31歳、168㎝)は3日目+1、トータル-7と少し落とし、5位下がって9位タイとなっている。
世界ランキング29位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン、29歳、175㎝)は3日目-1、トータル-6と少し伸ばしながらも4位下がって13位タイとなっている。
サグストロム伸ばしながらも四位下げ
サグストロム伸ばし足りずに四位下げ
そして、畑岡奈紗は3日目6バーディー、2ボギーの-4、トータル-3と伸ばし、19位上げて21位タイに付けて来た。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル+1からスタートして、前半ではいきなり第10ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでもボギーを叩いたが、1つ空いて第15、16ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第18ホールでもバーディーを決めたので、結局1打伸ばし、トータルイーブンとして後半へと繋いでいる。
後半に入っても好調を維持し、第2ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第5、6ホールと連続でバーディーを決め、残りの3ホールをパーで凌いだので、後半では更に3打伸ばし、トータル-3として最終日へと繋いでいる。
畑岡奈紗確り伸ばし上げて魅せ
畑岡奈紗確り上げて強さ魅せ
畑岡奈紗下がっても上げ意地を魅せ
世界ランキング6位でカナダの妖精と呼ばれているブルック・ヘンダーソン(カナダ、25歳、163㎝)は3日目-2、トータル-2と伸ばし、10位上げて25位タイに付けて来た。
ヘンダーソンじわり伸ばし上げて魅せ
ヘンダーソン確り上げて強さ魅せ
ヘンダーソン連日上げて強さ魅せ
世界ランキング11位で好調を維持しているジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)は3日目-1、トータル-2と少し伸ばし、3位上げて25位タイに付けて来た。
下がっても上げ強さ魅すカプチョかな
ジェニファーや下がっても上げ強さ魅せ
ジェニファーや少し伸ばして上げて魅せ
世界ランキング14位のジェシカ・コルダ(米国、29歳、180㎝、ネリー・コルダの姉)は3日目+5、トータル-2と大きく落とし、20位も下がって25位タイとなっている。
そして、古江彩佳は3日目3バーディー、5ボギーの+2、トータル-1と落とし、16位下がって34位タイとなっている。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-3からスタートし、前半ではいきなり第1ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第3ホールでバーディーを決めて取り返し、1つ空いて第5ホールでまたボギーを叩いたが、空かさず第6ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
残りの3ホールをパーで凌いだので、結局イーブンで、トータル-3のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ってから第11~13ホール連続を叩いたが、続く4ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでバーディーを決めたので、結局後半では2打落とし、トータル-1として最終日へと繋いでいる。
古江彩佳落として戻し繰り返し
復元力を見せられたかも
古江彩佳落とした分を戻せずに
最後奮闘期待するかも
また、笹生優花は3日目5バーディー、4ボギーの-1、トータルイーブンと少し伸ばしながらも、2位下がって42位タイとなっている。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートでトータル+1からスタートして、前半ではいきなり第10、11ホールと連続でボギーを叩いたが、空かさず第12ホールでバーディーを決めて少し取り返し、バウンスバック!
続く第13ホールでもバーディーを決めて完全に取り返した後、続く第14ホールでボギーを叩き、1つ空いて第16ホールでもボギーを叩いたが、空かさず第17ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局1打落とし、トータル+2として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決め、1つ空いて第6ホールでもバーディーを決め、残りの3ホールをパーで凌いだので、結局後半では2打伸ばし、トータルイーブンとして最終日へと繋いでいる。
笹生優花落として戻し繰り返し
復元力を見せられたかも
笹生優花伸ばしながらも二位下がり
笹生優花伸ばし足りずに二位下がり
世界ランキング13位で大病を患いながら復帰して復活して来たダニエル・カン(米国、29歳、168㎝)も3日目-1、トータルイーブンと少し伸ばしながらも、2位下がって42位タイとなっている。
ダニエルカン伸ばしながらも二位下がり
ダニエルカン伸ばし足りずに二位下がり
世界ランキング27位のジョージア・ホール(イングランド、26歳、165㎝)は3日目+3、トータルイーブンと落とし、24位も下がって42位タイとなっている。
世界ランキング25位のメガン・カン(米国、24歳、155㎝)は3日目+2、トータル+2と落とし、21位も下がって56位タイとなっている。
世界ランキング26位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ、33歳、165㎝)も3日目イーブン、トータル+3と維持し、4位上げて60位タイに付けて来た。
アシュリーやスコア維持して上げて魅せ
アシュリーや下がっても上げ意地を魅せ
世界ランキング28位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン、35歳、183㎝)は3日目+2、トータル+5と落とし、4位下がって68位タイとなっている。
そして、上原彩子は3日目1バーディー、5ボギー、1打ぼるボギーの+6、トータル+9と大きく落とし、16位下がって最下位の単独80位タイとなっている。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートでトータル+3からスタートし、前半では第11ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第14ホールではダブルボギーを叩き、続く3ホールをパーで凌いだ後、第18ホールではボギーを叩いたので、結局4打落とし、トータル+7として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第1ホールでバーディーを決めたが、1つ空いて第3~5ホールと3連続でボギーを叩き、残りの4ホールをパーで凌いだので、結局後半で2打落とし、トータル+9として最終日へと繋いでいる。
上原や大きく落とし最終日
気持ち切り替え奮起に期待
上原や四の五の言わず最終日
何とか奮起期待するかも
ところで、4時過ぎまで国内女子ツアーの最終日のライブに釘付けであった。
昨日の追い上げる様子からはてっきりレジェンドの申ジエが優勝するのかと思っていたし、それならそれで好かったのであるが、そのままあっさり行かせないのがこのところの日本人若手選手の成長のようであった。
連覇の掛かった黄金世代の勝みなみがパワーアップした成果を活かし、見事逆転勝ちを見せてくれた。
勿論、申ジエの衰えもあるのかも知れないが、若手等の成長も如実に感じられる今日のこの頃であるから、入れ替わって行く様子を今、見せて貰っているのであろう。
勝みなみ申ジエを超え勝ち切って
鍛えた成果魅せられたかも