木曜日の朝から千葉県にある「紫カントリークラブ・すみれコース（６８４９ヤード、パー７２)」において国内女子ツアーの公式戦（メジャー大会）、「日本女子オープンゴルフ選手権」が４日間の日程で開催され、その第３日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は１億５０００万円、優勝賞金は３０００万円で、前半２日間に亘る予選ラウンド終了時に５４位タイまでに入っていた６４名の選手が後半２日間に亘って予定されている決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
有望新人、実力派の若手選手、中堅選手、ベテラン選手、実力派外国人選手と幅広い選手層が毎週のように熱いバトルを楽しませてくれるのがこのツアーである。
そしてひところは上位に集中していた実力派外国人選手が目に見えて減り、そこに若手有望選手が入っているのが嬉しい。
先週も世界ランキング３２位で新世紀世代をリードするひとり、同世代の活躍に強い刺激を受けて調子を上げてからは絶好調が続いている山下美夢有（２１歳、１５０㎝、５０㎏）が完全優勝でこのツアーにおいて今年３勝目を挙げ、通算で４勝目としている。
それに、今週は世界ランキング６１３位で一躍注目を浴びるようになったスーパーアマチュアの馬場咲希（１７歳、１７６㎝）が出場しているので、これも楽しみで、初日は＋１と少し落としながらも２２位タイとアマチュアではトップタイのまあまあ好発進で、２日目にはトータル＋２と少し落としながらも１５位タイに上げて、余裕の予選通過を果たしている。
なおライブ中継であるが、公式サイトで検索してみると、ＮＨＫのＢＳ１から地上波と繋いで４日間に亘りたっぷりと予定されており、早速初日から楽しませて貰っているが、始まるのが遅く、また最後まで放送してくれなかったので、そこには不満が残る。
国内の女子のツアーは次々と
スター輝き眩しいのかも
国内の女子のツアーは若手等が
刺激し合って勝っているかも
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング７９位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング１位で米国と韓国において賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ(韓国、３４歳、１５５㎝、６３㎏)で、３日目４バーディー、１ボギーの－３、トータル－２と伸ばして８位上げて来た。
３日目は全員アウトスタート（第１ホールから）で、トータル＋１からスタートし、前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル＋１と維持し、後半に入ってからは加速して、３バーディーの－３、トータル－２と確り伸ばしている。
メジャー仕様に設定された難コースを多くの選手が攻めあぐね、スコアを落として行く中、後半に入ってから満を持して頭角を現した申ジエ、流石ではないか！？
申ジエや確り伸ばし首位に立ち
申ジエや後半伸ばし首位奪い
申ジエや首位を奪って強さ魅せ
単独２位に付けているのは世界ランキング７１位でプラチナ世代をリードするひとり、ファッションやコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利（２２歳、１５８㎝、５８㎏）で、３日目３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１と伸ばし、７位上げて来た。
３日目はトータル＋１から出て、前半では全てパーで凌いだのでトータル＋１のままで、後半に入ってからは３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１と伸ばしている。
吉田優利下がっても上げ強さ魅せ
吉田優利首位に迫って強さ魅せ
吉田優利二位まで上げて強さ魅せ
この２名だけがアンダーパーであるから、決勝に入って更に難しい設定となっているようで、最終日の展開が益々楽しみになって来た！？
３位タイに付けているのは世界ランキング３２位で新世紀世代をリードするひとり、同世代のライバル達から刺激を受けて調子を上げ続けている山下美夢有(２１歳、１５０㎝、５２㎏)、世界ランキング６５位で黄金世代をリードするひとり、厳しいウエイトトレーニングによって同世代でも有数の飛ばし屋の変身した勝みなみ（２４歳、１５７㎝）、世界ランキング１２５位で実力派若手外国人選手のひとり、森田遥（中国、２６歳、１６４㎝）で、トータル＋１と少し落としている。
山下美夢有は３日目３バーディー、１ボギーの－２と伸ばして１６位上げて来た。
３日目はトータル＋３からスタートし、前半では１バーディーの－１、トータル＋２と少し伸ばし、後半に入ってからも２バーディー、１ボギーの－１、トータル＋１と少し伸ばしている。
山下やじわじわ伸ばし上げて魅せ
山下や下がっても上げ強さ魅せ
山下や三位まで上げ強さ魅せ
勝みなみも３日目３バーディー、１ボギーの－２と伸ばして１６位上げて来た。
３日目はトー足り＋３からスタートし、前半では１バーディーの－１、トータル＋２と少し伸ばし、後半に入ってからも２バーディー、１ボギーの－１、トータル＋１と少し伸ばしている。
勝みなみじわじわ伸ばし上げて魅せ
勝みなみ下がっても上げ強さ魅せ
勝みなみ三位まで上げ強さ魅せ
森田遥は３日目１バーディー、３ボギーの＋２と落として１位下がっている。
３日目はトータル－１からスタートし、前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－１と維持したが、後半に入ってからは２ボギーの＋２、トータル＋１と落としている。
森田遥後半落とし一位下げ
森田遥三位止まり最終日
巻き返せるか期待を繋ぎ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１１６位で昨年の１１月に２０２１年度の最終プロテストに合格し、今年既にステップアップツアーで優勝して翌週には国内女子ツアーで優勝している川﨑春花（１９歳、１５８㎝、５１㎏）は３日目＋２、トータル＋２と落とし、２位下がって単独６位となっている。
世界ランキング６７位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれる小祝さくら（２４歳、１５８㎝、５８㎏）は３日目＋２、トータル＋３と落としながらも、２位上げて７位タイに付けて来た。
小祝や落としながらも二位上がり
小祝や耐えるゴルフで二位上がり
世界ランキング４４位でプラチナ世代の国内組を代表し、海外ツアーに参戦して好成績を挙げて来たに西村優菜（２２歳、１５０㎝未満、５０㎏）は３日目イーブン、トータル＋４と維持し、１４位上げて１０位タイに付けて来た。
西村優菜スコア維持して上げて魅せ
西村優菜確り上げて強さ魅せ
西村優菜下がっても上げ強さ魅せ
そして、世界ランキング６１３位でスーパーアマチュアの馬場咲希（１７歳、１７６㎝）は３日目２バーディー、４ボギーの＋２、トータル＋４と落としながらも、５位上げて１０位タイに付けて来た。
３日目はトータル＋２からスタートして、前半では２バーディー、３ボギーの＋１、トータル＋３と少し落とし、後半に入ってからも１ボギーの＋１、トータル＋４と少し落としている。
３日目も、一緒に回っていた黄金世代の河本結の３日目＋７、トータル＋９より好いスコアで回っていたのであるから、流石ではないか！？
馬場咲希や落としながらも上げて魅せ
馬場咲希や十位まで上げ力魅せ
馬場咲希や河本結も上回り
最終日まで期待膨らみ
世界ランキング７０位で実力派ベテラン選手を代表して、海外ツアーでも強いところを見せて来たが、国内のメジャー大会では初優勝が待たれる上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）は３日目＋４、トータル＋４と落とし、６位下がって１０位タイとなっている。
世界ランキング６９位で実力派若手選手のひとり、長期に亘った低迷から昨年漸く復調して念願の国内女子ツアー初優勝を成し遂げ、今年２勝目を挙げた堀琴音（２６歳、１６５㎝、５６㎏）は３日目＋１、トータル＋５と少し落としながらも８位上げて１６位タイに付けて来た。
堀琴音落としながらも上げて魅せ
堀琴音確り上げて強さ魅せ
堀琴音上位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング１０７位で実力派ベテラン選手のひとり、結構飛ばし屋の藤田さいき（３６歳、１６８㎝、６７㎏）は３日目＋２、トータル＋５と落としながらも３位上げて１６位タイに付けて来た。
藤田さいき落としながらも上げて魅せ
藤田さいき上位維持して最終日
更に健闘期待膨らみ
世界ランキング１０４位で実力派中堅外国人選手のひとり、ペ・ソンウ（韓国、２８歳、１６６㎝、５９㎏）は３日目＋４、トータル＋５と落とし、７位下がって１６位タイとなっている。
世界ランキング１４８位で実力派若手選手のひとり、木村彩子（２６歳、１５５㎝、５０㎏）は３日目＋７、トータル＋５と大きく落とし１５位下がって１６位タイとなっている。
世界ランキング１１２位で実力派若手選手のひとり、はんなり系の三ヶ島かな（２６歳、１６４㎝、５１㎏）は３日目イーブン、トータル＋６と維持し、１９位上げて２４位タイに付けて来た。
三ヶ島かなスコア維持して上げて魅せ
三ヶ島かな確り上げて強さ魅せ
三ヶ島かな下がっても上げ意地を魅せ
世界ランキング１１９位で実力派中堅外国人選手のひとり、イ・ミニョン(韓国、３０歳、１６８㎝、７３㎏)は３日目＋６、トータル＋６と大きく落とし、２０位も下がって２４位タイとなっている。
世界ランキング２４位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで昨シーズンの賞金女王にも輝いた稲見萌寧(２３歳、１６６㎝、５８㎏)は３日目＋６、トータル＋７と大きく落とし、２０位も下がって２９位タイとなっている。
世界ランキング８５位で狭間世代の注目株、初優勝が待たれるナチュラル系で人気の高い菅沼菜々（２２歳、１５８㎝）は３日目＋９、トータル＋８と大きく落とし、３３位も下がって３５位タイとなっている。
世界ランキング７６位で黄金世代をリードするひとり、念願の国内女子ツアー初優勝を今年漸く成し遂げた高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）は３日目＋２、トータル＋９と落としながらも、１４位上げて４０位タイに付けて来た。
高橋や落としながらも上げて魅せ
高橋や確り上げて強さ魅せ
世界ランキング７７位で昨年の６月に最終プロテストに合格し、直ぐにステップアップツアーで優勝して、今年は同期のトップで国内女子ツアーに優勝し、更に連勝した岩井千怜（チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）は３日目＋４、トータル＋９と落とし、８位下がって４０位タイとなっている。
世界ランキング１０９位で昨年の１１月に最終プロテストにトップ合格し、先週国内女子ツアーで初優勝を成し遂げた明るい笑顔で人気の高い尾関彩美悠（アミユ、１９歳、１５８㎝、５０㎏）は３日目＋３、トータル＋１０と落としながらも、６位上げて４８位タイに付けて来た。
尾関彩美悠落としながらも上げて魅せ
尾関彩美悠確り上げて強さ魅せ
尾関彩美悠連日上げて強さ魅せ
世界ランキング１１１位で実力派ベテラン選手のひとり、疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香（３４歳、１５７㎝、５２㎏）は３日目＋５、トータル＋１０と大きく落とし、１６位下がって４８位タイになっている。
そして、世界ランキング１６９位で昨年の６月に最終プロテストに合格し、岩井千怜に続いてステップアップツアーで優勝している岩井明愛（アキエ、２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）は３日目＋６、トータル＋１１と大きく落とし、２３位も下がって５５位タイとなっている。
