9月22日(木)の朝から広島県にある「芸南カントリークラブ(6545ヤード、パー72)」において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「2022中国新聞ちゅーピーレディースカップ」が3日間の日程で開催され、その最終日が昨日、感動的に終わっている。
公式サイトによると、賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に43位タイまでに入った51名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
中々盛況なツアーで、ここで優勝して弾みを付け、レギュラーツアー、それも公式戦(メジャー大会)で優勝して一気に駆け上がったルーキーの川﨑春花のような例もあるから、侮れないツアーでもある。
先週は同期のルーキー、櫻井心那(18歳、166㎝、62㎏)がこのツアーで2勝目を上げ、獲得賞金額ランキングで1位を直走っており、今週も第2日目を終えた時点でトータル-9まで伸ばして単独首位に上げて来たから、これはもしかして2連勝するのか!?
結果はもう分っている通りであるが、そこに至る過程がちょっと面白かったので、まあゆっくり見て行こう。
ステップもルーキー光り放ち出し
益々熱を感じるのかも
なお、ライブ放送に付いてはCS放送のスカイAで3日間に亘ってたっぷりと放送され、初日から早速から楽しませて貰った。
今回は解説がレジェンドの岡本綾子女史であるから、それも中々好い感じであった。
さて、単独首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング261位で昨年の11月に2021年度の最終プロテストに合格し、先週このツアーで優勝して既にこのツアーにおいて2勝している櫻井心那(ココナ、18歳、166㎝、62㎏)で、最終日3バーディー、1ボギーの-2、トータル-11と伸ばした。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-9からスタートし、前半では8ホールをパーで凌いだ後、第9ホールで漸くバーディーを決めたので、結局1打伸ばし、トータル-10として後半へと繋いでいる。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールでボギーを叩いてしまったが、1つ空いて第12ホールでバーディーを決めて取り返し、続く3ホールをパーで凌いでいる間に、快調に伸ばして来た常文恵に遂に追い着かれてしまった!
しかし、第17ホールでバーディーを決め、トータル-11まで伸ばして突き放し、3勝目へと繋げている。
櫻井や首位を維持して勝って魅せ
櫻井や追い着かれても突き放し
優勝に花添えているかも
櫻井や追い着かれても突き放し
賞金レース直走るかも
単独2位に入ったのは世界ランキング602位で狭間世代の常(ツネ)文恵(23歳、170㎝、52㎏)で、最終日6バーディー、1ボギーの-5、トータル-10と大きく伸ばして3位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-5からスタートし、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決め、1つ空いて第6ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第8、9ホールと連続でバーディーを決めたので、結局2打伸ばし、トータル-7として後半へと繋いでいる。
後半に入っても好調を維持し3ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第17、18ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半で3打伸ばし、トータル-10としてホールアウトしたが、この時点で最終組をトップで回っていた櫻井心那に追い着いている。
しかし、直ぐに櫻井心那が第17ホールでバーディーを決めたので引き離され、そのまま終わっている。
常文恵大きく伸ばし上げて魅せ
常文恵二位に入って力魅せ
常文恵首位に追い着き離されて
試合を最後盛り上げたかも
3位タイに入ったのは世界ランキング811位で昨年の6月に2020年度の最終プロテストに合格した狭間世代の薮田梨花(22歳、155㎝、60㎏)、世界ランキング543位の村田理沙(27歳、161㎝、52㎏)、世界ランキング655位で昨年の11月に最終プロテストに合格した宮澤美咲(20歳、160㎝、60㎏)で、トータル-8まで伸ばした。
薮田梨花は最終日6バーディー、1ボギーの-5と大きい句伸ばして8位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-3からスタートし、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-5と伸ばし、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-8と順調に伸ばしている。
薮田梨花大きく伸ばし上げて魅せ
薮田梨花確り上げて力魅せ
薮田梨花三位に入り力魅せ
村田理沙は最終日3バーディー、1ボギーの-2と伸ばして3位を維持した。
最終日はアウトスタートで、トータル-6からスタートし、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-8と伸ばし、後半に入ってからは全てパーで凌いでトータル-8を維持している。
村田理沙じわりと伸ばし三位維持
村田理沙実力発揮三位維持
村田理沙三位に入り力魅せ
宮澤美咲は最終日3バーディー、2ボギーの-1と少し伸ばしながらも1位下がった。
最終日はアウトスタートで、トータル-7からスタートし、前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル-8と伸ばしたが、後半に入ってからは全てパーで凌いだので伸ばせず、トータル-8のままホールアウトしている。
宮澤や伸ばしながらも一位下げ
宮澤や伸ばし足りずに一位下げ
宮澤や三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング559位で昨年の6月に2020年度の最終プロテストに合格した篠崎愛(マナ、24歳、157㎝、48㎏)は最終日-6、トータル-6と大きく伸ばし、20位も上げて6位タイに入った。
篠崎愛大きく伸ばし上げて魅せ
篠崎愛下がっても上げ力魅せ
篠崎愛六位に入り力魅せ
世界ランキング567位で昨年の11月に最終プロテストに合格した新世紀世代の永嶋花音(ハナネ、20歳、157㎝、54㎏)は最終日イーブン、トータル-6と伸ばせず、3位下がって6位タイとなった。
世界ランキング465位でレギュラーツアーでは2勝している実力派中堅外国人選手のフェイビー・ヤオ(台湾、29歳、164㎝、60㎏)、世界ランキング474位の西山ゆかり(40歳、162㎝、58㎏)は共に最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、3位下がって8位タイとなった。
世界ランキング616位でレギュラーツアーでは13勝もしている実力派中堅選手のひとり、成田美寿々(29歳、167㎝、60㎏)は最終日-1、トータル-3と少し伸ばし、6位上げて10位タイに入った。
成田美寿々少し伸ばして上げて魅せ
成田美寿々連日上げて力魅せ
成田美寿々十位に入り力魅せ
世界ランキング1139位の山田成美(32歳、164㎝、60㎏)は最終日+1、トータル-3と少し落とし、2位下がって10位タイとなった。
世界ランキング459位で狭間世代の注目株のひとり、レナゴンこと石川怜奈(22歳、168㎝)は最終日-2、トータル-2と伸ばし、13位上げて13位タイに入った。
石川怜奈じわりと伸ばし上げて魅せ
石川怜奈最後も上げて強さ魅せ
石川怜奈上位に入り強さ魅せ
世界ランキング622位で昨年の11月に最終プロテストに合格した丹萌乃(25歳、160㎝)は最終日+3、トータル-1と落とし、11位下がって19位タイとなった。
世界ランキング439位ではんなり系の山内日菜子(26歳、162㎝、60㎏)は最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、5位上げて21位タイに入った。
山内やスコア維持して上げて魅せ
山内や最後は上げて強さ魅せ
山内や中位に入り意地を魅せ
世界ランキング583位で狭間世代の廣田真優(23歳、152㎝、50㎏)は最終日+5、トータル+2と大きく落とし、18位下がって29位タイとなった。
世界ランキング640位でレギュラーツアーでも結構活躍して人気の高かった松田鈴英(レイ、24歳、167㎝、54㎏)は最終日+3、トータル+3と落とし、9位下がって35位タイとなった。
世界ランキング531位の鈴木真綾(27歳、159㎝)は最終日+3、トータル+4と落とし、6位下がって41位タイとなった。
世界ランキング447位で黄金世代のレギュラツアー優勝経験者のひとり、新垣比菜(23歳、165㎝、56㎏)は最終日+7、トータル+6と大きく落とし、25位も下がって46位タイとなった。
世界ランキング582位の服部真夕(34歳、166㎝、57㎏)は最終日+5、トータル+7と大きく落とし、6位下がって49位タイとなった。
そして、世界ランキング618位の前田陽子(37歳、164㎝、60㎏)は最終日+6、トータル+8と大きく落とし、8位下がって単独51位となった。