9月に入って4週目となった。
南の海はまだまだ熱いようで、台風が次々と発生しており、非常に強いと言われた台風14号が何度か上陸を繰り返した後、今日の午前中に太平洋側に抜けて漸く温帯低気圧に変わったところであるが、台風に付いてはこの後もどうなるのか予測が付かない。
それに、台風一過とは中々行かないようで、今週もゴルフツアーの始まる木曜日から土曜日辺りは全体的に崩れそうな感じである。
その分、私の住む奈良県でも最高気温は30℃を越えず、最低気温は20℃を切る予報が出ているので、日中でも大分過ごし易くなり、朝晩涼しい分、寝易くなっているようだ。
そんな中、今週は季節的には秋が進行しているのもある所為か、開催が予定されているゴルフツアーが増えており、日本人選手が出場する予定の試合はまあまあありそうなので、結構楽しみである。
今回は女子のツアーの方から簡単に書き留めておく。
先ずは国内女子ツアーから見て行くと、今朝から滋賀県にある「瀬田ゴルフコース 北コース」において、これからプロテスト合格を目指す25歳以下の選手の為のマイナビネクストヒロインゴルフツアーの第8戦、「マイナビカップ」が1日競技として開催される予定であったが、台風14号の影響がまだ残っており、残念ながら中止となった。
これはまあ仕方がない。
来週、岩手県において第9戦、「みちのくコカ・コーラレディース」の開催が予定されているので、楽しみに待ちたい。
マイナビのツアー野分が中止させ
残念だけど仕方ないかも
また9月23日(金)の朝から宮城県にある「利府ゴルフ倶楽部(6491ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「第49回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」が3日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は7000万円、優勝賞金は1260万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に50位タイまでに入っている選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進められる予定となっている。
有望新人、実力派の若手選手、中堅選手、ベテラン選手、実力派外国人選手と幅広い選手層が毎週のように熱いバトルを楽しませてくれるのがこのツアーである。
そしてひところは上位に集中していた実力派外国人選手が目に見えて減り、そこに若手有望選手が入っているのが嬉しい。
先週も昨年11月に2021年度最終プロテストにトップで合格したばかりの94期生、ルーキーの尾関彩美悠(アミユ、19歳、158㎝、50㎏)が見事初優勝を果たしている。
先々週同期の川﨑春花(19歳、158㎝、51㎏)が優勝したので、それが結構刺激になっていたようである。
なおライブ中継であるが、テレビでは全国的に視られるのに限るとCS放送の日テレジータスで土曜日、日曜日の午前中に少し予定され、同じくCS放送の日テレNEWS24で土曜日の午後に少し予定されているぐらいである。
その代わりと言っては何であるが、インターネット動画配信サイトのGOLFTV、DAZN、U-NXETでは4日間に亘りたっぷりと予定されている。
国内の女子のツアーは次々と
スター輝き眩しいのかも
国内の女子のツアーは若手等が
連鎖しながら勝っているかも
国内の女子のツアーはテレビより
ネットに主軸移動したかも
それから、9月23日(金)の朝から広島にある「芸南カントリークラブ(6545ヤード、パー72)」において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「2022中国新聞ちゅーピーレディースカップ」が3日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると、賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に50位タイに入っている選手が残り1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来る予定となっている。
中々盛況で、このツアーで優勝して弾みを付け、レギュラーツアー、それもメジャー大会に優勝して一気に駆け上がったルーキーの川﨑春花のような例もあるから、侮れないツアーでもある。
先週は同期のルーキー、櫻井心那(18歳、166㎝、62㎏)がこのツアーで2勝目を上げ、獲得賞金額ランキングで1位を直走っている。
ステップもルーキー光り放ち出し
益々熱を感じるのかも
なお、ライブ放送に付いてはCS放送のスカイAで3日間に亘ってたっぷりと予定されている。
次に海外のツアーの方に目を移すと、9月22日(木)の午後から時差-8時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-9時間)のアイルランドにおいて欧州女子ツアー、「KPMGアイルランド女子オープン」が5日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は40万ユーロで、1ユーロを約143.6円とすると約5744万円となり、ステップアップツアーとレギュラーツアーの間くらいとなっている。
フィールドが少し厚くなったのもあるのか、今週も世界ランキング1316位の早川真帆(26歳、155㎝)は待機メンバーとなっており、出場は難しそうである。
また、このツアーに関係するツアーとして9月23日(金)の午後から時差-8時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-9時間)のイングランドにおいて下部ツアー、「Rose Ladeies Open」が3日間の日程で予定されている。
公式サイトによると賞金総額は6万5000ユーロとなっているから、約933万円となり、ステップアップツアーの半分ぐらいとなっている。
このツアーには今、日本人選手ではないが、世界ランキング228位で日系の小堀桃花(ニュージーランド、23歳、160㎝)が参戦しており、今週も出場する予定なので、ちょっと注目している。
また、9月23日(金)の朝から韓国忠清北道(多分)にある「セレニティ・カントリー・クラブ(6739ヤード、パー72)」において韓国女子ツアー(KLPGAツアー)、「OK金融グループ(貯蓄銀行)朴セリ招待」が3日間に日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は8億ウォンとなっており、1ウォンを約0.103円とすると、約8240万円となり、今週も国内女子ツアーよりも高額になっている。
年間では33大会で賞金総額305億ウォンと発表されており、約31億4000万円となるから、国内女子ツアーの38試合、42億9600万円に迫る規模となっている。
会場は国内女子ツアーに比べて長い場合が多く、実力的には世界レベルの大型選手も次々と出現しているので、国内女子ツアーにとっても無視出来ないツアーとなっている。
韓国の女子のツアーは中々で
脅威感じるレベルなのかも
また、9月23日(金)の夜から時差-14時間(現在サマータイム中、それ以外の時期では-15時間)の米国・アーカンソー州にある「ピナクル・カントリー・クラブ」において米国女子ツアー、「ウォールマートNWアーカンソー選手権」が3日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は230万ドルとなっており、1ドルを約143.4円とすると、約3億3000万円となり、国内女子ツアーに比べると今週は5倍近く高額になっている。
日本人選手としては世界ランキング10位で黄金世代を代表し、自他共に認める日本のエースの畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング20位でプラチナ世代を代表し、全英オープンの前哨戦のスコティッシュ・オープンでは米国女子ツアー初優勝を決め、先週は3位タイに入った古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング34位で黄金世代をリードするひとり、全英女子オープンにおいて2019年に優勝して今年単独3位に入った渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング408位で米国女子ツアーを主戦場とするまだまだチャレンジャーの上原彩子(38歳、155㎝)、世界ランキング487位で米国女子ツアー3勝の実績を持ち、リオ五輪では4位に入った野村敏京(29歳、166㎝、60㎏)が出場する予定である。
畑岡奈紗にとっては2018年、2021年と2回優勝している相性の好い大会であるから、今週も大いに期待される。
畑岡奈紗二度の優勝成し遂げた
好相性の試合なのかも
なお、ライブ中継はWOWOWとGOLFTVでたっぷりと予定されている。
米国の女子のツアーも日本人
六人も出て期待膨らみ
また9月23日(金)の夜からレギュラーツアーと同じく時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・アーカンソー州にある「Mystic Creek Golf Club(6569ヤード、パー72)」において、米国女子ツアーの下部に当たるエプソン・ツアー、「Murphy USAエル・ドラドシュートアウト」が3日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は22万5000ドルで、これは約3230万円であるから、今週はステップアップツアーの1.5倍ぐらい高額となっている。
日本人選手としては世界ランキング740位で黄金世代の西畑萌香(24歳、159㎝、52㎏)が出場する予定で、ちょっと注目したい。
米国の下部のツアーに黄金の
西畑萌香出る予定かも
それからオーストラリア女子ツアー(ALPGツアー)は残念ながらオープンウイークとなっている。