金曜日の朝から愛知県にある「新南愛知カントリークラブ美浜コース(6502ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」が3日間の日程で開催され、その最終日が悪天候によるサスペンデッドを挟みながらも何とか終わった。
公式サイトによると賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円で、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に39位タイまでに入った52名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
有望新人、実力派の若手選手、中堅選手、ベテラン選手、実力派外国人選手と幅広い選手層が毎週のように熱いバトルを楽しませてくれるのがこのツアーである。
そしてひところは上位に集中していた実力派外国人選手が目に見えて減り、そこに若手有望選手が入っているのが嬉しい。
先週も昨年11月に2021年度最終プロテストに合格したばかりの94期生、ルーキーの川﨑春花が見事優勝している。
なおライブ中継であるが、テレビではBSフジで土曜日、日曜日に少しずつとCS放送のゴルフネットワークで土曜日の午前中に予定されていたから、まあ放送されたのであろう。
それはまあともかく、テレビでのライブ中継が減って来た代わりと言っては何であるが、インターネットの動画配信サイト、GOLFTV、DAZN、U-NXETでは4日間に亘りたっぷりと配信され、私の場合は韓国ドラマを視聴しているU-NEXTでそのままゴルフ中継が楽しめたので、主に此方を利用させて貰った。
国内の女子のツアーは幅広く
スター輝き眩しいのかも
国内の女子のツアーは日本人
若手選手が競り合うのかも
国内の女子のツアーはテレビより
ネットに主軸移動したかも
さて単独首位を結果的に維持して見事優勝したのは世界ランキング221位で昨年の11月に2021年度の最終プロテストにトップで合格した尾関彩美悠(アミユ、19歳、158㎝、50㎏)で、最終日5バーディー、3ボギーの-2、トータル-13と伸ばした。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)の最終組で、トータル-11から出て、前半では5ホールをパーで凌いだ後、第6ホールでボギーを叩いたのでトータル-10に落としたので、一旦首位を明け渡している。
続く2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでバーディーを決めたので、結局トータル-11に戻し、首位タイに並んで後半へと繋いでいる。
しかし、後半に入っていきなり第10、11ホールと連続でボギーを叩き、トータル-9まで落としたので、再び首位を明け渡し、しかも一気に3打差を付けられた。
この時点でもう駄目かなあと思ったが、第12ホールで空かさずバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
トータル-10に戻し、続く2ホールをパーで凌いだ後、第15、16ホールと連続でバーディーを決めてこの時点でトータル-12まで伸ばし、また首位に並んだ。
その後、1つ空いて第18ホールでバーディーを決め、トータル-13まで伸ばして勝負を決めた。
終盤の競り合いでは新人らしからぬ強さを魅せ、競り合った吉田優利は祝福した後、そっと涙したそうな。
それはまあともかく、岩井千怜、川﨑春花等、昨年最終プロテストに合格した選手が続々と優勝争いをするようになり、それが同期の選手等を悔しがらせ、また希望を与えているようである。
尾関彩美悠後半伸ばし勝って魅せ
尾関彩美悠競り合い制し勝って魅せ
尾関彩美悠競り合い制し力魅せ
単独2位を維持したのは世界ランキング79位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落やコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利(22歳、158㎝、58㎏)で、最終日3バーディー、1ボギーの-2、トータル-12と伸ばした。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-10から出て、前半では5ホールをパーで凌いだ後、第6ホールでバーディーを決めたのでこの時点でトータル-11まで伸ばし、尾関彩美悠を逆転して単独首位に立っている。
その後、残りの3ホールをパーで凌いだので、トータル-11のまま後半へと繋いでいる。
この時点で尾関彩美悠が追い着いて来たが、後半に入って第11ホールでバーディー
を決めてトータル-12まで伸ばした時点で3打差を付けて単独首位に立っている。
そして、続く2ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでボギーを叩いたので、トータル-11に落とし、第15ホールで尾関彩美悠がバーディーを決めて追い着いて来た。
第16ホールでバーディーを決めてトータル-12に伸ばしたが、この時は尾関彩美悠もバーディーを決めて並走して来た。
残りの2ホールはパーで凌いだので、トータル-12のままであったが、尾関彩美悠は第18ホールでバーディーを決め、逆転されている。
吉田優利一旦首位に立ちながら
後半負けて二位となるかも
吉田優利じわりと伸ばし二位を維持
吉田優利二位を維持して強さ魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング226位で昨年の6月に2020年度の最終プロテストに合格したプラチナ世代の後藤未有(21歳、157㎝、58㎏)で、最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-10と伸ばし、2位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-7からスタートし、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-8と少し伸ばし、後半に入ってからは3バーディー、1ボギーの-2、トータル-10と伸ばしている。
後半では首位争いに加わる勢いであったが、最終組の2組前で回っていたので、結局は最終組に差を付けられた。
それでも、一旦下がっていたので、ここまで戻して来たのは流石ではないか!?
後藤未有確り伸ばし上げて魅せ
後藤未有最後は上げて力魅せ
後藤未有三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング38位で新世紀世代をリードするひとり、同世代のライバル達から強い刺激を受けて調子を上げ続けている山下美夢有(21歳、150㎝、52㎏)は最終日+1、トータル-8と少し落とし、3位下がって6位タイとなった。
それでも、これで国内女子ツアーで11試合連続ベストテン入りとなり、安定した強さを見せている。
山下やベストテン続け強さ魅せ
世界ランキング74位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を上げた高橋彩華(サヤカ、24歳、162㎝、55㎏)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、9位上げて9位タイに入った。
高橋や確り伸ばし上げて魅せ
高橋や連日上げて強さ魅せ
高橋や九位に入り強さ魅せ
世界ランキング75位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング1位で米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ(34歳、155㎝、63㎏)は最終日-3、トータル-7と伸ばし、7位上げて9位タイに入った。
申ジエや確り伸ばし上げて魅せ
申ジエや下がっても上げ強さ魅せ
申ジエや九位に入り強さ魅せ
世界ランキング117位で実力派中堅外国人選手のひとり、柔らかい笑顔が印象的なイ・ミニョン(韓国、30歳、168㎝、73㎏)は最終日イーブン、トータル-7と伸ばせず、4位下がって9位タイとなった。
世界ランキング69位で実力派ベテラン選手を代表し、海外ツアーでも強いところを見せて来た上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)は最終日イーブン、トータル-6と伸ばせず、4位下がって12位タイとなった。
世界ランキング212位で昨年の6月に2020年度の最終プロテストに合格した大学生プロの桑木志帆(倉敷芸術科学大、19歳、164㎝)は最終日+2、トータル-6と落とし、8位下がって12位タイとなった。
世界ランキング124位で実力派若手選手のひとり、はんなり系の三ヶ島かな(26歳、164㎝、51㎏)は最終日-4、トータル-5と伸ばし、14位上げて16位タイに入った。
三ヶ島かな確り伸ばし上げて魅せ
三ヶ島かな確り上げて強さ魅せ
三ヶ島かな上位に入り強さ魅せ
世界ランキング23位で新世紀世代を代表し、今年念願の国内女子ツアー初優勝してから瞬く間に勝ち星を5勝に増やした西郷(せご)どんこと西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング127位で実力派若手外国人選手のひとり、森田遥(中国、26歳、164㎝)は共に最終日-2、トータル-5と伸ばし、2位上げて16位タイに入った。
西郷真央じわりと伸ばし上げて魅せ
西郷真央最後は上げて強さ魅せ
西郷真央上位に入り強さ魅せ
森田遥じわりと伸ばし上げて魅せ
森田遥連日上げて強さ魅せ
森田遥上位に入り強さ魅せ
世界ランキング94位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を成し遂げた植竹希望(24歳、170㎝、59㎏)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばして16位タイを維持した。
植竹や少し伸ばして順位維持
植竹や上位維持して強さ魅せ
植竹や上位維持して意地を魅せ
世界ランキング89位で狭間世代をリードするひとり、国内女子ツアー初優勝が待たれるナチュラル系で人気の高い菅沼菜々(22歳、158㎝)は最終日-3、トータル-4と伸ばし、8位上げて22位タイに入った。
菅沼菜々確り伸ばし上げて魅せ
菅沼菜々下がっても上げ強さ魅せ
菅沼菜々最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング123位で黄金世代をリードするひとり、昨年イップスから復調して国内女子ツアー2勝目を挙げた大里桃子(24歳、171㎝、60㎏)は最終日+1、トータル-4と少し落とし、11位下がって22位タイとなった。
世界ランキング22位で狭間世代を代表し、東京五輪銀メダリストで昨シーズンの賞金女王に輝いた稲見萌寧(モネ、23歳、166㎝、58㎏)は最終日+2、トータル-4と落とし、14位下がって22位タイとなった。
世界ランキング157位で昨年6月に最終プロテストに合格した岩井明愛(アキエ、20歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)は最終日-2、トータル-2と伸ばし、10位上げて29位タイに入った。
岩井明愛確り上げて力魅せ
岩井明愛最後は上げて力魅せ
岩井明愛下がっても上げ力魅せ
世界ランキング100位で実力派中堅選手のひとり、広い交友関係を持つ優しいお姉さん格の青木瀬令奈(29歳、153㎝、50㎏)は最終日-1、トータル-2と少し伸ばし、1位上げて29位タイに入った。
青木瀬令奈少し伸ばし上げて魅せ
青木瀬令奈連日上げて強さ魅せ
青木瀬令奈中位に入り意地を魅せ
世界ランキング67位で実力派若手選手のひとり、長期に亘る不振から昨年復活して念願の国内女子ツアー初優勝を上げて今年2勝目を上げた堀琴音(26歳、165㎝、56㎏)は最終日+1、トータル+1と少し落とし、2位下がって41位タイとなった。
世界ランキング64位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら(24歳、158㎝、58㎏)は最終日+3、トータル+1と落とし、18位下がって41位タイとなった。