9月8日(木)の20時30分頃から時差-13時間(現在サマータイム中、それ以外の時期では-14時間)の米国・オハイオ州にある「ケンウッド・カントリークラブ(6515ヤード、パー72)」において米国女子ツアーの新規大会、「クローガー・クイーンシティ選手権」が4日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は175万ドルとなっており、1ドルを約142.5円とすると、約2億4940万円となり、国内女子ツアーに比べると今週は少し高額なくらいとなる。
日本人選手としては先週と同様に、世界ランキング9位で黄金世代を代表し、自他共に認める日本のエースの畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング21位でプラチナ世代を代表し、全英オープンの前哨戦のスコティッシュ・オープンでは米国女子ツアー初優勝を決めた古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング30位で黄金世代をリードするひとり、全英女子オープンにおいて2019年に優勝して今年単独3位に入った渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング31位で新世紀世代をリードするひとり、2021年の全米女子オープンで優勝した笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング457位で米国女子ツアーを主戦場とし、まだまだ成長を感じさせる結構ベテラン選手の上原彩子(38歳、155㎝)、世界ランキング476位で米国女子ツアー3勝の実績を持ち、リオ五輪では4位に入った野村敏京(29歳、166㎝、60㎏)の6人が出場している。
今週も賑やかになり、楽しみであるが、さてこの内何人が予選を通過するか!?
なお、ライブ中継はWOWOWとGOLFTVでたっぷりと予定されている。
米国の女子のツアーも日本人
大挙出場楽しみ続き
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング43位で国内女子ツアーでも活躍し、日本人にとっても比較的馴染みのあるイ・ジョンウン6(韓国、26歳、165㎝)で、2日目9バーディーの-9、トータル-13と爆発的に伸ばして10位上げて来た。
2日目はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-4から出て、前半では5バーディーの-5、トータル-9と大きく伸ばし、後半に入ってからも4バーディーの-4、トータル-13と順調に伸ばしている。
イジョンウン爆発魅せて首位に立ち
イジョンウン爆発魅せて首位奪い
イジョンウン首位を奪って強さ魅せ
単独2位に付けているのは世界ランキング34位で現在中国のエースとなっているリン・シユ(中国、26歳、168㎝)で、2日目4バーディーの-4、トータル-12と伸ばしながらも1位下がっている。
2日目はアウトスタートで、トータル-8から出て、前半では2バーディーの-2、トータル-10と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-12と順調に伸ばしている。
リンシユや伸ばしながらも一位下げ
リンシユや伸ばし足りずに一位下げ
リンシユや二位で通過し強さ魅せ
単独3位に付けているのは世界ランキング52位のアリー・ユーイング(米国、29歳、168㎝)で、2日目9バーディー、1ボギーの-8、トータル-11と爆発的に伸ばして16位上げて来た。
2日目はインスタート(第10ホールから)で、トータル-3から出て、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-5と伸ばし、後半に入ってからは加速し、6連続で6バーディーの-6、トータル-11と大きく伸ばしている。
ユーイング爆発魅せて三位付け
ユーイング後半加速三位付け
ユーイング三位まで上げ強さ魅せ
4位タイに付けているのは世界ランキング175位で比較的小柄ながらも飛ばし屋として注目されていたマリア・ファシ(メキシコ、24歳、165㎝)、世界ランキング199位のサラ・ケンプ(オーストラリア、36歳、165㎝)で、トータル-10まで伸ばしている。
マリア・ファシは2日目6バーディーの-6と大きく伸ばして7位上げて来た。
2日目はアウトスタートで、トータル-4から出て、前半では1バーディーの-1、トータル-5と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して5バーディーの-5、トータル-10と大きく伸ばしている。
マリアファシ大きく伸ばし上げて魅せ
マリアファシ後半加速四位付け
マリアファシ四位まで上げ力魅せ
サラ・ケンプは2日目5バーディー、1ボギーの-4と伸ばしながらも1位下がっている。
2日目はアウトスタートで、トータル-6から出て、前半では3バーディーの-3、トータル-9と伸ばし、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-10と少し伸ばしている。
サラケンプ伸ばしながらも一位下げ
サラケンプ伸ばし足りずに一位下げ
サラケンプ四位で通過力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング41位のキム・アリム(韓国、26歳、175㎝)は2日目-3、トータル-9と伸ばしながらも、3位下がって6位タイとなっている。
キムアリム伸ばしながらも三位下げ
キムアリム伸ばし足りずに三位下げ
キムアリム六位通過で強さ魅せ
そして、畑岡奈紗は2にちめ2バーディーの-2、トータル-9と伸ばしながらも、4位下がって6位タイとなっている。
2日目はインスタート、トータル-7から出て、前半では1バーディーの-1、トータル-8と少し伸ばし、後半に入ってからも1バーディーの-1、トータル-9と少し伸ばしている。
要するに、何とか耐えながらも少しは伸ばしたと言う感じか!?
ともかく、ここまで来たら決勝ラウンドでの飛躍を期待したい。
畑岡奈紗伸ばしながらも四位下げ
畑岡奈紗伸ばし足りずに四位下げ
畑岡奈紗六位通過で強さ魅せ
畑岡奈紗六位通過で期待させ
世界ランキング17位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、27歳、168㎝)は2日目-5、トータル-7と大きく伸ばし、19位上げて12位タイに付けて来た。
マグワイヤー大きく伸ばし上げて魅せ
マグワイヤー確り上げて強さ魅せ
マグワイヤー上位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング5位でカナダの妖精と呼ばれているブルック・ヘンダーソン(カナダ、25歳、163㎝)は2日目-5、トータル-6と大きく伸ばし、31位も上げて15位タイに付けて来た。
ヘンダーソン大きく伸ばし上げて魅せ
ヘンダーソン大きく上げて強さ魅せ
ヘンダーソン上位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング19位で上位安定し、米国女子ツアーで初優勝が待たれるルーキーのチェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)は2日目-1、トータル-6と少し伸ばしながらも、10位下がって15位タイとなっている。
チェヘジン伸ばしながらも十位下げ
チェヘジン伸ばし足りずに十位下げ
チェヘジン上位で通過強さ魅せ
世界ランキング13位のジェシカ・コルダ(米国、29歳、180㎝、ネリー・コルダの姉)は2日目-5、トータル-4と大きく伸ばし、57位も上げて26位タイに付けて来た。
ジェシカコルダ大きく伸ばし上げて魅せ
ジェシカコルダ大きく上げて強さ魅せ
ジェシカコルダ余裕の通過強さ魅せ
世界ランキング17位のハナ・グリーン(オーストラリア、26歳、168㎝)は2日目-2、トータル-4と伸ばし、5位上げて26位タイに付けて来た。
ハナグリーンじわりと伸ばし上げて魅せ
ハナグリーン確り上げて強さ魅せ
ハナグリーン余裕の通過強さ魅せ
そして、古江彩佳は2日目3バーディー、2ボギーの-1、トータル-4と少し伸ばしながらも、7位下がって26位タイとなっている。
2日目はインスタートでトータル-3から出て、前半では2バーディーの-2、トータル-5と伸ばしたが、後半に入ってからは1バーディー、2ボギーの+1、トータル-4と少し落としている。
古江彩佳伸ばしながらも七位下げ
古江彩佳伸ばし足りずに七位下げ
古江彩佳後半落とし七位下げ
古江彩佳余裕の通過強さ魅せ
世界ランキング12位で小柄ながらも結構飛ばし屋のキム・セヨン(韓国、29歳、160㎝)は2日目+1、トータル-4と少し落とし、21位も下がって26位タイとなっている。
世界ランキング6位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーでは2勝し、ルーキーシーズンの米国女子ツアーでも優勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、19歳)は2日目+2、トータル-3と落とし、30位も下がって35位タイとなっている。
そして、笹生優花は2日目5バーディー、3ボギーの-2、トータル-1と伸ばし、22位も上げて61位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
2日目はインスタートで、トータル+1から出て、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-1と伸ばし、後半に入ってからは2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-1と維持している。
彼女が持ち前のスカッとする伸ばし方は出来ていないが、それでも大崩れせず、何とか予選を通過出来て好かった、好かった。ホッ。
笹生優花じわりと伸ばし上げて魅せ
笹生優花大きく上げて強さ魅せ
笹生優花何とか通過意地を魅せ
笹生優花何とか通過期待させ
そして、上原彩子は2日目3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-1と伸ばせず、15位下がって61位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
2日目はインスタートで、トータル-1から出て、前半では1バーディー、2ボギーの+1、トータルイーブンと少し落としたが、後半に入ってからは2バーディー、1ボギーの-1、トータル-1と少し伸ばしている。
上原や後半伸ばし通過魅せ
上原や何とか通過意地を魅せ
上原や何とか予選通過して
後の二日に期待膨らみ
以上で、61位タイまでに入っている76名の選手が後半2日間に亘って予定されている決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング11位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)はトータルイーブンで77位タイ、世界ランキング3位で日本人選手とも結構親密な遣り取りをしている記事が出ているミンジー・リー(オーストラリア、26歳)、世界ランキング8位でかつては天才少女と呼ばれ、国内女子ツアーでもその片鱗を見せたキム・ヒョージュ(韓国、27歳、165㎝)は共にトータル+1で93位タイ、野村敏京はトータル+2で99位タイ、渋野日向子、世界ランキング7位でツアー屈指の飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、27歳、180㎝)は共に+3で113位タイとなり、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
と言うわけで、今回は渋野日向子よりも世界ランキングが高い、米国女子ツアーではお馴染みの結構な猛者達も初日の出遅れを回復出来ないままに予選落ちとなったようだ。
ちょっと寂しくなったが、それでも日本人選手が4人予選通過したことは嬉しい。
この後の奮闘にも期待したいところである。