8月25日(木)の夜から時差-13時間(現在サマータイム中、それ以外の時期では-14時間)のカナダ・オンタリオ州オタワにある「オタワ・ハント&ゴルフクラブ(6546ヤード、パー71)」において米国女子ツアー、「カナディアン女子オープン」が4日間の日程で開催され、その第3ラウンド、すなわち決勝ラウンドの第1ラウンドが終わっている。
第2日目に予定されていた第2ラウンド、すなわち予選ラウンドの最終ラウンドは日没サスペンデッドで一部残していたが、第3日目にはそれを終え、引き続いて第3ラウンドも何とか終えることが出来た。
公式サイトによると賞金総額は235万ドルとなっており、1ドルを約137.5円とすると、約3億2300万円となり、国内女子ツアーに比べると今週は3倍以上あって、まあまあ高額となる。
日本人選手としては世界ランキング9位で黄金世代を代表し、自他共に認める日本のエースの畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング19位でプラチナ世代を代表し、全英オープンの前哨戦のスコティッシュ・オープンでは米国女子ツアー初優勝を決めた古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング29位で新世紀世代を代表し、2021年の全米女子オープンで優勝した笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング458位で米国女子ツアー3勝の実績を持ち、リオ五輪では4位に入った野村敏京(29歳、166㎝、60㎏)が出場し、畑岡奈紗、古江彩佳が予選を通過している。
全体では第2ラウンド終了時に68位タイまでに入っていた78名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なお、ライブ中継はWOWOWとGOLFTVでたっぷりと予定されている。
米国の女子のツアーも日本人
競り合い魅せる楽しみもあり
さて、首位タイに付けているのは世界ランキング24位でツアールーキーのチェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)、世界ランキング53位で昨年のQシリーズでトップ合格した同じくツアールーキーのアン・ナリン(韓国、26歳、167㎝)で、トータル-16まで伸ばしている。
チェ・ヘジンは第3ラウンド6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばして1位上げて来た。
第3ラウンドはアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-11から出て、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-12と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して、4バーディーの-4、トータル-16と確り伸ばし、強いところを見せている。
この選手、今シーズンこの試合の前までに17試合出て予選落ちが無く、しかもベストテンに8回入っており、安定して強いところを見せている。
チェヘジンや大きく伸ばし首位に立ち
チェヘジンや連日伸ばし首位に立ち
チェヘジン首位まで上げて強さ魅せ
アン・ナリンは第3ラウンド4バーディー、1ボギーの-3と伸ばして首位を維持している。
第3ラウンドはアウトスタートで、トータル-13から出て、前半では3バーディーの-3、トータル-16と伸ばし、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-16と維持している。
この選手、今シーズンこの試合の前までに16試合に出て予選落ちが5回あり、ベストテンに4回入っている。
韓国女子ツアーで初優勝したのが2020年と比較的遅く、書いていて、国内女子ツアーで活躍している堀琴音を思い出した。
要するに、天才型ではないが、じっくり積み上げて来た実力者と言う感じである。
アンナリン確り伸ばし首位を維持
アンナリン前半伸ばし首位を維持
アンナリン首位を維持して強さ魅せ
単独3位に付けているのは世界ランキング142位のポーラ・レト(南アフリカ、32歳、165㎝)で、第3ラウンド4バーディーの-4、トータル-15と伸ばしながらも1位下がっている。
第3ラウンドはアウトスタートで、トータル-11から出て、前半では2バーディーの-2、トータル-13と伸ばし、後半でも2バーディの-3、トータル-15と順調に伸ばしているが、それでは足りなかったようだ。
ポーラレト伸ばしながらも一位下げ
ポーラレト伸ばし足りずに一位下げ
4位タイに付けているのは背化ランキング96位のサラ・シュメルゼル(米国、28歳、170㎝)、世界ランキング3位のネリー・コルダ(米国、24歳、178㎝、ジェシカ・コルダの妹)で、トータル-14まで伸ばしている。
サラ・シュメルゼルは第3ラウンド8バーディー、、3ボギーの-5と大きく伸ばして3位上げて来た。
第3ラウンドはアウトスタートでトータル-9から出て、前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-12と伸ばし、後半に入ってからも4バーディー、2ボギーの-2、トータル-14と順調に伸ばしている。
シュメルゼル大きく伸ばし四位付け
シュメルゼル力を魅せて四位付け
シュメルゼル四位まで上げ力魅せ
ネリー・コルダは第3ラウンド5バーディー、2ボギーの-3と伸ばしながらも2位下がっている。
第3ラウンドはアウトスタートでトータル-11から出て、前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル-12と少し伸ばし、後半では2バーディーの-2、トータル-14と伸ばしている。
ネリーコルダ伸ばしながらも二位下がり
ネリーコルダ伸ばし足りずに二位下がり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング18位で病気による休みが続いていたダニエル・カン(米国、29歳、168㎝)は第3ラウンド-3、トータル-12と伸ばし、1位上げて6位タイに付けて来た。
ダニエルカン確り伸ばし上げて魅せ
ダニエルカンじわじわ上げて強さ魅せ
ダニエルカン六位まで上げ強さ魅せ
そして畑岡奈紗は第3ラウンド4バーディー、2ボギーの-2、トータル-11と伸ばしながらも、2位下がって単独9位となっている。
第3ラウンドの様子をもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9から出て、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでボギーを叩いたが、空かさず第5ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
1つ空いて第7ホールでまたボギーを叩いたが、1つ空いて第9ホールでバーディーを決めて取り返し、結局維持し、トータル-9のまま後半へと繋いでいる。
好hhんに入って第11ホールでバーディーを決め、続く6ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では2打伸ばし、トータル-11として最終日へと繋いでいる。
じわじわと順位を下げているが、首位とはまだ5打差なので、最終日での首位争いに期待したい。
畑岡奈紗伸ばしながらも二位下がり
畑岡奈紗伸ばし足りずに二位下がり
畑岡奈紗じわじわ下がり最終日
首位争いを期待するかも
世界ランキング4位でかつて天才少女と呼ばれ、長期に亘り世界ランキング1位に君臨していたリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)は第3ラウンド-4、トータル-9と伸ばし、21位も上げて11位タイに付けて来た。
リディアコや確り伸ばし上げて魅せ
リディアコやぐんぐん上げて強さ魅せ
リディアコや上位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング13位のジェシカ・コルダ(米国、29歳、180㎝)は第3ラウンド-2、トータル-9と伸ばし、3位上げて11位タイに付けて来た。
ジェシカコルダじわりと伸ばし上げて魅せ
ジェシカコルダじわじわ上げて上位付け
ジェシカコルダ上位を保ち強さ魅せ
世界ランキング17位のハナ・グリーン(オーストラリア、25歳、168㎝)は第3ラウンドイーブン、トータル-8と伸ばせず、10位下がって20位タイとなっている。
そして、古江彩佳は第3ラウンド4バーディーの-4、トータル-7と伸ばし、32位も上げて25位タイに付けて来た。
第3ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)でトータル-3から出て、前半では5ホールをパーで凌いだ後、第15~18ホールと4連続バーディーを決め、トータル-7まで伸ばして後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは全てパーで凌いだので、結局トータル-7のままで最終日へと繋いでいる。
この如何にもと言う安定感のあるプレイ振り、流石古江彩佳ではないか!?
古江彩佳確り伸ばし上げて魅せ
古江彩佳ガンガン上げて強さ魅せ
古江彩佳中位まで上げ期待させ
世界ランキング10位で日本でも人気の高いダンボことチョン・インジ(韓国、28歳、175㎝)は第3ラウンド-3、トータル-7と伸ばし、19位上げて35位タイに付けて来た。
チョンインジ確り伸ばし上げて魅せ
チョンインジ確り上げて強さ魅せ
チョンインジ下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング6位で天才少女と呼ばれ、欧州女子ツアー、米国女子ツアーで優勝しているツアールーキーのアタヤ・ティティクル(タイ、19歳)は第3ラウンド-1、トータル-7と少し伸ばしながらも、3位下がって25位タイとなっている。
ティティクルや伸ばしながらも三位下げ
ティティクルや伸ばし足りずに三位下げ
世界ランキング11位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)は第3ラウンド+2、トータル-5と落とし、27位も下がって41位タイとなっている。
世界ランキング12位のキム・セヨン(韓国、29歳、160㎝)は第3ラウンドイーブン、トータル-4と伸ばせず、7位下がって51位タイとなっている。
世界ランキング5位でカナダの妖精と呼ばれる地元のエース、ブルック・ヘンダーソン(カナダ、24歳、163㎝)は第3ラウンド+2、トータル-3と落とし、28位も下がって60位タイとなっている。
そして、世界ランキング7位でツアー有数の飛ばし屋、レキシー・トンプソン(米国、27歳、180㎝)は第3ラウンド+2、トータル-2と落とし、22位も下がって66位タイとなっている。