昨朝から北海道小樽市にある「小樽カントリー倶楽部(６６５５ヤード、パー７２)」において国内女子ツアー、「ニトリレディスゴルフトーナメント」が４日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は１億円、優勝賞金は１８００万円で、前半２日間に亘る予選ラウンド終了時に６０位タイまでに入っている選手が後半２日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進められる予定となっている。
注目されるのは初優勝から２週連続して優勝し、世界ランキングが６９位まで上がって一躍ゴールデンルーキーとなった岩井千怜（チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）であるが、その２週に亘って近くで強い刺激を受けて来たはずの世界ランキング１７９位の岩井明愛（アキエ、２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）の躍進も期待される。
ただ、少し前のユーチューブを視ていて興味深かったのはボーイッシュで実力的に少し上と見られていた岩井明愛と愛嬌たっぷりで女の子っぽいと言われがちな岩井千怜の握力を比べるシーンがあり、岩井明愛が３９㎏、岩井千怜が４２㎏で、イメージと逆であったことだ。
この他にも有望新人、実力派の若手選手からベテラン選手と幅広い選手層が熱いバトルを楽しませてくれるのがこのツアーである。
なお、ライブ中継であるが、テレビでは土曜日の前半、日曜日の午前にＣＳ放送のゴルフネットワークで予定され、土日の午後に地上波のテレビ東京系列、ＢＳテレ東で予定されている。
それにインターネットの動画配信サイトのＧＯＬＦＴＶ、ＤＡＺＮでは４日間に亘りたっぷりと予定されている。
国内の女子のツアーは幅広く
スター等競って面白いかも
さて単独首位を維持しているのは世界ランキング１３３位で黄金世代をリードするひとり、国内のメジャーで強いところを見せて来たモデル系の原英莉花（２３歳、１７３㎝、５８㎏）で、２日目４バーディー、３ボギーの－１、トータル－８と少し伸ばしている。
２日目はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－７から出て、前半では１バーディーの－１、トータル－８と少し伸ばし、後半に入ってからは３バーディー、３ボギーのイーブン、トータル－８と維持している。
原英莉花少し伸ばして首位を維持
原英莉花強さを魅せて首位を維持
原英莉花首位を維持して強さ魅せ
単独２位に付けているのは世界ランキング８９位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落やコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利(２２歳、１５８㎝、５８㎏)で、２日目４バーディー、３ボギーの－１、トータル－６と少し伸ばしている。
２日目はアウトスタートでトータル－５から出て、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－７と伸ばしたが、後半では１バーディー、２ボギーの＋１、トータル－６と少し落としている。
吉田優利前半伸ばし二位を維持
吉田優利強さを魅せて二位を維持
吉田優利二位を維持して強さ魅せ
３位タイに付けているのは世界ランキング９５位で実力派中堅選手のひとり、広く交友関係を持つ優しいお姉さん格の青木瀬令奈（２９歳、１５３㎝、５０㎏）、世界ランキング４４１位で昨年の６月に２０２０年度の最終プロテストに合格したプラチナ世代の浜崎未来（ミライ、２２歳、１６２㎝、５８㎏）で、共に２日目－３、トータル－５と伸ばして８位上げて来た。
青木瀬令奈は２日目７バーディー、４ボギーの－３であった。
２日目はインスタート（第１０ホールから）で、トータル－２から出て、前半では３バーディー、２ボギーの－１、トータル－３と少し伸ばし、後半に入ってからは４バーディー、２ボギーの－２、トータル－５と順調に伸ばしている。
青木瀬令奈確り伸ばし三位付け
青木瀬令奈確り上げて強さ魅せ
青木瀬令奈三位まで上げ強さ魅せ
浜崎未来は２日目４バーディー、１ボギーの－３であった。
２日目はアウトスタートで、トータル－２から出て、前半では３バーディーの－３、トータル－５と伸ばし、後半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－５と維持している。
浜崎や確り伸ばし三位付け
浜崎や確り上げて力魅せ
浜崎や三位まで上げ力魅せ
５位タイに付けているのは世界ランキング６３位で実力派ベテラン選手を代表し、海外のツアーでも強いところを見せて来た上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）、世界ランキング１０５位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、飛ばし屋の藤田さいき（３６歳、１６８㎝、６５㎏）で、共に２日目イーブン、トータル－４と伸ばせず、２位下がっている。
上田桃子は２日目４バーディー、４ボギーのイーブンであった。
２日目はインスタートで、トータル－４から出て、前半では３バーディー、２ボギーの－１、トータル－５と少し伸ばしたが、後半に入ってから１バーディー、２ボギーの＋１、トータル－４と少し落としている。
上田桃子後半落とし二位下がり
上田桃子スコア維持して二位下がり
上田桃子五位で通過し強さ魅せ
藤田さいきは２日目２バーディー、２ボギーのイーブンであった。
２日目はアウトスタートでトータル－４から出て、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－５と少し伸ばしたが、後半に入ってからは１ボギーの＋１、トータル－４と少し落としている。
藤田さいき後半落とし二位下がり
藤田さいきスコア維持して二位下がり
藤田さいき五位で通過し強さ魅せ
以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。
世界ランキング７８位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング１位で米国と韓国において賞金女王となったレジェンドの申ジエ（韓国、３４歳、１５５㎝、６３㎏）は２日目－４、トータル－３と伸ばし、３７位も上げて７位タイに付けて来た。
申ジエや確り伸ばし上げて魅せ
申ジエや大きく上げて強さ魅せ
申ジエや七位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング９９位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を遂げた植竹希望（２４歳、１７０㎝、５９㎏）は２日目－２、トータル－３と伸ばし、１５位上げて７位タイに付けて来た。
植竹や確り上げて強さ魅せ
植竹や確り上げて七位付け
植竹や七位に上げて強さ魅せ
世界ランキング２２位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで昨シーズンの賞金女王に輝いた稲見萌寧（２３歳、１６６㎝、５８㎏）、世界ランキング３８位でプラチナ世代の国内組を代表し、海外ツアーへの本格参戦を目指している西村優菜（２２歳、１５０㎝、５０㎏）は共に２日目イーブン、トータル－３と伸ばせず、１位下がって７位タイとなっている。
世界ランキング６０位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら（２４歳、１５８㎝、５８㎏）は２日目＋１、トータル－３と少し落とし、４位下がって７位タイとなっている。
世界ランキング１２５位で実力派中堅選手のひとり、人一倍連練習熱心でアプローチショット、パットの名手である鈴木愛(２８歳、１５５㎝)は２日目－４、トータル－２と伸ばし、４２位も上げて１７位タイに付けて来た。
鈴木愛確り伸ばし上げて魅せ
鈴木愛大きく上げて通過魅せ
鈴木愛大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング１２９位で実力派若手選手をリードするひとり、三ヶ島かな（２６歳、１６４㎝、５１㎏）は２日目－３、トータル－２と伸ばし、２７位も上げて１７位タイに付けて来た。
三ヶ島かな確り伸ばし上げて魅せ
三ヶ島かな大きく上げて通過魅せ
三ヶ島かな大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング４２位で新世紀世代をリードするひとり、同世代のライバル達の活躍に大きな刺激を受けて調子を上げて来た山下美夢有（２１歳、１５０㎝、５２㎏）は２日目－２、トータル－２と伸ばし、１３位上げて１７位タイに付けて来た。
山下や確り上げて強さ魅せ
山下や上位で通過期待させ
山下や上位で通過強さ魅せ
世界ランキング７３位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を成し遂げた高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）は２日目イーブン、トータル－２と伸ばせず、６位下がって１７位タイとなっている。
世界ランキング６８位で実力派若手選手をリードするひとり、長期に亘る不振から昨年復調して念願の国内女子ツアー初優勝を遂げ、今年２勝目を挙げた堀琴音（１６５㎝、５６㎏）は２日目＋１、トータル－２と少し落とし、１１位下がって１７位タイとなっている。
世界ランキング１３８位で実力派若手外国人選手のひとり、森田遥（中国、２６歳、１６４㎝）は２日目＋３、トータルイーブンと落とし、２９位も下がって３５位タイとなっている。
世界ランキング１７９位で昨年の６月に最終プロテストに合格し、ステップアップツアーでは昨年既に優勝している岩井明愛（２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）は２日目イーブン、トータル＋１と維持し、２位上げて４２位タイに付けて来た。
岩井明愛スコア維持して上げて魅せ
岩井明愛余裕の通過意地を魅せ
岩井明愛余裕の通過力魅せ
そして、世界ランキング１２８位で実力派ベテラン外国人選手の全美貞（ジョン・ミジョン、３９歳、１７５㎝、５９㎏）は２日目イーブン、トータル＋２と維持し、９位上げて５０位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
全美貞スコア維持して上げて魅せ
全美貞確り上げて通過魅せ
全美貞何とか通過意地を魅せ
以上で、５０位タイまでに入っていた６１名の選手が後半２日間に亘って予定されている決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング５９位で黄金世代をリードするひとり、激しい筋力トレーニングにより同世代でも有数の飛ばし屋に変身している勝みなみ（２４歳、１５８㎝）はトータル＋３で６２位タイ、世界ランキング１０９で実力派ベテラン選手のひとり、疑問があれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香（３４歳、１５７㎝、５２㎏）はトータル＋４で６９位タイ、世界ランキング１２０位で黄金世代をリードするひとり、長期に亘って悩まされて来たイップスから昨年立ち直って久々の２勝目を挙げた大里桃子(２４歳、１７１㎝、６０㎏)はトータル＋５で７６位タイ、世界ランキング２１位で新世紀世代を代表し、今年念願であった国内女子ツアーの初優勝を成し遂げてから５勝まで積み上げ、海外のメジャー大会でも活躍して来た西郷真央（２０歳、１５８㎝、５７㎏）はトータル＋６で９０位タイ、世界ランキング１２３位で実力派中堅選手のひとり、飛ばし屋の渡邉彩香（２８歳、１７２㎝、６５㎏）はトータル＋８で１００位タイ、世界ランキング６９位で昨年の６月に最終プロテストに合格し、その後直ぐにステップアップツアーでは優勝して、先々週、先週と国内女子ツアーで２連勝している岩井千怜（チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）はトータル＋１２で単独１１２位となって、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
