8月4日(木)の夜から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)の米国・ノースカロライナ州にある「セッジフィールドカントリークラブ(7131ヤード、パー70)」において米国男子ツアー、「ウィンダム選手権」が4日間の日程で開催され、その最終ラウンドが終わった。
第3日目に予定されていた第3ラウンド、すなわち決勝ラウンドの第1ラウンドが日没サスペンデッドの所為で最終日に積み残され、最終日はその分と最終ラウンドが行われた。
此処では最終ラウンドの様子に付いて触れておく。
公式サイトでは賞金総額が730万ドル、優勝賞金が131万4000ドルとなっており、1ドルを約135円とすると、それぞれ約9億7200万円、1億7700万円となるから、米国男子ツアーとしては平均的なところであろうか!?
レギュラーシーズンではこれが最終戦となり、後は選ばれし者の高額賞金大会であるプレーオフシリーズ3戦を残すのみとなった。
日本人選手としては世界ランキング369位で下部ツアーからシード権の復活を目指している小平智(32歳、173㎝、68㎏)が出場し、予選ラウンド終了時にはトータル-6まで伸ばして10位タイとなり、余裕で予選通過を果たしていた。
そして第3ラウンドではトータル-6のまま伸ばせず、24位タイに下がった。
来シーズンのシード権確保に有利なように、最終ラウンドで少しでも上げられたのか気になるところである。
全体では予選ラウンド終了時に65位タイまでに入った87名の選手が残り2ラウンドの決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
その後3名が途中棄権しているので、最終的には84名がホールアウトしている。
小平や残るチャンスは僅かでも
ひと踏ん張りを期待するかも
ライブ中継に付いては、テレビではNHKのBS1で決勝ラウンドの2日間に付いて短めではあるが放送され、CS放送のゴルフネットワークで4日間に亘って放送されていた。
また、インターネットの動画配信サイトではGOLFTVで4日間に亘って放送されていた。
さて、単独首位に再浮上して見事逆転優勝したのは世界ランキング34位で期待の新鋭の金柱亨(キム・ジュヒョン、韓国、20歳、183㎝)で、最終ラウンド1イーグル、8バーディー、1ボギーの-9、トータル-20と爆発的に伸ばして2位上げて来た。
最終ラウンドはアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-11から出て、前半では1イーグル、6バーディーの-8、トータル-19と爆発的に伸ばして他を圧倒し、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-20と少し伸ばしている。
そしてこれが米国男子ツアーにおける初優勝となった。
なお、この試合の結果、世界ランキングは21位まで上がっている。
金柱亨爆発力で逆転し
金柱亨最後爆発勝って魅せ
金柱亨逆転勝ちで強さ魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング248位で韓国系のジョン・ハー(米国、32歳、183㎝、86㎏)、世界ランキング21位で韓国のエースのイム・ソンジェ(韓国、24歳、183㎝、91㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
ジョン・ハーは最終ラウンド1イーグル、4バーディー、3ボギーの-3と伸ばして2位を維持している。
最終ラウンドはアウトスタートで、トータル-12から出て、前半では1イーグル、2バーディー、1ボギーの-3、トタル-15と確り伸ばしたが、後半に入ってからは2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-15と伸ばせなかった。
なお、この試合の結果、世界ランキングは142位まで上がっている。
ジョンハーや確り伸ばし二位を維持
ジョンハーや二位を維持して力魅せ
ジョンハーや二位を維持してランク上げ
イム・ソンジェは最終ラウンド1イーグル、4バーディー、4ボギーの-2と伸ばしながらも1位下がっている。
最終日はアウトスタートで、トータル-13から出て、前半では1イーグル、1バーディー、1ボギーの-2と伸ばしたが、後半に入ってからは3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-15と伸ばせなかった。
なお、この試合の結果、世界ランキングは20位まで上がっている。
イムソンジェ伸ばしながらも一位下げ
イムソンジェ伸ばし足りずに二位となり
イムソンジェ二位に入ってランク上げ
それにしても、同じように立派な体格の韓国人、韓国系米国人が3名、上位を占めているから、ちょっと羨ましくなって来る。
それから単独4位に入ったのは世界ランキング261位のベン・グリフィン(米国、26歳、185㎝、84㎏)で、最終ラウンド8バーディー、2ボギーの-6、トータル-14と大きく伸ばして7位上げて来た。
最終ラウンドはアウトスタートでトータル-8から出て、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-10と伸ばし、後半に入ってからは加速して5バーディー、1ボギーの-4、トータル-14と伸ばしている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは181位まで上がっている。
グリフィンや大きく伸ばし上げて魅せ
グリフィンや連日上げて四位入り
グリフィンや四位まで上げ力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング54位のラッセル・ヘンリー(米国、33歳、183㎝、82㎏)は最終ラウンド-4、トータル-13と伸ばし、2位上げて5位タイに入った。
ヘンリーや確り伸ばし上げて魅せ
ヘンリーや最後は上げて五位となり
ヘンリーや五位に入って強さ魅せ
世界ランキング27位のティレル・ハットン(イングランド、30歳、175㎝、73㎏)は最終ラウンド-6、トータル-11と大きく伸ばし、26位も上げて8位タイに入った。
ハットンや大きく伸ばし上げて魅せ
ハットンや大きく上げて強さ魅せ
ハットンや八位に入り強さ魅せ
世界ランキング98位のアニルバン・ラヒリ(インド、35歳、185㎝、75㎏)は最終ラウンド-2、トータル-11と伸ばしながらも1位下がって8位タイとなった。
伸ばしても一位下がったラヒリかな
伸ばしても足りずに下がるラヒリかな
世界ランキング40位のアーロン・ワイズ(米国、26歳、183㎝、79㎏)は最終ラウンド-2、トータル-10と伸ばしながらも、2位下がって13位タイとなった。
伸ばしても二位さがってるワイズかな
伸ばしても足りずに下がりワイズかな
世界ランキング75位のデービス・ライリー(米国、25歳、183㎝、79㎏)は最終ラウンド-1、トータル-10と少し伸ばしながらも、6位下がって13位タイとなった。
ライリーや伸ばしながらも六位下げ
ライリーや伸ばし足りずに六位下げ
世界ランキング31位のコリー・コナーズ(カナダ、30歳、183㎝、86㎏)、世界ランキング62位のJ.T.ポストン(米国、29歳、188㎝、75㎏)は共に最終ラウンド-4、トータル-9と伸ばし、13位上げて21位タイに入った。
コナーズや確り伸ばし上げて魅せ
コナーズや確り上げて強さ魅せ
コナーズやぐんぐん上げて強さ魅せ
ポストンや確り伸ばし上げて魅せ
ポストンや確り上げて強さ魅せ
ポストンや最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング14位のウィル・ザラトリス(米国、25歳、188㎝、75㎏)は最終ラウンド-2、トータル-9と伸ばしながらも5位下がって21位タイとなった。
ザラトリス伸ばしながらも五位下がり
ザラトリス伸ばし足りずに五位下がり
世界ランキング95位でベテランのスチュワート・シンク(米国、49歳、193㎝、93㎏)は最終ラウンド-6、トータル-8と大きく伸ばし、35位も上げて27位タイに入った。
グッと上げ強さを魅せたシンクかな
最後上げ強さを魅せたシンクかな
中位入り強さを魅せたシンクかな
世界ランキング15位のビリー・ホーシェル(米国、35歳、183㎝、79㎏)は最終ラウンド-2、トータル-8と伸ばしながらも3位下がって27位タイとなった。
ホーシェルや伸ばしながらも三位下げ
ホーシェルや伸ばし足りずに三位下げ
そして小平智は最終ラウンド3バーディー、2ボギーの-1、トータル-7と少し伸ばしながらも、12位下がって36位タイとなった。
最終ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-6から出て、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでもバーディーを決めたので、結局2打伸ばし、トータル-8として後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第10ホールでボギーを叩き、1つ空いて第12ホールでバーディーを決めて取り返したが、1つ空いて第14ホールでまたボギーを叩き、残りの4ホールをパーで凌いだので、結局後半では1打落とし、トータル-7としてホールアウトした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは363位に上がっている。
ただ、シード権争いに付いては相変わらず厳しい状況で、この後の健闘を期待したい。
小平や伸ばしながらも大分下げ
小平や伸ばし足りずに大分下げ
小平やシード権にはまだ遠く
後の奮闘期待するかも
世界ランキング61位のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ、28歳、185㎝、88㎏)は最終ラウンドイーブン、トータル-6と伸ばせず23位も下がって47位タイとなった。
世界ランキング61位のジャスティン・ローズ(イングランド、42歳、191㎝、88㎏)、世界ランキング55位のキース・ミッチェル(米国、30歳、185㎝、84㎏)は共に最終ラウンド-1、トータル-5と少し伸ばしながらも、8位下がって54位タイとなった。
伸ばしても八位下がったローズかな
伸ばしても足りずに下がるローズかな
ミッチェルや伸ばしながらも八位下げ
ミッチェルや伸ばし足りずに八位下げ
世界ランキング45位の李京勲(イ・キョンフン、韓国、30歳、175㎝、80㎏)は最終ラウンド+2、トータル-4と落とし、37位も下がって61位タイとなった。
世界ランキング41位で日本でもその紳士振りで人気の高いアダム・スコット(オーストラリア、42歳。183㎝、82㎏)は最終ラウンド-2、トータルイーブンと伸ばし、5位上げて76位タイに入った。
スコットや最後は上げて強さ魅せ
スコットや最後は上げて意地を魅せ
そして世界ランキング24位のシェーン・ローリー(アイルランド、35歳、185㎝、102㎏)は最終ラウンド+1、トータル+4と少し落としながらも1位上げて83位タイに入った。
ローリーや落としながらも一位上げ
ローリーや最後は上げて意地を魅せ