金曜日の朝から北海道にある「札幌国際カントリークラブ・島松コース(6557ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「北海道meijiカップ」が3日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は9000万円、優勝賞金は1620万円で、2日間に亘る予選ラウンド終了時に44位タイまでに入った53名の選手が最終日1日に予定されていた決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
今週は米国女子ツアーと欧州女子ツアーが共催するメジャー大会、「全英女子オープン」に出場する日本人選手が多くなっているが、他にもスターが次々と綺羅星のように輝き出すのがこのツアーの魅力である。
ライブ中継であるが、テレビではBSフジで少し予定されており、インターネットの動画配信サイトのGOLFTV、DAZNで3日間に亘りたっぷりと放送されていた。
国内の女子のツアーはスター等が
まだまだ多く輝くのかも
さて、単独首位に抜け出て、見事逆転優勝したのは世界ランキング141位で実力派中堅外国人選手のひとり、優しそうな笑顔が印象に残るイ・ミニョン(韓国、30歳、166㎝、73㎏)で、最終日7バーディー、2ボギーの-5、トータル-9と大きく伸ばして2位上げて来た。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-4から出て、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-6と伸ばし、後半に入っても4バーディー、1ボギーの-3、トータル-9と順調に伸ばしている。
国内女子ツアーでは3年振りの6勝目となるそうな。
イミニョンや大きく伸ばし勝って魅せ
イミニョンやじわじわ上げて勝って魅せ
イミニョンや逆転勝ちで強さ魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング398位で実力派ベテラン選手のひとり、米国女子ツアーを経験して来た横峯さくら(36歳、155㎝、51㎏)、世界ランキング596位で昨年の11月に2021年度の最終プロテストに合格した櫻井心那(ココナ、18歳、166㎝、62㎏)で、トータル-8まで伸ばした。
横峯さくらは最終日6バーディーの-6と大きく伸ばして7位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-2から出て、前半では5バーディーの-5、トータル-7と大きく伸ばし、後半に入ってからは1バーディーの-1、トータル-8と少し伸ばした。
横峯や大きく伸ばし二位となり
横峯やぐんぐん上げて二位となり
横峯や二位に入って力魅せ
櫻井心那は最終日6バーディー、1ダブルボギーの-4と伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-4から出て、前半では2バーディー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-4と伸ばせなかったが、後半に入って4バーディーの-4、トータル-8と確り伸ばしている。
櫻井や確り伸ばし上げて魅せ
櫻井やじわじわ上げて二位となり
櫻井や二位に入って力魅せ
単独4位に入ったのは世界ランキング62位で実力派ベテラン選手を代表し、海外ツアーでも強いところを見せて来た上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)で、最終日6バーディー、4ボギーの-2、トータル-7と伸ばしながらも3位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-5から出て、前半では3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-5と伸ばせなかったが、後半に入ってからは3バーディー、1ボギーの-2、トータル-7と伸ばしている。
上田桃子伸ばしながらも三位下げ
上田桃子伸ばし足りずに三位下げ
上田桃子四位に入り強さ魅せ
5位タイに入ったのは世界ランキング213位で昨年の6月に2020年度の最終プロテストに合格し、ステップアップツアーでは既に優勝している岩井明愛(アキエ、20歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)、世界ランキング122位で実力派中堅選手のひとり、人一倍練習熱心でパット巧者の鈴木愛(28歳、155㎝)で、トータル-6まで伸ばしている。
岩井明愛は最終日4バーディーの-4と伸ばして4位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-2から出て、前半では2バーディーの-2、トータル-4と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-6と順調に伸ばしている。
岩井明愛確り伸ばし上げて魅せ
岩井明愛決勝で上げ力魅せ
岩井明愛五位に入って力魅せ
鈴木愛は最終日3バーディー、2ボギーの-1と少し伸ばしながらも4位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-5から出て、前半では1バーディー、2ボギーの+1、トータル-4と少し落としたが、後半に入ってから2バーディーの-2、トータル-6と伸ばした。
鈴木愛伸ばしながらも四位下げ
鈴木愛伸ばし足りずに四位下げ
鈴木愛五位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング78位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング1位で米国と韓国において賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ(韓国、34歳、155㎝、63㎏)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばしながらも、4位下がって7位タイとなった。
申ジエや伸ばしながらも四位下げ
申ジエや伸ばし足りずに四位下げ
世界ランキング54位で黄金世代をリードするひとり、滅多に休まないことから鉄人と呼ばれる小祝さくら(24歳、158㎝、58㎏)は最終日-3、トータル-4と伸ばし、5位上げて9位タイに入った。
小祝や確り伸ばし上げて魅せ
小祝やじわじわ上げて強さ魅せ
小祝や九位に入り強さ魅せ
世界ランキング207位で昨年の6月に最終プロテストに合格し、ステップアップツアーでは既に優勝している岩井千怜(チサト、20歳、162㎝、59㎏、岩井ツインズの妹)は最終日-1、トータル-4と少し伸ばしながらも、3位下がって9位タイとなった。
岩井千怜伸ばしながらも三位下げ
岩井千怜伸ばし足りずに三位下げ
世界ランキング160位で実力派ベテラン選手のひとり、長期に亘る反省の日々から謙虚さ、明るさ等を取り戻した笠りつ子(34歳、160㎝、58㎏)は最終日-3、トータル-3と伸ばし、8位上げて11位タイに入った。
笠りつ子確り伸ばし上げて魅せ
笠りつ子確り上げて強さ魅せ
笠りつ子上位に入り強さ魅せ
世界ランキング186位で昨年6月の最終プロテストに合格したプラチナ世代の小倉彩愛(サエ、21歳、160㎝、53㎏)は最終日-1、トータル-3と少し伸ばしながらも、2位下がって11位タイとなった。
小倉彩愛伸ばしながらも二位下がり
小倉彩愛伸ばし足りずに二位下がり
世界ランキング94位でプラチナ世代をリードするひとり、コスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利(22歳、158㎝、58㎏)は最終日-2、トータル-2と伸ばし、5位上げて14位タイに入った。
吉田優利下がっても上げ強さ魅せ
吉田優利決勝で上げ強さ魅せ
吉田優利上位に入り強さ魅せ
世界ランキング129位で実力派ベテラン外国人選手のひとり、全美貞(ジョン・ミジョン、韓国、175㎝、68㎏)は最終日-1、トータル-2と少し伸ばし、14位タイを維持した。
全美貞少し伸ばして順位維持
全美貞少し伸ばして上位維持
全美貞上位維持して強さ魅せ
世界ランキング92位で実力派中堅選手のひとり、交友関係が広く優しいお姉さん格の青木瀬令奈(29歳、153㎝、50㎏)、世界ランキング103位で実力派ベテラン選手のひとり、疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香(34歳、157㎝、52㎏)は共に最終日-1、トータル-1と少し伸ばし、19位タイを維持した。
青木瀬令奈少し伸ばして順位維持
青木瀬令奈少し伸ばして上位維持
青木瀬令奈上位維持して強さ魅せ
菊地絵理香少し伸ばして順位維持
菊地絵理香少し伸ばして上位維持
菊地絵理香上位維持して強さ魅せ
世界ランキング139位で実力派若手外国人選手のひとり、森田遥(ハルカ、中国、26歳、164㎝)は最終日+1、トータル-1と少し落とし、10位下がって19位タイとなった。
世界ランキング273位で昨年の6月に最終プロテステストに合格したプラチナ世代の上野菜々子(22歳、163㎝、57㎏)は最終日+2、トータルイーブンと落とし、17位下がって26位タイとなった。
世界ランキング23位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで昨シーズンの賞金女王に輝いた稲見萌寧(23歳、166㎝、58㎏)は最終日+1、トータル+1と少し落とし、10位下がって29位タイとなった。
155位で実力派若手選手のひとり、野澤真央(25歳、168㎝、58㎏)は最終日+2、トータル+3と落とし、7位下がって40位タイとなった。
そして世界ランキング151位で実力派若手選手のひとり、はんなり系で人気の金澤志奈(27歳、164㎝、53㎏)は最終日+2、トータル+4と落とし、1位下がって45位タイとなった。
上にも書いたように、普段はこのツアーに出場している日本人選手を含めて12名の選手がスコットランドで開催されている「AIG全英女子オープン」に出場し、その内畑岡奈紗、渋野日向子、山下美夢有、堀琴音の4人が予選を通過している。
しかも山下美夢有が5位タイ、渋野日向子が7位タイ、畑岡奈紗、堀琴音が共に17位タイでの上位通過で、3日目を終えた時点で渋野日向子がまた2位タイまで上がって来た!
それに山下美夢有が6位タイ、畑岡奈紗が19位タイ、堀琴音が29位タイと健闘しているから、既に始まっている最終日の様子が気になって仕方がない!?