木曜日の午後から時差－８時間（現在サマータイム中。それ以外の時期は－９時間）のスコットランドにある「ダンドナルドリンクス（６５８４ヤード、パー７２）」において米国女子ツアーと欧州女子ツアーが共催する大会、「トラストゴルフ・スコットランド女子オープン」が４日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は２００万ドルとなっており、１ドルを約１３３．２円とすると約２億６６００万円となり、平均的な国内女子ツアーの２倍ぐらいか？
日本人選手としては世界ランキング８位で黄金世代を代表し、日本のエースの畑岡奈紗（２３歳、１５８㎝）、世界ランキング２２位で新世紀世代を代表し、全米女子オープンチャンピオンの笹生優花（２１歳、１６６㎝、６３㎏）、世界ランキング３０位でプラチナ世代を代表し、米国女子ツアーでも安定したプレイを見せている古江彩佳(２２歳、１５３㎝、５４㎏)、世界ランキング４２位で黄金世代をリードするひとり、全英女子オープンチャンピオンの渋野日向子（２３歳、１６７㎝、６２㎏）が出場している。
また待機メンバーとして世界ランキング４３１位でリオ五輪４位の実力派中堅選手の野村敏京（２９歳、１６６㎝、６０㎏）、世界ランキング１２５４位の早川真帆（２６歳、１５５㎝）が入っていたが、残念ながら出場機会を得られなかった。
なお、ライブ中継に付いてはWOWOWとＧＯＬＦＴＶにおいて４日間に亘り、たっぷりと予定されている。
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング４位でかつて天才少女と呼ばれていた元世界ランキング１位のリディア・コ（ニュージーランド、２５歳、１６５㎝）で、２日目１イーグル、５バーディーの－７、トータル－１４と爆発的に伸ばして１位上げて来た。
２日目はインスタート（第１０ホールから）で、トータル－７から出て、前半では１バーディーの－１、トータル－８と少ししか伸ばせなかったが、後半に入ってからは１イーグル、４バーディーの－６、トータル－１４と大きく伸ばしている。
リディアコや爆発魅せて首位に立ち
リディアコや爆発魅せて首位奪い
リディアコや首位を奪って強さ魅せ
単独で２位を維持しているのは世界ランキング６５位のリリア・ヴ（米国、２４歳、１６５㎝）で、２日目６バーディー、１ボギーの－５、トータル－１２と大きく伸ばしている。
２日目はインスタートで、トータル－７から出て、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－８と少ししか伸ばせなかったが、後半に入ってからは４バーディーの－４、トータル－１２と確り伸ばしている。
リリアブや大きく伸ばし二位を維持
リリアヴや後半加速二位を維持
リリアヴや二位を維持して力魅せ
単独３位に付けているのは世界ランキング４４位のチ・ウンヒ(韓国、３６歳、１６３㎝)で、２日目９バーディー、１ボギーの－８、トータル－１１と爆発的に伸ばして１５位上げて来た。
２日目はインスタートで、トータル－３から出て、前半では、４バーディーの－４、トータル－７と伸ばし、後半に入ってからも５バーディー、１ボギーの－４、トータル－１１と順調に伸ばしている。
チウンヒや爆発魅せて三位付け
チウンヒ確り上げて三位付け
チウンヒ三位まで上げ強さ魅せ
４位タイに付けているのは世界ランキング１３３位のウィチャネー・メーチャイ（タイ、２９歳、１７０㎝）、世界ランキング２５位のセリーヌ・ビュティエ（フランス、２８歳、１６５㎝）で、トータル－１０まで伸ばしている。
ウィチャネー・メーチャイは２日目８バーディー、１ボギーの－７と爆発的に伸ばして１４位上げて来た。
２日目はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－３から出て、前半では４バーディー、１ボギーの－３、トータル－６と伸ばし、後半に入っても４バーディーの－４、トータル－１０と順調に伸ばしている。
メーチャイや爆発魅せて四位付け
メーチャイや確り上げて四位付け
メーチャイや四位まで上げ力魅せ
セリーヌ・ビュティエは２日目８バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの－３と伸ばしながらも２位下がっている。
２日目はインスタートで、トータル－７から出て、前半では５バーディー、１ボギーの－４、トータル－１１と伸ばしているが、後半では３バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの＋１、トータル－１０と少し落としている。
後落とし四位に下がるビュティエかな
前伸ばし四位で通過ビュティエかな
強さ魅せ四位で通過ビュティエかな
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング９位でかつて天才少女と呼ばれ、国内女子ツアーでもその実力を見せ付けたキム・ヒョージュ（韓国、２７歳、１６５㎝）は２日目－４、トータル－９と伸ばし、１位上げて６位タイに付けて来た。
キムヒョージュ確り伸ばし上げて魅せ
キムヒョージュ確り伸ばし六位付け
キムヒョージュ六位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング２４位で、ここまで安定した成績を残して来た狭間世代と同世代のツアールーキーのチェ・ヘジン（韓国、２２歳、１６７㎝）は２日目－１、トータル－９と少し伸ばしながらも、５位下がって６位タイとなっている。
その安定振りにちょっと注目してみると、この試合の前までに１５試合に出て予選落ちは無く、ベストテンが８回、ベスト２０まで広げると１１回、ベスト３０まで広げると１３回になり、残りの２試合も３２位、４０位であるから、これは凄くないか！？
チェヘジンや伸ばしながらも五位下がり
チェヘジンや伸ばし足りずに五位下がり
世界ランキング２６位のジョージア・ホール（イングランド、２６歳、１６５㎝）は２日目－２、トータル－８と伸ばしながらも、５位下がって１０位タイとなっている。
伸ばしても五位も下がったホールかな
伸び足りず五位も下がったホールかな
世界ランキング１２位で我が国でも人気の高いダンボことチョン・インジ(韓国、２７歳、１７５㎝)は２日目－５、トータル－７と大きく伸ばし、１６位上げて１６位タイに付けて来た。
チョンインジ大きく伸ばし上げて魅せ
チョンインジ確り上げて強さ魅せ
チョンインジ上位まで上げ強さ魅せ
そして古江彩佳は２日目８バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの－４、トータル－７と伸ばし、２位上げて１６位タイに付けて来た。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートでトータル－３から出て、前半では２ホールをパーで凌いだ後、第１２～１４ホールと３連続でバーディーを決め、１つ空いて第１６ホールでボギーを叩いたが、空かさず第１７ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
続く第１８ホールでもバーディーを決めたので、結局４打伸ばし、トータル－７で後半へと繋いでいる。
後半に入ってからいきなり第１ホールでバーディーを決め、続く第２ホールでダブルボギーを叩き、続く第３ホールではボギーを叩いたが、１つ空いて第５ホールではバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第８ホールでバーディーを決めたので、結局後半ではイーブンで、トータル－７のまま決勝ラウンドへと繋いでいる。
古江彩佳前半伸ばし上げて魅せ
古江彩佳確り伸ばし上げて魅せ
古江彩佳上位で通過強さ魅せ
また畑岡奈紗は２日目４バーディー、１ボギーの－３、トータル－７と伸ばしながらも、２位下がって１６位タイとなっている。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル－４から出て、前半では２ホールをパーで凌いだ後、第３ホールでバーディーを決め、続く５ホールをパーで凌いだ後、第９ホールでもバーディーを決めたので、結局２打伸ばし、トータル－６として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは３ホールをパーで凌いだ後、第１３ホールでボギーを叩いたが、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１６ホールでバーディーを決めて取り返し、１つ空いて第１８ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では更に１打伸ばし、トータル－７として決勝ラウンドへと繋いでいる。
畑岡奈紗伸ばしながらも二位下がり
畑岡奈紗伸ばし足りずに二位下がり
畑岡奈紗上位で通過強さ魅せ
世界ランキング１７位でこのところ好調を維持しているハナ・グリーン（オーストラリア、２５歳、１６８㎝）、世界ランキング２７位で日系の張替美那（米国、３２歳、１６３㎝）は共に２日目－５、トータル－５と大きく伸ばし、３９位も上げて２５位タイに付けて来た。
ハナグリーン大きく伸ばし上げて魅せ
ハナグリーン大きく上げて強さ魅せ
ハナグリーン余裕の通過強さ魅せ
張替美那大きく伸ばし上げて魅せ
張替美那大きく上げて強さ魅せ
張替美那余裕の通過強さ魅せ
世界ランキング２位でここまで好調を維持して来たミンジー・リー（オーストラリア、２６歳）は２日目イーブン、トータル－５と伸ばせず、１８位下がって２５位タイとなっている。
世界ランキング１０位でこのところ好調を維持しているジェニファー・カプチョ（米国、２５歳、１６５㎝）は２日目－４、トータル－４と伸ばし、３０位も上げて３４位タイに付けて来た。
グンと上げ強さを魅せるカプチョかな
グンと上げ余裕の通過カプチョかな
余裕持ち通って魅せるカプチョかな
世界ランキング１１位のキム・セヨン（韓国、２９歳、１６０㎝）は２日目－１、トータル－４と少し伸ばしながらも、１６位下がって３４位タイとなっている。
キムセヨン伸ばしながらもグッと下げ
キムセヨン伸ばし足りずにグンと下げ
そして笹生優花、世界ランキング１位のコ・ジンヨン（韓国、２７歳、１６８㎝）、世界ランキング２９位のチャーリー・ハル（イングランド、２６歳、１６８㎝）は共に２日目－１、トータル－３と少し伸ばしながらも、８位下がって４０位タイとなっている。
笹生優花は２日目４バーディー、３ボギーの－１であった。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートでトータル－２から出て、前半ではいきなり第１０ホールでボギーを叩き、１つ空いて第１２ホールでもボギーを叩いたが、残りの６ホールをパーで凌いだので、結局２打落とし、トータルイーブンで後半へと繋いでいる。
この辺りではまた予選落ちかと心配したが、後半に入ってからはいきなり第１ホールでバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第４ホールでボギーを叩いたが、空かさず第５ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
１つ空いて第７、８ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半では３打伸ばし、トータル－３として決勝ラウンドへと繋いでいる。
要するに後半で漸く彼女らしいプレイを魅せたようなので、これが決勝ラウンドへも繋がることを期待したい。
笹生優花後半伸ばし通過魅せ
笹生優花余裕の通過強さ魅せ
笹生優花余裕の通過意地を魅せ
世界ランキング１９位でツアーでも有数の飛ばし屋、パティ・タバタナキト（タイ、２２歳、１６５㎝）は２日目－６、トータル－２と大きく伸ばし、６７位も上げて５５位タイに付けて来た。
タバタナキト大きく伸ばし上げて魅せ
タバタナキト大きく上げて強さ魅せ
タバタナキト大きく上げて通過魅せ
そして、世界ランキング２１位のアンナ・ノードクイスト（スウェーデン、３５歳、１８３㎝）は２日目＋１、トータル－１と少し落とし、３６位も下がって６８位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
以上で、６８位タイまでに入った７５名の選手が残り２日間の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング２８位のナンナ・マジソン（デンマーク、２７歳､１７０㎝、６７㎏）はトータルイーブンで７６位タイ、世界ランキング５位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーで２勝しているツアールーキーで米国女子ツアーでも既に初優勝しているアタヤ・ティティクル（タイ、１９歳）はトータル＋１で８９位タイ、渋野日向子、世界ランキング１３位で元世界ランキング１位でリオ五輪金メダリストの朴仁妃（パク・インビ、韓国、３４歳、１６８㎝）は共にトータル＋２で９５位タイとなって、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
これまで安定した強さを見せて来たツアールーキーのアタヤ・ティティクルは初の予選落ちとなった。
参考までにこの試合の前までに出た１５試合に付いて見ておくと、ベストテンが８回（優勝を含む）、ベスト２０まで広げると１１回、ベスト３０まで広げると１２回入っており、残りの３試合は３４位タイ、４５位タイ、４８位タイであった。
明るい笑顔で周りを幸せにしてくれる渋野日向子に付いてはまだまだ波が大きいようで、来週には山が来ることを期待したい。
