６月２３日（木）の夜から時差－１３時間（サマータイム中。それ以外では－１４時間）の米国・メリーランド州にある「コングレッショナルＣＣ（６８９４ヤード、パー７２）」において米国女子ツアーのメジャー大会、「ＫＰＭＧ女子ＰＧＡ選手権」が４日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
或る記事によると賞金総額は９００万ドル、優勝賞金は１３５万ドルに倍増されているから、１ドルを約１３５円とするとそれぞれ約１２億１５００万円、約１億８２００万円となり、平均的な国内女子ツアーの１０倍ぐらいと巨額になっている。
日本人選手としては世界ランキング７位で黄金世代を代表し、自他ともに日本のエースと認める畑岡奈紗（２３歳、１５８㎝）、世界ランキング１６位で新世紀世代を代表し、昨年全米女子オープンにおいて優勝した飛ばし屋の笹生優花（２０歳、１６６㎝、６３㎏）、世界ランキング２０位で新世紀世代の国内組を代表するせごどんこと西郷真央（２０歳、１５８㎝、５７㎏）、世界ランキング２９位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りで「バンク・オブ・ホープＬＰＧＡマッチプレー」では見事単独２位に入り、先週も予選を通過して活躍した古江彩佳（２２歳、１５３㎝、５４㎏）、世界ランキング３８位で黄金世代をリードするひとり、２０１９年に全英女子オープンにおいて優勝した渋野日向子（２３歳、１６７㎝、６２㎏）はインスタート（第１０ホールから）の５人が出場している。
こんな風に米国女子ツアーでは日本人選手が、ツアーメンバーで常連のようになって来た４人の他にも加わることが増え、今回も今シーズンの国内女子ツアーをリードしている西郷真央が加わって、結構楽しみになっている。
なお、ライブ中継はWOWOWの他、インターネット配信のＧＯＬＦＴＶによって４日間に亘りたっぷりと予定されている。
米国の女子のツアーは日本人
五人出場期待膨らみ
米国の女子のツアーに今回は
せごどんプラス期待膨らみ
単独首位を維持しているのは世界ランキング３３位で我が国でも人気のあるダンボことチョン・インジ(韓国、２７歳、１７５㎝)で、２日目５バーディー、２ボギーの－３､トータル－１１と伸ばしている。
チョンインジ確り伸ばし首位を維持
チョンインジ首位を維持して強さ魅せ
２位タイに付けているのは世界ランキング４位でかつては天才少女と呼ばれたリディア・コ（ニュージーランド、２５歳、１６５㎝）、世界ランキング９位で好調を維持しているジェニファー・カプチョ（米国、２５歳、１６５㎝）で、トータル－５まで伸ばしている。
リディア・コは２日目６バーディー、１ボギーの－５と大きく伸ばして１３位上げて来た。
リディアコや大きく伸ばし二位に上げ
リディアコや二位まで上げて強さ魅せ
ジェニファー・カプチョは２日目７バーディー、３ボギーの－４と伸ばして４位上げて来た。
確りと伸ばして上げるカプチョかな
二位に上げ強さを見せるカプチョかな
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング８位でカナダの妖精と呼ばれるブルック・ヘンダーソン(カナダ、２４歳、１６３㎝)、世界ランキング１２位のキム・セヨン（韓国、２９歳、１６０㎝）、世界ランキング２１位のハナ・グリーン（オーストラリア、２５歳、１６８㎝）は３人共２日目－３、トータル－４と伸ばし、２位上げて４位タイに付けて来た。
ヘンダーソン確り伸ばし四位付け
ヘンダーソン四位まで上げ強さ魅せ
キムセヨン確り伸ばし上げて魅せ
キムセヨン四位まで上げ強さ魅せ
ハナグリーン確り伸ばし強さ魅せ
ハナグリーン四位に上げて強さ魅せ
世界ランキング６位でツアー有数の飛ばし屋のレキシー・トンプソン（米国、２７歳、１８０㎝）は２日目－５、トータル－３と大きく伸ばし、４１位も上げて９位タイに付けて来た。
トンプソン大きく伸ばし上げて魅せ
トンプソン九位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング３位で好調を維持しているミンジー・リー（オーストラリア、２６歳）は２日目－４、トータル－３と伸ばし、２１位も上げて９位タイに付けて来た。
ミンジーリー確り伸ばし上げて魅せ
ミンジーリー九位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング２６位で好調を維持しているツアールーキーのチェ・ヘジン（韓国、２２歳、１６７㎝）は２日目イーブン、トータル－４と伸ばせず、７位下がって９位タイとなっている。
そして笹生優花は２日目１イーグル、３バーディー、３ボギーの－２、トータル－２と伸ばし、１位上げて１４位タイに付けて来た。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート（第１ホールから）で、トータルイーブンから出て、前半では８ホールをパーで凌いだ後、第９ホールでボギーを叩いたので、結局１打落とし、トータル＋１として後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第１０ホールでバーディーを決め、続く第１１ホールではイーグルを決め、１つ空いて第１３ホールでもバーディーを決めたが、続く第１４ホールではボギーを叩いて伸ばせず、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１７ホールでまたバーディーを決めたが、続く第１８ホールでボギーを叩いたので伸ばせず、結局後半では３打伸ばし、トータル－２として決勝ラウンドへと繋いでいる。
このところで遅れることが多く、予選を通過する時でも余裕のないのが普通であったが、今回はちょっと違う！？
笹生優花上位で通過強さ魅せ
笹生優花上位で通過期待させ
また畑岡奈紗は２日目４バーディー、４ボギーのイーブン、トータル－１と伸ばせず、１１位下がって１７位タイとなっている。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート（第１ホールから）でトータル－１から出て、前半では第１１ホールでボギーを叩き、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１４ホールでバーディーを決めたが、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１７ホールでまたボギーを叩いたので、結局１打落とし、トータルイーブンとして後半へと繋いでいる。
後半に入って３ホールをパーで凌いだ後、第４ホールでバーディーを決め、続く第５ホールでボギーを叩いたが、空かさず第６ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
続く第７ホールでまたボギーを叩いたが、空かさず第８ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
結局後半では１打伸ばし、トータル－１に戻して決勝ラウンドへと繋いでいる。
畑岡奈紗スコア維持して上位維持
畑岡奈紗上位維持して強さ魅せ
また西郷真央は２日目－２、トータルイーブンと伸ばし、２３位も上げて２７位タイに付けて来た。
西郷真央は２日目４バーディー、２ボギーの－２であった。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル＋２から出て、前半ではいきなり第１ホールでバーディーを決め、続く４ホールをパーで凌いだ後、第６ホールでもバーディーを決め、１つ空いて第８ホールでもバーディーを決めたので、結局３打伸ばし、トータル－１として後半へと繋いでいる。
後半に入るといきなり第１０ホールでボギーを叩き、１つ空いて第１２ホールでバーディーを決めたが、続く第１３ホールでボギーを叩き、残りの５ホールをパーで凌いだので、結局後半では１打落とし、トータルイーブンとして決勝ラウンドへと繋いでいる。
西郷真央大きく上げて強さ魅せ
西郷真央大きく上げて期待させ
世界ランキング１４位のジェシカ・コルダ（米国、２９歳、ネリー・コルダの姉）も２日目－２、トータルイーブンと伸ばし、２３位も上げて２７位タイに付けて来た。
ジェシカコルダ大きく上げて強さ魅せ
ジェシカコルダ大きく上げて意地を魅せ
世界ランキング１位のコ・ジンヨン（韓国、２６歳、１６８㎝）は２日目イーブン、トータルイーブンと伸ばせず、１２位下がって２７位タイとなっている。
世界ランキング５位で天才少女と呼ばれ、欧州女子ツアーでは既に優勝しており、今シーズンこのツアーにデビューして既にこのツアーでも優勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、１９歳(、世界ランキング１０位のキム・ヒョージュ(韓国、２６歳、１６５㎝)は共に２日目イーブン、トータル＋１と伸ばせず、１１位下がって４１位タイとなっている。
世界ランキング１１位の朴仁妃（パク・インビ、韓国、３３歳、１６８㎝）は２日目＋１、トータル＋１と少し落とし、２６位も下がって４１位タイとなっている。
世界ランキング２位で血栓の手術を受けて復帰したネリー・コルダ（米国、２３歳、１７８㎝）は２日目＋２、トータル＋１と落とし、３５位も下がって４１位タイとなっている。
世界ランキング１７位のレオナ・マグワイヤー（アイルランド、２７歳、１６８㎝）は２日目イーブン、トータル＋２と維持し、１位上げて４９位タイに付けて来た。
マグワイヤースコア維持して少し上げ
マグワイヤー余裕の通過強さ魅せ
そして渋野日向子は２日目３バーディー、６ボギーの＋３、トータル＋３と落とし、３９位も下がって５４位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートでトータルイーブンから出て、前半では第２～４ホールと３連続でバーディーを決めた後、第５ホールでボギーを叩き、１つ空いて第７ホールでもボギーを叩いて、残りの２ホールをパーで凌いだので、結局１打伸ばし、トータル－１として後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第１０ホールでボギーを叩き、１つ空いて第１２ホールでもまたボギーを叩き、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１５ホールでもボギーを叩き、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１８ホールでもボギーを叩いたので、結局後半で４打落とし、トータル＋３として決勝ラウンドへと繋いでいる。
渋野日向子メリハリプレイ楽しませ
渋野日向子何とか通過意地を魅せ
以上で、５４位タイまでに入った７２名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから古江彩佳、世界ランキング１５位でツアー屈指の飛ばし屋のパティ・タバタナキト（タイ、２２歳、１６５㎝）は共にトータル＋４で７３位タイ、世界ランキング１９位のセリーヌ・ビュティエ（フランス、２８歳、１６５㎝）はトータル＋６で９７位タイとなって、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
