今週も週明けになると毎週前半に発表されるゴルフの男女世界ランキングにおける日本人選手の動向が気になる。
今回も先ず男子の方から見ておく。
5月を迎え、漸く初夏らしく暖かくなったかと思えば、曇ったり、雨が降ったりして肌寒い日もある。
何だか不安定な感じであるが、日本人選手が出場出来そうで世界ランキングの変動に関係しそうな目ぼしいゴルフツアーは下部ツアーも含めて日常的に行われるようになっている。
先ずは先週国内で開催されたゴルフツアーから簡単に振り返っておこうと思ったら、残念ながら先週は国内男子ツアー、その下部に当たるABEMAツアー共にオープンウイークであった。
次に海外に目を向けると、5月3日(火)の朝から南アフリカにおいて南アフリカ男子ツアー(サンシャインツアー)が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング1721位(多分。先週の最下位群。以下同様に先週のランキング)のYubin Jung(南アフリカ)で、その結果、世界ランキングは最下位群の1723位となっている。
要するに変わらなかったと言うことで、ポイントの配当がそれだけ小さかったと言うことであろう。
また、5月5日(木)の朝からオーストラリアにおいてオーストラリア男子ツアーが4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング496位のオースティン・バティスタ(オーストラリア)で、その結果、世界ランキングは372位まで上がっている。
また、5月5日(木)の朝から韓国においてアジアンツアーが4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング170位のキム・ビオ(金飛鳥、韓国、31歳、183㎝、80㎏)で、その結果、世界ランキングは115位まで上がっている。
また、5月5日の午後からイングランドにおいてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング376位のトービヨン・オルセン(デンマーク、32歳、175㎝、69㎏)で、その結果、世界ランキングは173位まで上がっている。
日本人選手としては世界ランキング208位で旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘(28歳、173㎝、72㎏)が久々に出ていたが、残念ながら予選落ちし、その結果、世界ランキングは214位まで下がっている。
長い間出場が無く、ゴルフと旅に付いて綴られた人気のコラム、「いま僕はココにいます」の更新も無かったので、怪我か病気でもしているのかと心配していたが、結構なことがあったようで、その辺りのことに付いては上記のコラムに詳しく書かれている。
川村や気持ち切り替え次期待
それから、5月5日(木)の夜から米国・メリーランド州において米国男子ツアー、「ウェルズ・ファーゴ選手権」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング38位のマックス・ホーマ(米国、31歳、185㎝、85㎏)で、その結果、世界ランキングは29位まで上がっている。
公式サイトによると優勝賞金は162万ドルとあったから、約2億1200万円と流石に高額である。
日本人選手としては世界ランキング281位の小平智(32歳、173㎝、70㎏)が出場していたが、残念ながら予選落ちし、その結果、世界ランキングは293位まで下がっている。
小平も気持ち切り替え次期待
次に世界ランキングであるが、先ずは男子日本人選手のトップ20の変動を挙げておく。
順位 変動 氏名
13位 ー 松山英樹(30歳、180㎝、90㎏)
62位 ↓ 3 金谷拓実(23歳、172㎝、75㎏)
67位 ー 星野陸也(25歳、186㎝、76㎏)
78位 ↓ 2 木下稜介(30歳、174㎝、75㎏)
93位 ↓ 2 稲森佑貴(27歳、169㎝、68㎏)
99位 ↓ 1 香妻陣一朗(27歳、165㎝、71㎏)
112位 ↑ 1 比嘉一貴(26歳、158㎝、70㎏)
170位 ↓ 5 谷原秀人(43歳、178㎝、80㎏)
172位 ↓ 4 今平周吾(29歳、165㎝、67㎏)
174位 ↓ 5 岩田寛(41歳、177㎝、74㎏)
176位 ↓ 5 大槻智春(31歳、172㎝、94㎏)
178位 ー 桂川有人(23歳、167㎝、70㎏)
180位 ↓ 1 片岡尚之(24歳、171㎝、67㎏)
184位 ↓ 3 堀川未来夢(29歳、176㎝、84㎏)
199位 ↓ 5 池田勇太(36歳、177㎝、85㎏)
214位 ↓ 6 川村昌弘(28歳、173㎝、72㎏)
232位 ー 時松隆光(28歳、168㎝、75㎏)
240位 ↓ 1 @中島啓太(21歳、178㎝、75㎏)
243位 ↓ 2 浅地洋佑(28歳、169㎝、68㎏)
251位 ↓ 8 石坂友宏(22歳、173㎝、75㎏)
先週は彼方此方で開催され、その内の幾つかのツアーには日本人選手も出場していたが、期待していたような活躍は出来なかったので、以下、今週の最下位群1723位までの範囲で5位以上上がった選手を探して行っても、苦労人の原敏之(サトシ、31歳、167㎝、69㎏)が5位上がって1116位になっている例しか見当たらなかった。
それ以外の殆んどの選手は下がっていたので、今週はもう少し上がる方向に動いていることを期待したい。
そしてその今週であるが、先週に引き続き男女ともに彼方此方で開催が予定されている。
男子の方で目ぼしいツアーとしては、米国男子ツアー、DPワールドツアー、国内男子ツアーとアジアンツアーの共催するツアー、南アフリカの男子ツアーが開催される予定である。
なお、オーストラリア男子ツアー、国内男子ツアー下部のABEMAツアーはオープンウイークとなっている。
上記の内の幾つかには日本人選手も出場すると思われるので、ライブ中継の視聴、公式サイトでの速報検索等をしながらのんびり楽しみたい。