木曜日夜から時差－１３時間（サマータイム中。それ以外では－１４時間）の米国・ジョージア州にある「オーガスタ・ナショナルＧＣ（７５１０ヤード、パー７２）」において米国男子ツアー＆ＤＰワールドツアー（旧欧州男子ツアー）が共催するメジャー大会、「マスターズ」が４日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
昨シーズンの実績では賞金総額１１５０万ドル、優勝賞金２０７万ドルとなっていたので、それぞれ約１４億３千万円、約２億６千万円と、流石に高額ではないか！？
予選ラウンド終了時に５０位タイまでに入っている選手が決勝ラウンドへと駒を進められる予定で、そのＣＵＴラインがトータル＋４とライブ中継の途中で何度も言われていた。
日本人選手としては世界ランキング１２位でエース、昨シーズンマスターズチャンピオンで連覇が期待される松山英樹（３０歳、１８０㎝、９０㎏）、世界ランキング５０位で米国男子ツアーへの本格参戦を目指している新鋭の金谷拓実（２３歳、１７３㎝、７５㎏）、世界ランキング２３９位でアマチュア世界チャンピオンの中島啓太（２１歳、１７７㎝、７５㎏）が出場している。
松山英樹は首の痛みの所為で３月上旬の「アーノルド・パーマー招待」で２０位タイに入った後、休養を取っており、先週久し振りに出場したが、第１ラウンドを終えて棄権しているので、ちょっと不安が残っていたが、初日イーブンで１９位タイと、まあまあの好発進で、ホッとさせてくれた。
松山や首の不安を抱えつつ
好発進で期待膨らみ
金谷拓実は先週の「バレロ・テキサス・オープン」でＣＵＴラインに遠く及ばなかったが、此方も四の五の言っていても仕方がないので、出ている限りはのんびり応援していたところ、初日＋３まで落として６０位タイと出遅れていたので、そこからＣＵＴラインに達することが出来たのか！？
金谷拓実微妙な位置で初日終え
予選通過が先ず目標に
そして中島啓太であるが、此方はアマチュアなので気楽に取り組めば、かえって活躍出来るかも知れないなあと期待しながら観ていると、初日イーブンで１９位タイと、松山英樹と同じく好発進であった。
中島やアマチュア故の気楽さで
好発進し期待膨らみ
ライブ中継はインターネット配信のＵ-ＮＥＫＴ、ＴＢＳ系の地上波、ＢＳ‐ＴＢＳで４日間に亘りたっぷりと予定されており、時間の許す限りのんびりと楽しんでいる。
可愛さ、健気さ、場合によってはセクシーさ等を求める女子ツアーとは違う、ゴルフ本来の凄さ、緊張感がここにはある！？
米国の男子ツアーは本物で
手に汗握る時間共有
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング１位のスコッティー・シェフラー（米国、２５歳、１９１㎝、９１㎏）で、２日目７バーディー、２ボギーの－５、トータル－８と大きく伸ばして２位上げて来た。
この試合は初日から全員アウトスタート（第１ホールから）で、トータル－３から出て、前半では３バーディー、２ボギーの－１、トータル－４と少し伸ばし、まあ好い感じではあったが、後半に入ると４バーディーの－４、トータル－８と伸ばし、独走状態となっている。
シェフラーや大きく伸ばし首位に立ち
シェフラーや大きく伸ばし首位奪い
シェフラーら首位を奪って独走し
周り黙らす凄さなのかも
２位タイに付けているのは世界ランキング３５位のシェーン・ローリー（アイルランド、３５歳、１８５㎝、１０２㎏）、松山英樹、世界ランキング１７２位のシャール・シュワールチェル（南アフリカ、３７歳、１８０㎝、７３㎏）、世界ランキング２６位のイム・ソンジェ（韓国、２４歳、１８３㎝、９１㎏）で、トータル－３まで伸ばしている。
シェーン・ローリーは２日目５バーディー、１ボギーの－４と伸ばして２９位も上げて来た。
トータル＋１から出て、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータルイーブンと少し伸ばし、後半に入って３バーディーの－３、トータル－３と加速的に伸ばしている。
ローリーや後半加速強さ魅せ
ローリーや二位まで上げて強さ魅せ
松山英樹は２日目４バーディー、１ボギーの－３と伸ばして１７位上げて来た。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータルイーブンから出て、前半では第２、３ホールと連続でバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第６ホールでもバーディーを決めたが、続く第７ホールでボギーを叩き、残りの２ホールをパーで凌いだので、結局２打伸ばし、トータル－２として後半へと繋いでいる。
後半に入ると、５ホールをパーで凌ぎ、第１ホールで漸くバーディーを決めた後、残りの３ホールもボギーで凌いだので、結局後半で更に１打伸ばし、トータル－３として決勝ラウンドへと繋いでいる。
今朝、５時半頃に目覚め、枕元に置いていたスマホで速報を確認すると、確かトータル－２まで伸ばし、首位と２打差の４位タイぐらいであったか！？
ともかく、首位にも迫るほどの勢いであった。
後半の勢いの差でこの位置に止まったが、決勝ラウンドで更に迫れるか！？
これは決勝ラウンドでも寝不足を覚悟しなくてはならなくなりそうだなあ。
松山や前半伸ばし期待させ
つい起き出してライブ視るかも
松山や確り伸ばし二位に付け
松山や二位まで上げて強さ魅せ
シャール・シュワールチェルは２日目５バーディー、２ボギーの－３と伸ばして１７位上げて来た。
トータルイーブンから出て、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－１と少し伸ばし、後半に入ると加速し、３バーディー、１ボギーの－２、トータル－３と伸ばしている。
シュワールチェル確り伸ばし二位に付け
シュワールチェル二位まで上げて力魅せ
イム・ソンジェは２日目３バーディー、５ボギーの＋２と落として１位下がっている。
トータル－５から出て、前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－５と維持し、後半に入ると２バーディー、４ボギーの＋２、トータル－３と落としている。
イムソンジェ後半落とし一位下げ
イムソンジェ後半落とし二位となり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング８位のダスティン・ジョンソン（米国、３７歳、１９２㎝、８６㎏）は２日目＋１、トータル－２と少し落とし、３位下がって６位タイとなっている。
世界ランキング６位のキャメロン・スミス(オーストラリア、２８歳、１８０㎝、７８㎏)は２日目＋２、トータル－２と落とし、４位下がって６位タイとなっている。
世界ランキング７位で松山英樹の天敵言われて来たジャスティン・トーマス（米国、２８歳、１７８㎝、７３㎏）は２日目－５、トータル－１と大きく伸ばし、何と６０位も上げて１０位タイに付けて来た。
おっ、これは凄い！？
トーマスや大きく伸ばし上げて魅せ
トーマスや実力発揮爆上げし
世界ランキング３位のコリン・モリカワ（米国、２５歳、１７５㎝、７３㎏）は２日目－２、トータル－１と伸ばし、２１位も上げて１０位タイに付けて来た。
モリカワや大きく上げて十位付け
モリカワや十位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング２０位のホアキン・ニエマン(チリ、２３歳、１８３㎝、７０㎏）、世界ランキング１６１位のダニー・ウィレット（イングランド、３４歳、１８０㎝、７７㎏）は共に２日目＋２、トータル－１と落とし、７位下がって１０位タイとなっている。
そして世界ランキング９７３位で交通事故による大怪我から奇跡の復活を遂げたベテランのタイガー・ウッズ（４６歳、１８５㎝、８４㎏）は２日目＋２、トータル＋１と落とし、９位下がって１９位タイとなっている。
スコア、順位の変動だけ観ていると何のことは無く感じられる人もいるようであるが、ギャラリーの多さ、ライブ中継での露出の多さから考えても、やはりそれだけ凄い選手なのであろう。
解説者から何度も、動かない脚、落ちた飛距離等も口にされていたが、それでもこの位置に止まり、余裕の予選通過を果たしているから、流石ではないか！？
タイガーや奇跡の復帰果たしつつ
生きる力を与えるのかも
世界ランキング５位のパトリック・カントレー（米国、３０歳、１８３㎝、８６㎏）は２日目＋３、トータル＋１と落とし、１２位下がって１９位タイとなっている。
世界ランキング２位のジョン・ラーム（スペイン、２７歳、１８８㎝、１００㎏）は２日目イーブン、トータル＋２と維持し、２０位も上げて２３位タイに付けて来た。
ジョンラームスコア維持して上げて魅せ
ジョンラーム大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング９位のロリー・マキロイ（北アイルランド、３２歳、１７８㎝、７３㎏）は２日目＋１、トータル＋２と少し落としながらも、８位上げて２３位タイに付けて来た。
マキロイや落としながらも上げて魅せ
マキロイや確り上げて強さ魅せ
世界ランキング１６位のティレル・ハットン(イングランド、３０歳、１７５㎝、７３㎏)は２日目＋２、トータル＋２と落とし、４位下がって２３位タイとなっている。
世界ランキング１３位のビリー・ホーシェル（米国、３５歳、１８３㎝、７９㎏）は２日目＋１、トータル＋３と少し落としながらも、５位上げて３８位タイに付けて来た。
ホーシェルやスコア落として上げて魅せ
ホーシェルや何とか上げて通過魅せ
そして世界ランキング４位のビクトル・ホブラン（ノルウェー、２４歳、１７８㎝、７５㎏）は２日目＋４、トータル＋４と落とし、２６位も下がって４５位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
それから、金谷拓実、世界ランキング１１位のサム・バーンズ（米国、２５歳、１８５㎝、８４㎏）は共にトータル＋５で５３位タイ、世界ランキング１７位のブルックス・ケプカ（米国、３１歳、１８３㎝、９３㎏）、世界ランキング１８位のジョーダン・スピース（米国、２８歳、１８５㎝、７９㎏）は共にトータル＋６で５９位タイ、中島啓太、世界ランキング１０位で東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレ（米国、２８歳、１７８㎝、７９㎏）、世界ランキング１５位のアブラハム・アンサー（メキシコ、３１歳、１７０㎝、７２㎏）は３人共トータル＋７で６４位タイ、世界ランキング１９位で飛びっきり飛ばし屋のブライソン・デシャンボー（米国、１８５㎝、１０７㎏）はトータル＋１５で単独８２位となって、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
金谷拓実は２日目３バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの＋２、トータル＋５と落としながらも、７位上げて５３位タイに付けて来たが、ぎりぎりで予選通過がならなかった。
これは悔しい予選落ちであろうが、この僅かな差が何なのか？
実は意外と大きいのではないか！？
その課題を克服して行く過程が面白いのだろうなあ。
金谷拓実一歩及ばず予選落ち
まだまだ課題大きいのかも
中島啓太は２日目５ボギー、１ダブルボギーの＋７、トータル＋７と大きく落とし、４５位も下がって６４位タイとなっている。
難しさに戸惑い、悔し涙を流したそうであるが、それが今後の成長に繋がることを期待したい。
中島や大きく高い壁を知り
これからの伸び期待するかも
なお世界ランキング１４位のルイ・ウェストヘーゼン（南アフリカ、３９歳、１７８㎝、８２㎏）は途中棄権している。
