sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

ソニー・オープン・イン・ハワイ最終日、松山英樹おめでとう!・・・R4.1.17②

 先週金曜日の2時10分頃から時差-19時間の米国・ハワイ州オアフ島ホノルルにある「ワイアラエカントリークラブ(7044ヤード、パー72)」において米国男子ツアー、「ソニー・オープン・イン・ハワイ」が4日間の日程で開催され、その最終日が大きな感動の内に終わった。

 

 賞金総額は750万ドル、優勝賞金は135万ドルで、それぞれ約8億6000万円、約1億5000万円と流石に大きい!?

 

 日本人選手としては世界ランキング19位で日本のエース、松山英樹(29歳、180㎝、90㎏)、世界ランキング51位で元アマチュア世界ランキング1位の新鋭、米国男子ツアー参戦を目指している金谷拓実(23歳、172㎝、75㎏)、世界ランキング92位で飛ばし屋の星野陸也(25歳、186㎝、76㎏)、世界ランキング204位でアマチュア世界ランキング1位の中島啓太(21歳、178㎝、75㎏)、世界ランキング302位で米国男子ツアーへの復帰を目指す小平智(32歳、172㎝、70㎏)、米国アリゾナ州立大学を卒業して昨年国内男子ツアー最終プロテストを8位で合格し、今回マンデートーナメントを通過して来た石過功一郎(22歳、173㎝、86㎏)が出ており、松山英樹、中島啓太、小平智の3名が決勝ラウンドに駒を進めることが出来た。

 

 全体では48位タイまでの65名の選手が予選を通過している。

 

 松山英樹にとっては長い休養期間を取った後の2戦目、更に調子を上げられるかどうか注目していた。

 

 それで気になるのはライブ中継であったが、CS放送のゴルフネットワークでは4日間、NHKのBS1では決勝ラウンドの2日間に亘ってたっぷりと放送され、初日から早速楽しませて貰った。

 

 それからインターネット配信のGOLFTVでもライブ中継が4日間に亘ってたっぷりと放送されていた。

 

 このツアーは日本人選手との付き合いが90年にもなる歴史ある大会で、ソニーが主催してからでも、もう20年にもなり、また4年延長したと言う。

 

 そしてレジェンドの青木功が日本人選手として初めて米国男子ツアーに優勝したのもこの大会で、1983年のことであった。

 

 松山英樹にもぜひ優勝して欲しいところであったが、結果を言ってしまえば、感動的な展開の末、見事に達成された。

 

        松山や先週よりも調子上げ

        期待通りに勝ち切るのかも

 

 その松山英樹は初日-4まで伸ばして24位タイとまあまあの発進で、第2日目には-5、トータル-9と大きく伸ばして5位タイまで上げ、第3日目には-7、トータル-16と爆発的に伸ばし、首位と2打差の単独2位まで上げて来たから、これは弥が上にも期待が膨らんでいた!?

 

 中島啓太は初日-3まで伸ばして40位タイと少し出遅れたが、第2日目には-6、トータル-9と大きく伸ばし、35位も上げて5位タイに付けて来て、これが松山英樹の大きな刺激にもなっていたそうだから、この辺りまでは実力通り、期待通りであろうか!?

 

 ただその後は期待がプレッシャーともなったようで、第3日目は+2、トータル-7と落として39位タイまで下がり、自らの不甲斐なさに悔し涙を流したと言う。

 

        中島や期待が重く崩れ気味

        悔し涙に塗れるのかも

 

 小平智は初日に+1と少し落として119位タイと大きく出遅れていたが、第2日目には-6、トータル-5と大きく伸ばし、何と71位も上げて48位タイに付けて来て、ぎりぎりにせよ予選を通過し、第3日目にも-5、トータル-10と大きく伸ばして18位タイに上げて来たから、この辺りは流石である。

 

 もしレギュラーツアーに出られなくなっても、下部ツアーから頑張ると言う覚悟を決めたこと、およびこれまでの経験が上手く嚙み合って来たように思われる。

 

 ベストテンに入れば今週の出場権も得られたそうであるが、さてどんな展開となったのか!?

 

        小平や覚悟を決めて上げ続け

 

        小平や上位争い期待させ

 

 さて、首位タイでホールアウトし、プレーオフの1ホール目でスーパーショットから見事イーグルを決めて優勝したのは松山英樹で、最終日7バーディーの-7、トータル-23と爆発的に伸ばし、結果として1位上げて来たことになる。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、決勝ラウンドでは全員アウトスタート(第1ホールから)で、首位のラッセル・ヘンリーと2打差のトータル-16から出て、前半では第2ホールでバーディーを決め、1つ空いて第3ホールでもバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでもバーディーを決めたので、結局3打伸ばし、トータル-19として後半へと繋いでいる。

 

 これでも十分に凄く、途中までは順調に首位争いをしており、この分では後半に動きがあるのかなあと思って安心して観ていたら、ラッセル・ヘンリーがゾーンに入ったように伸ばし始め、前半が終わった時点で5打差を付けられていた。

 

 ここで私は見ているのが辛くなり、一旦テレビを消した。

 

 何時もであればこのまま置くのであるが、今日は暫らくしてまた観始めた。

 

 後半に入ると、いきなり第10、11ホールと連続してバーディーを決め、この時点でトータル-21まで伸ばし、ラッセル・ヘンリーがその間に1打落としたので、3打差が縮まり、2打差に戻している。

 

 これはもしかしたら行けるかも!?

 

 そんな風に気力が回復したようで、続く3ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでバーディーを決めて1打差に迫り、続く2ホールをパーで凌いだ後、最終の第18ホールでもバーディーを決めて、最後の最後に追い着いた!?

 

 結局後半では4打伸ばし、トータル-23まで伸ばしてプレーオフに持ち込んでいる。

 

 更に、プレーオフの1ホール目で逆光の空に向かって高弾道の第2打を放ち、ギャラリーと化していた中島啓太も見失うような高空からピンの近く、4mの位置にぽとり!

 

 ころころとピンそば1mの位置まで転がり、見事イーグルを決めている。

 

 メジャーチャンピオンになったことがやはり大きな自信となっているようで、苦手なコースと言っていたこの大会にも勝ち、更に自信を深めているようである。

 

 これで米国男子ツアーにおいて今シーズン2勝目、通算8勝目となり、アジアタイ記録となった。

 

 また、この試合の結果、世界ランキングは10位となり、4年振りにベストテンに返り咲いたそうである。

 

        松山や最後追い着き勝って魅せ

 

        松山やプレーオフ制し勝って魅せ

 

        松山や自信深まりまた期待

 

 首位タイでホールアウトし、プレーオフで負けて単独2位tなったのは世界ランキング56位のラッセル・ヘンリー(米国、32歳、183㎝、82㎏)で、最終日1イーグル、4バーディー、1ボギーの-5、トータル-23と大きく伸ばしながらも、結果として1位下がった。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-18から出て、第2ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌ぎ、第5ホールを終えた時点ではトータル-19で、松山英樹はトータル-18まで迫っていたから、1打差となっていた。

 

 それが刺激となったのか!? ゾーンに入り、第6~8ホールと3連続でバーディーを決め、第9ホールではイーグルまで決めたので、前半で結局6打伸ばし、松山英樹に5打差を付けるトータル-24で後半へと繋いでいる。

 

 ただ、そこで緊張が高まったのか!? 後半に入って第11ホールでボギーを叩いてトータル-23に落とし、松山英樹がその間に2打伸ばしてトータル-21としているので、2打差に迫られた。

 

 その後、緊張しながらも最後までパーで凌ぎ、トータル-23でホールアウトしたので、その間に伸ばし来た松山英樹に追い着かれ、プレーオフに突入している。

 

 プレーオフでは1ホール目で、後半からゾーンに入った松山英樹に魅入られたようにボギーを叩き、残念ながら単独2位に後退している。

 

 この辺り、記憶は遠くに飛び、まだメジャー大会とは実際の距離が遠かった松山英樹がゾーンに入ったジャスティン・トーマスに魅入られたように最終日の後半崩れ、悔し涙を流した辺りが思い出された。

 

 なお、この試合の結果、世界ランキングは40位まで上がっている。

 

        ヘンリーや伸ばしながらも二位となり

 

        ヘンリーや後半崩れ二位となり

 

        ヘンリーや後半重く二位となり

 

 3位タイに入ったのは世界ランキング39位のケビン・キスナー(米国、37歳、178㎝、75㎏)、世界ランキング63位のシェームス・パワー(アイルランド、34歳、191㎝、91㎏)で、トータル-19まで伸ばした。

 

 ケビン・キスナーは最終日6バーディーの-6と大きく伸ばして4位上げて来た。

 

 最後まで上げ続けたのは流石であるし、この試合の結果、世界ランキングは36位まで上がっている。

 

        キスナーや最後まで上げ三位入り

 

        キスナーや三位に入り強さ魅せ

 

 シェームス・パワーは最終日6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばして3位を維持した。

 

 この試合の結果、世界ランキングは49位まで上がっている。

 

        三位維持強さを魅せたパワーかな

 

        三位入り強さを魅せたパワーかな

 

 以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 世界ランキング120位でベテランのマット・クーチャー(米国、43歳、193㎝、84㎏)、世界ランキング182位のアダム・スベンソン(カナダ、28歳、183㎝、81㎏)は最終日-3、トータル-17と伸ばしながらも1位下がって7位タイとなった。

 

 世界ランキング38位のコリー・コナーズ(カナダ、30歳、183㎝、86㎏)は最終日-6、トータル-16と大きく伸ばし、7位上げて単独11位に入った。 

 

        コナーズや下がっても上げ強さ魅せ

 

        コナーズや最後は上げて強さ魅せ

 

 そして小平智は最終日6バーディー、1ボギーの-5、トータル-15と大きく伸ばし、6位上げて12位タイに入った。

 

 トータル-10から出て、前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-13と確り伸ばし、後半に入っても2バーディーの-2、トータル-15と順調に伸ばしてホールアウトした。

 

 惜しくもベストテンには入れなかったが、納得の行くプレーが出来たようで、また次の機会に期待したい。

 

 なお、この試合の結果、世界ランキングは269位まで上がっている。

 

        小平や最後も上げて力魅せ

 

        小平や最後も上げて自信魅せ

        次の機会に期待するかも

 

 世界ランキング46位でベテランのライアン・パーマー(米国、45歳、180㎝、79㎏)も最終日-5、トータル-15と大きく伸ばし、6位上げて12位タイに入った。       

 

        パーマーや下がっても上げ強さ魅せ

 

        パーマーや最後は上げて強さ魅せ

 

 世界ランキング460位の李昊桐(リー・ハオトン、中国、26歳、183㎝、75㎏)は最終日-1、トータル-15と少し伸ばしながらも9位下がって12位タイとなった。 

 

 世界ランキング22位のジェイソン・コクラック(米国、36歳、193㎝、102㎏)、世界ランキング48位のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ、27歳、185㎝、88㎏)は最終日-3、トータル-14と伸ばしながらも、6位下がって17位タイとなった。

 

 世界ランキング27位で昨年のこの大会の覇者、ケビン・ナ(米国、38歳、180㎝、76㎏)は最終日-2、トータル-13と伸ばしながらも、9位下がって20位タイとなった。      

 

 世界ランキング32位のテイラー・グーチ(米国、30歳、183㎝、91㎏)は最終日-1、トータル-12と少し伸ばしながらも、16位下がって27位タイとなった。

 

 世界ランキング33位のマーク・リーシュマン(オーストラリア、38歳、188㎝、91㎏)は最終日-4、トータル-11と伸ばし、3位上げて36位タイに入った、

 

        リーシュマン確り伸ばし上げて魅せ

 

        リーシュマン最後も上げて強さ魅せ  

     

 世界ランキング23位のビリー・ホーシェル(米国、35歳、183㎝、79㎏)は最終日-3、トータル-11と伸ばしながらも、4位下がって36位タイとなった。

 

 世界ランキング50位でベテランのスチュワート・シンク(米国、48歳、193㎝、93㎏)は最終日-2、トータル-11と伸ばしながらも、9位下がって36位タイとなった。

 

 そして、中島啓太は最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-10と伸ばしながらも、2位下がって41位タイとなった。

 

 トータル-7から出て、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-7のままであったが、後半に入ると4バーディー、1ボギーの-3、トータル-10と伸ばし、強いところを見せている。

 

 そしてホールアウトした後は松山英樹が戦っている最終組に付いて回り、メンタルの強さ、勢い、攻め方、スーパーショットに感心させられること頻り、大きな勉強をしたようだ。

 

 色々な意味で注目されるスーパーアマチュアで、この熱さを持っている内に米国男子ツアーを主戦場として欲しいものである。

 

 なおこの試合の結果、世界ランキングは188位まで上がっている。

 

        中島や伸ばしながらも順位下げ

 

        中島や伸ばし足りずに順位下げ

 

        中島と松山刺激与え合い

        次の機会に期待膨らみ

        

 世界ランキング14位のハリス・イングリッシュ(米国、32歳、191㎝、84㎏)は最終日+1、トータル-7と少し落とし、23位も下がって55位タイとなった。    

 

 そして、世界ランキング29位のウェブ・シンプソン(米国、36歳、188㎝、84㎏)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばしながらも2位下がって61位タイとなった。

 

 それにしても凄い最終日となった。

 

 改めて昨年からの松山英樹の戦績を振り返ってみると、調子が最高潮とも言えない中、マスターズに優勝し、それが大きな自信になったようで、モヤモヤしているように見えて、東京五輪では銅メダル争いを演じ、4位タイに入っている。

 

 そして、10月には日本で唯一開催される米国男子ツアーの「ZOZOチャンピオンシップ」に勝ち、そこから2か月半の休暇を経た後、復帰戦の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」では13位タイに入り、今週の快挙へと繋がった。

 

 これは今年、この後の活躍に弥が上にも期待が膨らまざるを得ない!