今日の日が替わった頃から時差－８時間のビショフスホーフェン（オーストリア）にあるラージヒル（ＨＳ１４２m、Ｋ点１２５m）においてスキージャンプワールドカップ男子団体戦が行われ、地元オーストリアチームが見事優勝した。
この地では間に１日入れながら１月５日（水）～９日（日）の日程で開催され、個人戦が３戦（通算で第１２～１４戦目）、団体戦１戦（通算で２戦目）が行われた。
個人戦の１戦目、２戦目はスキージャンプ週間の第３、４戦となり、日本のエースである小林陵侑が総合優勝を決めている。
そして団体戦において日本チームは１本目３位と好発進し、２本目で強豪ノルウェーを交わし、２位に入ったから、これは凄い！？
個人的には小林陵侑が疲れが残っているだろう中でも僅差で全体の２位に入る健闘を見せ、佐藤幸椰、佐藤慧一の健闘も光る。
佐藤幸椰はこのところ調子を上げているようで頼もしい。
佐藤慧一は北京冬季五輪の代表から外れたことが気を楽にしたのではないかと言われている。
なお、個人として全体の１位はマリウス・リンドヴィク（ノルウェー）で、このところ調子を上げていることから頷ける。
以下に今回の主なチームの成績を挙げておく。
１位 オーストリア 合計１０１５．５点
ﾀﾞﾆｴﾙ･ﾌｰﾊﾞｰ １３３．５m １２９．０m ２５８．１点
ﾔﾝ･ﾎｱﾙ １３２．０m １３１．５m ２５７．９点
ﾏﾇｴﾙ･ﾌｪｯﾄﾅｰ １２８．５m １３７．０ｍ ２５２．７点
ﾌｨﾘｯﾌﾟ･ｱｼｪﾝﾊﾞﾙﾄ １２８．０m １３４．０m ２４６．８点
２位 日本 合計１００６．４点
小林陵侑 １３６．５m １３３．５m ２７５．７点
佐藤幸椰 １２８．０m １３６．０m ２５８．５点
佐藤慧一 １３０．５m １３１．０m ２４４．９点
小林潤志郎 １２２．０m １２９．０m ２２７．３点
３位 ノルウェー 合計１００６．２点
ﾏﾘｳｽ･ﾘﾝｳﾞｨｸ １３３．０m １３６．０m ２７６．２点
ﾊﾙｳﾞｫﾙｱｲﾈﾙ･ｸﾞﾗﾈﾙ １３５．０m １３６．０m ２６７．９点
ﾀﾞﾆｴﾙｱﾝﾄﾞﾚ･ﾀﾝﾃﾞ １２４．５m １２７．０m ２３３．４点
ﾖﾊﾝｱﾝﾄﾞﾚ･ﾌｫﾙﾌｧﾝ １２７．０m １２７．０m ２２８．７点
４位 スロベニア 合計１００５．０点
ｱﾝﾁｪ･ﾗﾆｾｸ １３５．０m １２８．５m ２６２．２点
ﾛﾌﾞﾛ･ｺｽ １２８．０m １３７．０m ２５３．９点
ﾃｨﾐ･ｻﾞｲﾂ １２４．０m １３５．０m ２４７．３点
ﾍﾟｰﾀｰ･ﾌﾟﾚﾌﾞﾂ １３６．０m １３３．５点 ２４１．６点
５位 ポーランド 合計 ９７３．７点
ﾋﾟｵﾄﾙ･ｼﾞﾜ １２９．５m １３５．５m ２５３．０点
ﾀﾞｳﾞｨﾄﾞ･ｸﾊﾞｯｷ １３３．５m １２６．５m ２５１．７点
ﾊﾟｳｴﾙ･ﾊﾞｾｸ １２７．５m １３０．０m ２４０．８点
ｱﾝｼﾞｪｲ･ｽﾃﾝｶﾜ １２８．５m １２５．０m ２２８．２点
６位 ドイツ 合計 ９４３．１点
ﾏﾙｸｽ･ｱｲｾﾞﾝｷﾞﾋﾗｰ １３２．５m １３３．０m ２５８．０点
ｶｰﾙ･ｶﾞｲｶﾞｰ １３１．５m １２８．５m ２３２．４点
ｱﾝﾄﾞﾚｱｽ･ﾍﾞﾘﾝｶﾞｰ １２３．０m １２９．０m ２２７．７点
ｺﾝｽﾀﾝﾃｨﾝ･ｼｭﾐｯﾄ １２４．５m １２６．５m ２２５．０点
これまでの２戦を終えた総合点で主な国は以下のようになっている。
順位・変動 国名 総合点
１ ↑１ オーストリア ２６４６
２ ↑１ ノルウェー ２５３０
３ ↓２ ドイツ ２５０７
４ ー 日本 ２０７３
５ ー スロベニア １８６６
６ ー ポーランド ９１７
なお、次に開催されるのは時差－８時間のザコパネ（ポーランド）で、ラージヒル（ＨＳ１４０ｍ、Ｋ点１２５ｍ）を使って個人戦、団体戦が１戦ずつ行われる予定である。
１月１４日（金）～１６日（日）（現地時間）の日程で、日本時間にすると１月１５日（土）２時頃から予選、１月１６日（日）０時頃から団体戦（通算で３戦目）、１月１７日（月）０時頃から個人戦（通算で１５戦目）の予定となっているので、楽しみに待ちたい。
