sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

今週のゴルフ世界ランキングにおける男女日本人選手の動向・・・R3.12.14①

 今週も週明けになると毎週前半に発表されるゴルフの男女世界ランキングにおける日本人選手の動向が気になる。

 

 先週開催された目ぼしいゴルフツアーでライブ放送があったり、結果が直ぐに発表されたりしていたのは国内における下部の大会、レギュラーツアーのイベント的な大会ぐらいか!?

 

 他に気に留まったところとしては、ツアーではないが、来シーズンの出場権を決める最終予選会が中々面白かった。

 

 先ずツアーの方であるが、国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアーよりまだ下部の、プロテストでの合格を目指す選手の為のマイナビネクストヒロインゴルフツアーのエキシビションとして12月8日(水)に熊本県で、「MILIVE40th

Ladies tournament」が開催された。

 

 選ばれし32名の出場者が2名ずつに分かれて16ペアとなり、スクランブル方式で戦う団体戦であった。

 

 スクランブル方式と言うのはペアの2人がそれぞれのボールを打ち、好い方の位置から2人がまたそれぞれのボールを打つことを繰り返し、カップに入った時の打数を足して行く方式だそうな。

 

 優勝したのはプラチナ世代の菊地りお(21歳、154㎝)と前田衣里奈(25歳、163㎝)のペアであった。

 

 前半では3バーディーの-3と確り伸ばし、後半に入って7バーディーの-7、トータル-10と爆発的に伸ばしているのが流石ではないか!?

 

        菊地りお前田衣里奈とペア組んで

        ガンガン飛ばし勝っているかも

 

 また、12月10日(木)から千葉県において今年6月に行われた2020年度最終プロテストに合格した22名による新人戦、「加賀電子カップ」が2日間の日程で開催された。

 

 優勝したのは大学生プロで将来的に海外進出を夢見る桑木志帆(18歳、164㎝、57㎏)で、トータル-4まで伸ばしていた。

 

 最終日の第16ホールを終えた時点ではトータル-5まで伸ばして首位に立っていたが、第17ホールでダブルボギーを叩いて首位を陥落!

 

 しかしこのままずるずる下がって行かず、第18ホールで空かさずバーディーを決めてバウンスバック!

 

 首位タイでホールアウトし、プレーオフに持ち込んだところが流石ではないか!?

 

 そしてプレーオフ1ホール目で勝ち、優勝を決めている。

 

        桑木志帆下がっても上げ勝って魅せ

 

        桑木志帆プレイオフ勝ち強さ魅せ

 

 また12月12日(日)には千葉県でJLPGA(国内女子ツアー)、JGTO(国内男子ツアー)、PGA(シニアツアー)の3つのツアーによる大会、「Hitachi

3Tours Champion Ship」が開催された。

 

 それぞれ選ばれし7名の選手から2名ずつの3ペアとなり、午前、午後と9ホールずつ競い合う団体戦である。

 

 午前はペアで各自が自分のボールを打ち、各ホールで好い方のスコアを加算して行くフォアボールのストローク戦、すなわちベストボール方式で、午後はペアで1つのボールをカップに入るまで交互に打ち、各ホールのスコアを加算して行くフォアサムのストローク戦、すなわとオルタネート方式で行われた。

 

 優勝したのはJLPGAで午前9ポイント、午後15ポイントの合計24ポイントまで伸ばし、連覇となった。

 

 2位なったのはJGTOで、午前7ポイント、午後13ポイントの合計20ポイントで、午前、午後共に2位と一歩及ばなかった。

 

 最下位の3位はPGAで、午前2ポイント、午後8ポイントの合計10ポイントに止まった。

 

 女子の元気さ、パットの正確性が目立った大会となり、その中でも午前、午後と大活躍したのが新世紀世代の西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)で、実力の確かさを見せ付け、見事MVPに輝いている。

 

        西郷真央確かな力魅せて勝ち

 

 それから、これはツアーではないが、12月9日(木)の夜から米国・アラバマ州において米国女子ツアーの来シーズンの出場権を得る為の最終予選会の後半4ラウンドが4日間の日程で開催されている。

 

 途中、悪天候によるサスペンデッドを挟みながらも何とか予定されていた4日間で終わり、前半を通過して来た日本人選手2人は後半でも無事通過することが出来た。

 

 先ずは前半でトータル-11まで伸ばして7位タイと余裕の通過をして来たプラチナ世代の古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)であるが、第1ラウンドではトータル-13まで伸ばしながらも9位タイに下がっている。

 

 第2ラウンドではトータル-16まで伸ばして5位タイに上げ、第3ラウンドでは強風に耐えながらトータル-16を維持して5位タイを維持している。

 

 そして最終の第4ラウンドではトータル-18まで伸ばしながらも単独7位に下がっての通過となった。

 

 全体を通して言えることは、周りの勢いに乗って大きく上げることはなかったが、悪条件の中で大きく下がることもなかった。

 

 つまり終始安定したプレーを続け、余裕の通過を魅せた、と言うことである。

 

 早くも来シーズンへの期待が膨らむ。

 

        古江彩佳安定プレイ通過魅せ

 

        古江彩佳安定プレイ期待させ

 

 また、前半でトータル-6まで伸ばして24位タイで通過して来た黄金世代で全英女子チャンピオンの渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)であるが、第1ラウンドではトータル-11まで伸ばして10位タイに上げ、いきなり期待に応えている。

 

 そして第2ラウンドでもトータル-14まで伸ばして7位タイに上げ、古江彩佳に迫る勢いであったが、第3ラウンドでは一転してトータル-7まで落としてしまい、29位に下がっている。

 

 しかし、ここでずるずる下がって行かないところが渋野日向子で、第4ラウンドではトータル-10まで伸ばして最低ラインのように言われていた20位タイに上げ、余裕を持った通過となっている。

 

        渋野日向子メリハリプレイ通過魅せ

 

        渋野日向子メリハリプレイ期待させ

 

 ここでは他に単独2位に入ったポーリーヌ・ルサン・プシャール(フランス、21歳)、単独3位に入ったアタヤ・ティティクル(タイ、18歳)、4位タイに入ったイン・ルオニン(中国、18歳か19歳?)、8位タイに入ったチェ・ヘジン(韓国、22歳)等、将来的に有望そうな、したがって日本人選手にとって強力なライバルとなりそうな選手が目白押しであった!?

 

 また、国内男子ツアーでも来シーズンのレギュラーツアー、下部のAbemaTVゴルフツアーの出場権を決める最終予選会が行われた。

 

 次に女子の日本人選手トップ20に付いて挙げておく。

 

     順位  変動  氏名     順位  変動  氏名

   6位  ー   畑岡奈紗    70位  ー   上田桃子

   8位  ー   笹生優花    71位 ↑ 1 勝みなみ 

  14位 ↑ 1 古江彩佳    79位  ー   高橋彩

  16位  ー   稲見萌寧    86位 ↑ 1 吉田優利

  37位 ↑ 1 渋野日向子   96位 ↓ 2 原英莉花 

  39位 ↑ 1 西郷真央    99位  ー   大里桃子

  41位  ー   西村優菜   113位 ↑ 1 岡山絵里

  62位  ー   小祝さくら  115位  ー   若林舞衣子  

  63位 ↓ 2 山下美夢有  118位  ー   三ヶ島かな 

  64位 ↑ 2 鈴木愛    120位  ー   菊地絵理香

 

 目ぼしいレギュラークラスのツアーは殆んどがシーズンオフに入っているので、比較的上位の選手には大きな変動がなく、以下、600位までの範囲で4位以上上がった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 何時も通りの5位以上としなかったのは、それでは何時もに比べて少なかったからである。

 

 中堅の新海美優(26歳、162㎝、58㎏)は6位上がって366位に、11月のプロテストに合格した高校生の佐藤心結(ミユ、18歳、161㎝、58㎏)は4位上がって379位に、ベテランの川満陽香里(34歳、164㎝、57㎏)は8位上がって460位に、11月のプロテストに合格した高校生の尾関彩美悠(アミユ、18歳、158㎝、52㎏)は4位上がって473位になっている。

 

 更に、中堅の松森彩夏(27歳、170㎝、55㎏)は5位上がって476位に、ベテランの前田陽子(37歳、164㎝、60㎏)は4位上がって491位に、6月のプロテストでトップ通過してステップアップツアーの最終戦で優勝している佐久間朱莉(19歳、155㎝)は4位上がって522位に、11月のプロテストに合格した高校生の川﨑春花(18歳、158㎝、51㎏)は7位上がって547位に、6月のプロテストに合格して新人戦で優勝した大学生の桑木志帆(18歳、164㎝、57㎏)は5位上がっ573位になっている。

 

 それから、男子日本人選手の内で先ず20位までに入った選手達の変動を挙げておく。

 

    順位    変動  氏名       順位  変動  氏名

  18位  ー   松山英樹   156位 ↑ 1 堀川未来夢  

  49位  ー   金谷拓実   165位 ↑ 5 岩田寛

  74位 ↑ 1 木下稜介   166位 ↓ 3 川村昌弘

 100位 ↑ 4 星野陸也   170位 ↑ 1 片岡尚之

 103位 ↑10 稲森佑貴   173位 ↑ 4 比嘉一貴

 130位  ー   谷原秀人   184位  ー   石川遼

 133位 ↑ 1 香妻陣一朗  193位 ↓ 1 石坂友宏 

 140位  ー   今平周吾   199位 ↓ 3 @中島啓太

 141位 ↑ 2 大槻智春   207位 ↑ 7 浅地洋佑

 150位 ↑ 1 池田勇太   219位 ↑ 1 大岩龍一

 

 男子の場合も目ぼしいレギュラークラスのツアーは殆んどがシーズンオフに入っているので、比較的上位の選手には大きな変動がなく、以下、900位までの範囲で4位以上上がった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 何時も通りの5位以上としなかったのは、それでは何時もに比べて少なかったからである。

 

 阿久津未来也(26歳、180㎝、72㎏)は9位上がって433位に、安本大祐(34歳、175㎝、55㎏)は10位上がって572位に、鍋谷太一(25歳、177㎝、72㎏)は5位上がって613位に、市原弘大(39歳、171㎝、75㎏)は5位上がって629位に、木下裕太(35歳、172㎝、72㎏)は4位上がって650位になっている。

 

 更に、大学生の河本力(21歳、183㎝、82㎏)は5位上がって654位に、高柳直人(33歳、175㎝、75㎏)は4位上がって870位に、かなりベテランの海老根文博(46歳、177㎝、75㎏)、新鋭の坂本雄介(23歳、174㎝、75㎏)は共に4位上がって877位に、竹安俊也(29歳、175㎝、77㎏)は4位上がって884位になっている。

 

 そして今週であるが、残念ながら目ぼしいツアー、来シーズンに向けての予選会等は見当たらない。

 

 仕方が無いから、暫らくはこれまでの名勝負、名場面をユーチューブ等で振り返ることにしよう。