先週木曜日の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外では-8時間)のスペインにある「レアル・クラブ・バルデラマ(7028ヤード、パー71)」において欧州男子ツアー、「アンダルシア・マスターズ」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
初日は予定されていた第1ラウンドを全て終われず、1人残して日没サスペンデッドとなっていた。
まあほぼ第1ラウンドを終えたと言うことで、先週の金曜日にはその様子に付いて簡単に書き留めておいた。
第2日目には第1ラウンドの残り、および第2ラウンドが行われたので、先週の土曜日は第2ラウンドに付いて書き留めた。
以後は予定されていた日に収まったので、何時も通り~日目と言う感じで書き留めている。
この大会の賞金総額は300万ユーロとあるから、1ユーロを132円とすると約3億9600万円となる。
ちょうど今、国内男子ツアーのメジャー大会が開催されており、その賞金総額が2億1千万円であるから、その2倍近くと、まあまあ高く、その分、フィールドも厚い。
そう言えば、最低賃金でも欧州主要国と我が国ではそれぐらい差が開いているか!?
それはまあともかく、日本人選手としては世界ランキング152位で旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘が出ていた。
欧州男子ツアーのポイントラング、レース・トゥ・ドバイは42位で、このところ2週連続で予選落ちしている所為もあり、じわじわ下がっている。
今週こそ先ずは予選通過、出来れば上位争いまで見せてくれればと期待しているが、第2ラウンドではトータル+3の34位タイで余裕を持って予選通過を果たし、第3ラウンドではイーブン、トータル+3と維持しながらも36位タイと2位下がっている。
なお、この大会では予選ラウンドを終えて55位タイまでに入っていた67名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
その中で川村昌弘は、最終日、少しでも好い感じでプレイ出来たのか!?
川村やじわりと下がり最終日
少しはゴルフ楽しめたのか
また、ゴルフへの思い、および旅情が漂う人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Vol.127 スペイン編」に更新されていた。
先週の会場があったマドリードから今週の会場があるソトグランデまで1068㎞をレンタカーで移動し、昼食を挟んで6時間掛ったと言う。
おいおい、スペインだから昼食に1時間掛けたとすると、時速200㎞!?
そりゃ飛ばし過ぎだよぉ~!
また、今回のコースはアップダウンがあり、グリーンは傾斜がきつく、固まるとコンクリートのように固くなるとか。
風がきつくなるとボールを持って行かれ、結構難しく、戦略性に富んだコースで、好きなコースだと言う。
練習では新鋭のサーミ・ベリメキ(フィンランド、23歳)と一緒に回り、リズムがあったようで、そんな交流も楽しそうに綴られている。
川村やコース交流楽しんで
至福の時を過ごせたのかも
さて、単独首位に抜け出て、見事優勝し、ツアー7勝目を成し遂げたのは世界ランキング28位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)で、最終日2バーディーの-2、トータル-6と伸ばした。
それも第1~15ホールとずっとパーで凌ぎ、第16、17ホールと連続バーディーを決めて優勝を盤石のものとしているから、余裕ではないか!?
優勝賞金は489750ユーロで、約6465万円であるから、国内男子ツアーのメジャー大会、「日本オープンゴルフ選手権競技」の4200万円に比べて約1.5倍である。
なお、この試合の結果、世界ランキングは25位まで上がっている。
逆転しフィッツパトリック強さ魅せ
力出しフィッツパトリック勝って魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング66位のミンウー・リー(オーストラリア、米国女子ツアーで活躍するミンジー・リーの弟)、世界ランキング475位のセバスティアン・ソダーバーグ(スウェーデン)で、共に最終日-1、トータル-3と少し伸ばして2位上げて来た。
ミンウー・リーは最終日5バーディー、4ボギーで、第2ラウンドからずっと上げて来たことになるから流石ではないか!?
なお、この試合の結果、世界ランキングは55位まで上がっている。
ミンウーリーじわじわ上げて二位となり
ミンウーリー二位まで上げて強さ魅せ
セバスティアン・ソダーバーグは最終日4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーで、再浮上して来て、力のあるところを見せている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは298位まで上がっている。
ソダーバーグ最後は上げて力魅せ
ソダーバーグ二位に入って力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング172位のデビッド・リプスキ(米国)は最終日+1、トータル-2と少し落とし、1位下がって4位タイとなった。
世界ランキング104位のローリー・カンター(イングランド)は最終日+5、トータル-2と大きく落とし、3位下がって4位タイとなった。
世界ランキング61位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア)は最終日+1、トータル-1と少し落とし、7位下がって11位タイとなった。
世界ランキング191位のサーミ・ベリメキ(フィンランド)は最終日-2、トータル+2と伸ばし、19位上げて25位タイに入った。
ベリメキや最後伸ばして上げて魅せ
ベリメキや最後は上げて力魅せ
世界ランキング107位のアーロン・ライ(イングランド)は最終日イーブン、トータル+2と伸ばせず、4位下がって25位タイとなった。
そして川村昌弘は最終日5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル+3と伸ばせず、1位下がって37位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、決勝ラウンドからは全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル+3から出て、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでボギーを叩いたが、空かさず第5ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く第6、7ホールと連続でボギーを叩いたが、1つ空いて第9ホールでバーディーを決めたので、結局1打落とし、トータル+4として後半へと繋いでいる。
後半に入って第11ホールでダブルボギーを叩いてしまったが、空かさず第12ホールでバーディーを決めて少し取り返し、バウンスバック!
1つ空いて第14ホールでもバーディーを決めたので後半落とした分は取り返し、続く2ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでもバーディーを決めたので、結局1打伸ばし、トータル+3としてホールアウトしている。
戦略性に富む難コースと知って多少落とすのは仕方が無いと覚悟を決め、楽しむ感じを最後まで貫けたようで、結局この日もイーブンに止め、多少は順位を落としたが、大崩れしていないところが流石ではないか!?
なお、この試合の結果、世界ランキングは154位と少し下がっている。
川村やスコア維持して力魅せ
川村や大崩れせず力魅せ
それから世界ランキング92位のサンティアゴ・タリオ(スペイン)は最終日+2、トータル+7と落とし、2位下がって単独52となった。
世界ランキング106位のジャスティン・ハーディング(南アフリカ)は最終日+1、トータル+8と少し落としながらも、6位上げて53位タイに入った。
ハーディング落としながらも上げて魅せ
ハーディング最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング53位のロバート・マッキンタイア(スコットランド)は最終日+2、トータル+8と落としながらも、3位上げて53位タイに入った。
落としてもマッキンタイア上げて魅せ
最後上げマッキンタイア意地を見せ
そして世界ランキング99位のマーティン・カイマー(ドイツ)は最終日+5、トータル+11と大きく落とし、4位下がって60位タイとなった。
こう見て来ても、川村昌弘の粘る力が分かる!?