金曜日の朝から千葉県にある「東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6679ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「富士通レディース」が3日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円で、2日間の予選ラウンド終了時に50位タイまでに入っている選手が最終日1日の決勝ラウンドに駒を進められる予定となっている。
ライブ中継はあまりなく、土曜日、日曜日と大事な場面に近付くほど、昔風に編集された録画中継になりそうである。
と思っていたら、今日はCSのスカイA、BS朝日、地上波のテレビ朝日系列で終盤近くまでライブ放送を見せてくれた。
それは有り難かったが、放送時間を優先して最後まで放送しないところはやはり昔ながらの我が国の拘りである。
中身ではなく、決めた通り、形等に拘ることをそろそろ止めようとしないと、益々国際的に後れを取るような気がしてならない。
なんてことはここでは置く。
それはまあともかく、彼方此方に華が咲き乱れ、男性社会の拘りをも超える光を放ってくれるものと期待しているが、国内男子ツアーに勝っているのはこの華、光と言ったものと、女性特有のしなやかさなんだろうなあ。
ところで、国内女子ツアーの残りはこの試合を入れて7試合となったが、参考までに、現時点での賞金ランキングの気に留まったところ挙げておく。
順位 名前 賞金総額(円) 勝数
1 稲見萌寧 210,361,649 8
2 小祝さくら 174,273,583 5
3 西村優菜 166,429,556 4
4 古江彩佳 142,897,575 3
5 西郷真央 128,039,191 0
9 原英莉花 99,800,082 2
10 笹生優花 97,721,942 2
30 植竹希望 54,574,683 0
33 渋野日向子 52,388,975 1
なお今年、笹生優花の場合、米国女子ツアーで3位に付け、ここまでの賞金総額は約1億7千万円、古江彩佳の場合、米国女子ツアーで賞金総額約3千4百万円、渋野日向子の場合、米国女子ツアーで賞金総額約1千万円稼いでいる。
国内女子ツアーの賞金女王レースには入らないが、本人の実績としてはそれだけあると言うことだから、評価するかどうかは各自の判断によれば好い!?
国内の女子のツアーも後七つ
長いシーズン終幕近く
さて、首位タイに立っているのは世界ランキング26位でプラチナ世代をリードし、海外での試合にも強いところを見せている古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング80位で黄金世代をリードするひとり、このところ調子を上げている飛ばし屋の勝みなみ(23歳、157㎝)で、トータル-12まで伸ばしている。
古江彩佳は2日目6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばして1位上げて来た。
2日目の前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-9と伸ばし、後半に入ると3バーディーの-3、トータル-12と更に伸ばして強いところを魅せている。
古江彩佳大きく伸ばし首位に立ち
古江彩佳首位に追い着き強さ魅せ
勝みなみは2日目4バーディー、1ボギーの-3と伸ばして首位を維持している。
2日目の前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-9と伸ばせず、一時首位を奪われていたが、後半に入って3バーディーの-3、トータル-12と伸ばし、最終的には首位を維持しているのは流石ではないか!?
勝みなみ確り伸ばし首位を維持
勝みなみ首位を維持して強さ魅せ
単独3位に付けているのは世界ランキング37位で黄金世代をリードするひとり、全英女子チャンピオンで先週の覇者の渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)で、2日目8バーディー、2ボギーの-6、トータル-11と大きく伸ばして2位上げて来た。
2日目の前半では6バーディーの-6、トータル-11と大きく伸ばし、単独首位に躍り出て視聴者を釘付けにしていた、はずである。
残念ながら視始めたのは既に単独首位に立っている時であった。
そして後半に入ると2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-11と伸ばせず、この位置に止まった。
ただ、第13、14ホールと連続でボギーを叩いて、もっと下がっていたところ、第16、17ホールと連続でバーディーを決めて少し戻したところがまた彼女らしい魅せ場であった!?
渋野日向子大きく伸ばし三位付け
渋野日向子三位まで上げ強さ魅せ
渋野日向子前半伸ばしワクワクし
下がっても上げまたワクワクし
4位タイに付けているのは世界ランキング21位で谷間世代を独走し、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22歳、166㎝、58㎏)、世界ランキング75位で実力派ベテランをリードする上田桃子(35歳、161㎝、54㎏)で、共に2日目-4、トータル-9と伸ばし、1位上げて来た。
2日目稲見萌寧は4バーディー、上田桃子は5バーディー、1ボギーであった。
稲見萌寧は2日目の前半2バーディーの-2、トータル-7と伸ばし、後半に入っても2バーディーの-2、トータル-9と順調に伸ばしているが、意外とパットを外し、絶好調の時とは違うもどかしさはあった。
稲見萌寧確り伸ばし上げて魅せ
稲見萌寧四位に上げて強さ魅せ
稲見萌寧意外と外すもどかしさ
それでも四位確保するかも
上田桃子は2日目の前半3バーディーの-3、トータル-8と伸ばし、期待が膨らみ掛けたが、後半に入ると2バーディー、1ボギーの-1、トータル-9と伸び方が穏やかになり、この位置に落ち着いている。
上田桃子確り伸ばし上げて魅せ
上田桃子四位に上げて強さ魅せ
上田桃子前半伸ばし期待させ
後半少し大人しくなり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング111位で黄金世代をリードするひとり、国内メジャー大会に強い原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は2日目-1、トータル-6と少し伸ばしながらも、6位下がって11位タイとなっている。
世界ランキング36位でプラチナ世代をリードし、明るい笑顔とメンタルの強さが魅力の西村優菜(21歳、150㎝、50㎏)は2日目+1、トータル-6と少し落とし、9位下がって11位タイとなっている。
世界ランキング58位で新世紀世代をリードするひとり、初優勝が待たれる西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)は2日目-4、トータル-5と伸ばし、34位も上げて14位タイに付けて来た。
おっ、また上げて来た!
西郷(せご)どん、流石!?
西郷真央確り伸ばし上げて魅せ
西郷真央大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング74位で実力派外国人選手のひとり、優しい笑顔が魅力のペ・ソンウ(韓国、27歳、166㎝、59㎏)は2日目-2、トータル-5と伸ばし、5位上げて14位タイに付けて来た。
ペソンウや程々伸ばし上げて魅せ
ペソンウや上位で上げて強さ魅せ
世界ランキング96位で黄金世代をリードするひとり、イップスを克服した大里桃子(23歳、171㎝、60㎏)は2日目-4、トータル-4と伸ばし、38位も上げて21位タイに付けて来た。
大里や確り伸ばし上げて魅せ
大里や大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング86位で黄金世代の無冠の実力者、初優勝が待たれる高橋彩華(23歳、162㎝、55㎏)は2日目-2、トータル-4と伸ばし、7位上げて21位タイに付けて来た。
終盤の激しい競り合いはまだまだ難しいようであるが、この辺りでは相変わらず強いところを魅せている!?
高橋や中盤で上げ強さ魅せ
高橋や中位で上げて強さ魅せ
世界ランキング39位で元世界ランキング1位、米国と韓国の女子ツアーで賞金女王となったレジェンドの申ジエ(韓国、33歳、155㎝、63㎏)は2日目イーブン、トータル-4と伸ばせず、11位下がって21位タイとなっている。
世界ランキング118位で黄金世代の成長株、植竹希望(23歳、172㎝、59㎏)は2日目-2、トータル-3と伸ばし、14位上げて34位タイに付けて来た。
この選手、私にとってはステップアップツアーの印象が強かったが、何時の間にかレギュラーツアーに上がり、すっかり定着している印象である。
それだけ成長を感じさせるのか、よく取り上げられている気がする。
植竹や確り上げて強さ魅せ
植竹や普通に通過強さ魅せ
世界ランキング83位でプラチナ世代をリードするひとり、化粧、ファッション等お洒落に興味が強く、コスメ番長と呼ばれる吉田優利(21歳、158㎝、58㎏)は2日目-1、トータル-3と少し伸ばしながらも、6位下がって34位タイとなっている。
世界ランキング67位で黄金世代をリードするひとり、中々休もうとしないことで鉄人と呼ばれている小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)は2日目-2、トータル-2と伸ばし、11位上げて48位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
何とか通過したのはホッとさせられるが、やっぱり調子は上がっていないようだなあ。
小祝や何とか通過ホッとさせ
此の後の伸び期待するかも
世界ランキング55位で新世紀世代をリードするひとり、山下美夢有(20歳、150㎝、52㎏)は2日目+1、トータル-2と少し落とし、29位も下がって48位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
それから、世界ランキング122位で疑問が生じれば誰にでも謙虚に質問する実力派ベテランのひとり、菊地絵理香(33歳、157㎝、52㎏)、世界ランキング124位で復調して来た堀琴音(25歳、163㎝、53㎏)はトータルイーブンで63位タイ、世界ランキング87位で実力派外国人選手のひとり、イ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)はトータル+2で76位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
この試合も伸ばし合いが凄く、2日目を終えてアンダーパーが62名となっていた。
それ故、CUTラインはトータル-2となっており、48位タイまでの52名が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。