先週木曜日の朝から愛知県にある「三好カントリー俱楽部 西コース（７３００ヤード、パー７１）」において国内男子ツアー、「バンテリン東海クラシック」が４日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
賞金総額は１億１千万円、優勝賞金は２２００万円で、２日間の予選ランド終了時に５９位タイまでに入っていた６５名の選手が後半２日間の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
台風１６号の影響は進路の関係で、第２日目が中止となった国内女子ツアーとは違い、日程にまでは及ばなかったようで、順調に進行することが出来たようである。
先週までＡｂｅｍａＴＶツアーで奮闘していた久常涼がこのツアーに出場し、また先週このツアーで優勝したアマの中島啓太も出ており、ちょっと若返りが感じられるようになって来たかと期待したが、残念なことに中島啓太は腰痛が出て、第２日目が始まる前に棄権している。
一方、久常涼は第３日目が終わってトータル－８まで伸ばし、８位タイに付けている。
首位とは４打差であるし、ドライビングコンテストに出て４位に入る等、元気なところを見せている。
久常涼レギュラーに出て通用し
最終日まで期待膨らみ
さて、単独首位を維持して、見事優勝したのは世界ランキング１１２位で実力派外国人選手のひとり、ドライビングコンテストでも優勝し、２連覇を果たした飛びっきり飛ばし屋のチャン・キム(米国、３１歳、１８８㎝、１０５㎏)で、最終日５バーディー、３ボギーの－２、トータル－１４と伸ばした。
これで国内男子ツアーにおいて今シーズン２勝目、通算６勝目となったそうな。
そして、賞金王レースでもトップに躍り出たと言う。
チャンキムや首位を維持して強さ魅せ
チャンキムや首位を維持して勝って魅せ
チャンキムや賞金王が近くなり
２位タイに入ったのは世界ランキング１２６位の大槻智春（３１歳、１７２㎝、９４㎏）、世界ランキング３２４位の池田勇太（３５歳、１７７㎝、８５㎏）、世界ランキング２６１位の香妻陣一朗（２７歳、１６５㎝、７１㎏、香妻琴乃の弟）で、トータル－１２まで伸ばした。
大槻智春は最終日５バーディー、２ボギーの－３、池田勇太は最終日４バーディー、１ボギーで、共に－３と伸ばし、１位上げて来た。
大槻智春は今季３回目の２位と悔しい思いをしている。
大槻や決勝で上げ強さ魅せ
大槻や三度目二位と惜敗し
悔しさばねにチャレンジ続け
ベテランの池田勇太も、連日上げて来たが、後一歩のところであった。
池田勇太連日上げて力魅せ
池田勇太連日上げて後一歩
悔しさばねに頑張るのかも
香妻陣一朗は最終日３バーディー、１ボギーの－２と伸ばし、２位を維持した。
香妻や二位を維持して強さ魅せ
香妻や一歩及ばず二位となり
悔しさばねに成長期待
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング８５位で海外進出を目指すスーパー新人の金谷拓実（２３歳、１７３㎝、７５㎏）は最終日－４、トータル－９と伸ばし、１０位上げて５位タイに入った。
金谷拓実最後は上げて強さ魅せ
金谷拓実五位に入って強さ魅せ
世界ランキング１２２位で実力派外国人選手のひとり、スコット・ビンセント（ジンバブエ、２９歳、１７８㎝、６８㎏）は最終日－１、トータル－９と少し伸ばし、３位上げて５位タイに入った。
ビンセント最後も上げて強さ魅せ
ビンセント五位に入って強さ魅せ
世界ランキング２１０位で米国男子ツアーへの復帰を目指しているベテランの岩田寛（４０歳、１７７㎝、７４㎏）、世界ランキング４２４位のトッド・ペク（韓国、２９歳、１８６㎝、１０５㎏）は最終日イーブン､トータル－９と伸ばせず、２位下がって５位タイとなった。
世界ランキング９７位で飛ばし屋の星野陸也（２５歳、１８６㎝、７６㎏）は最終日－４、トータル－８と伸ばし、１２位上げて９位タイに入った。
星野陸也確り上げて強さ魅せ
星野陸也最後まで上げ強さ魅せ
世界ランキング８６位で海外進出を目指す木下稜介（３０歳、１７４㎝、７５㎏）、世界ランキング３９０位でスーパー新人の久常涼（１９歳、１７５㎝、７５㎏）は最終日イーブン、トータル－８と伸ばせず、１位下がって９位タイとなった。
木下稜介は賞金王レースのトップから陥落したが、その悔しさがバネになることを期待したい。
木下や賞金レース後退し
その悔しさがバネとなるかも
久常涼は終わってみればよくやったと言える！？
今後にも注目したい。
久常涼レギュラーに出て敢闘し
更に期待が膨らむのかも
世界ランキング１４４位で曲がらないのが売りの稲森佑貴(２６歳、１６９㎝、６８㎏)は最終日＋１、トータル－８と少し落とし、６位下がって９位タイとなった。
世界ランキング３５４位の永野竜太郎（３３歳、１８１㎝、８５㎏）は最終日＋１、トータル－７と少し落とし、６位下がって１４位タイになった。
世界ランキング２０２位で選手会長のゲンちゃんこと時松隆光（２８歳、１６８㎝、７５㎏）は最終日－１、トータル－５と少し伸ばし、２位上げて１９位タイに入った。
時松や少し伸ばして上げて魅せ
時松や最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング１８２位の比嘉一貴(２６歳、１５８㎝、７０㎏)は最終日＋１、トータル－４と少し落とし、９位下がって２４位タイとなった。
世界ランキング１４６位でマッチョ化著しく、米国男子ツアー復帰を目指している石川遼(３０歳、１７５㎝、７０㎏)は最終日＋２、トータル－３と落とし、１３位下がって２８位タイとなった。
世界ランキング１２０位で昨シーズンの賞金王、今平周吾（２８歳、１６５㎝、６７㎏）は最終日＋５、トータル－２と落し、１６位下がって３１位タイとなった。
世界ランキング１４３位で実力派外国人選手のひとり、欧州男子ツアーでもまあまあ活躍しているショーン・ノリス（南アフリカ、３９歳、１８８㎝、１００㎏）は最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、２位上げて３７位タイに入った。
ショーンノリススコア維持して順位上げ
ショーンノリス最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング２８８位の堀川未来夢（２８歳、１７６㎝、８４㎏）は最終日＋２、トータル＋２と落とし、８位下がって４７位タイとなった。
世界ランキング３７６位で欧州男子ツアーへの復帰を目指すベテランの谷原秀人(４２歳、１７８㎝、８０㎏)は最終日＋１、トータル＋３と少し落としながらも、７位上げて５０位タイに入った。
谷原や下がっても上げ力魅せ
谷原や最後は上げて意地を見せ
世界ランキング２２６位の大岩龍一(２３歳、１８２㎝、９２㎏)は最終日－１、トータル＋４と少し伸ばし、７位上げて５４位タイに入った。
大岩や少し伸ばして上げて魅せ
大岩や最後は上げて意地を見せ
そして、世界ランキング３４３位の上井邦裕（３８歳、１８０㎝、７８㎏）は最終日＋７、トータル＋８と大きく落とし、１３位下がって単独６１位となった。
