木曜日の７時から北海道の苫小牧市にある「桂ゴルフ倶楽部（６７６３ヤード、パー７２）」において国内女子ツアー、「ニッポンハムレディスクラシック」が４日間の日程で開催され、その最終日が熱いバトルの末、漸く終わった。
賞金総額は１億円、優勝賞金は１８００万円で、予選ラウンド終了時に６３位タイまでの７３名が決勝ラウンドに駒を進められた。
先週の「資生堂レディスオープン」は４日間の日程のところ悪天候の影響で２日間競技に短縮されたから、今週もどうなるかちょっと心配であるが、幸い北海道には梅雨が無い？ なんて昔から言われて来た。
今日は天気予報通り一時的に雨が降っていたようであるが、それでも何とか予定通り行われた。
梅雨の中北海道へ移動した
女子のツアーは降られるのかも
ここで気になるのは地元出身の世界ランキング５２位で黄金世代の小祝さくらで、今のところ賞金女王レースのトップを走り、相変わらず休まず、タフなところを見せていた。
放送の方は昨日からテレビ東京系、インターネット等で始まり、ライブもたっぷりあるから、最後までのんびり楽しめた。
さて首位タイでホールアウトして、プレーオフの３ホール目で見事優勝したのは世界ランキング２９７位の堀琴音（２５歳、１６３㎝、５３㎏）で、最終日５バーディーの－５、トータル－１４と大きく伸ばし、結果として１位上げたことになる。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート（第１ホールから）で、トータル－９から出て、前半ではいきなり第１ホールでバーディーを決め、１つ空いて第３ホールでもバーディーを決めてトータル－１１まで伸ばし、この時首位タイに追い着いた。
続く２ホールをパーで凌いでいる間に一旦２位に下がっていたが、第６ホールでバーディーを決めてトータル－１２まで伸ばし、再び首位タイに追い着いた。
残りの３ホールをパーで凌いでいる間にまた２位に下がり、トータル－１２のまま後半へと繋いでいる。
後半に入って４ホールをパーで凌ぎ、第１４、１５ホールと連続でバーディーを決めてトータル－１４まで伸ばし、三度首位タイに追い着いている。
そして残りの３ホールをパーで凌いでトータル－１４のままホールアウトし、プレーオフに突入して、念願のツアー初優勝を遂げている。
これまでに姉の堀奈津佳がツアーで２勝しており、これは福嶋晃子、浩子姉妹に続き、史上２組目の姉妹優勝となるそうな。
堀琴音最後追い着き勝って魅せ
堀琴音姉妹優勝成し遂げて
続ける勇気得られたのかも
首位タイでホールアウトし、プレーオフで敗れた結果、単独２位となったのは世界ランキング１８１位で出産を経て戻って来たベテラン、若林舞衣子（３３歳、１６５㎝、６０㎏）で、最終日３バーディーの－３、トータル－１４と伸ばし、結果として１位下がったことになる。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル－１１から出て、前半では３ホールをパーで凌いでいる間に一旦堀琴音に追い着かれたが、続く第４ホールでバーディーを決め、トータル－１２まで伸ばして引き離した。
続く２ホールをパーで凌いでいる間に再び堀琴音に追い着かれたが、続く第７ホールでバーディーを決め、トータル－１３まで伸ばして再び引き離した。
そして残りの２ホールをパーで凌ぎ、トータル－１３で単独首位のまま後編へと繋いでいる。
後半に入って２ホールをパーで凌ぎ、続く第１２ホールでバーディを決め、トータル－１４まで伸ばして更に引き離し、残りの６ホールをパーで凌いでいる間に三度堀琴音に追い着かれ、トータル－１４のまま首位タイでホールアウトしている。
最後の最後に敗れたのは残念であろうし、プレーオフ終了後の涙の幾分かはその悔しさも入っているのかも知れない。
それでも復活で来た喜びもあり、自信にもなったであろうから、今後の活躍を期待したい。
若林最後に敗れ二位となり
若林伸ばし足りずに二位となり
若林二位に入って強さ魅せ
３位タイに入ったのは世界ランキング２１１位で黄金世代の成長株として気に留まり出した植竹希望（２２歳、１７０㎝、５９㎏）、世界ランキング９６位で黄金世代の無冠の実力者、高橋彩華（２２歳、１６２㎝、５５㎏）で、トータル－９まで伸ばした。
植竹希望は最終日４バーディー、１ボギーの－３と伸ばし、２位上げて来た。
植竹や決勝で上げ力魅せ
植竹や三位に入り力魅せ
高橋彩華は最終日３バーディー、１ボギーの－２と伸ばし、３位を維持した。
初日２位タイの好発進から２日目に１６位タイまで落としていたが、その後じわじわここまで戻して来たのは流石ではないか！？
高橋や再浮上して強さ魅せ
高橋や三位に入り強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１２７位で反省著しく、謙虚さ、そして笑顔を取り戻したベテラン、笠りつ子（３３歳、１６０㎝、５８㎏）は最終日－２、トータル－７と伸ばし、２位上げて５位タイに入った。
笠りつ子最後まで強さ魅せ
笠りつ子五位に入って強さ魅せ
世界ランキング６９位でプラチナ世代をリードするひとり、笑顔が好印象を与える西村優菜（２０歳、１５０㎝、５０㎏）は最終日イーブン、トータル－７と伸ばせず、２位下がって５位タイとなった。
世界ランキング２０１位の森田遥（中国、２４歳、１６４㎝）は最終日－１、トータル－６と少し伸ばし、７位タイを維持した。
森田遥少し伸ばして七位維持
森田遥七位維持して力魅せ
世界ランキング８９位で黄金世代をリードするひとり、飛ばし屋の勝みなみ（２３歳、１５７㎝）、世界ランキング１４９位で中堅飛ばし屋の渡邉彩香（２７歳、１７２㎝、６５㎏）は最終日－２、トータル－５と伸ばし、６位上げて１０位タイに入った。
勝みなみ下がっても上げ強さ魅せ
勝みなみ十位に入り強さ魅せ
渡邉や最後も上げて強さ魅せ
渡邉や十位に入り強さ魅せ
世界ランキング８３位で新世紀世代をリードするひとり、このところ好調を維持しており、ここ４試合で３回２位に入っている西郷真央（１９歳、１５８㎝、５７㎏）は最終日＋１、トータル－５と少し落とし、５位下がって１０位タイとなった。
世界ランキング３０位でプラチナ世代をリードする古江彩佳(２１歳、１５３㎝、５４㎏)は最終日－１、トータル－３と少し伸ばし、３位上げて１７位タイに入った。
古江彩佳じわじわ上げて強さ魅せ
古江彩佳最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング５２位で黄金世代をリードするひとり、鉄人と呼ばれ出した小祝さくら（２３歳、１５８㎝、５８㎏）、世界ランキング１３５位でプラチナ世代のコスメ担当、吉田優利（２１歳、１５８㎝、５８㎏）は最終日＋１、トータル－３と少し落とし、７位下がって１７位タイとなった。
世界ランキング６０位で実力派外国人選手のひとり、穏やかな笑顔が魅力のペ・ソンウ（韓国、２７歳、１６６㎝、５９㎏）は最終日＋２、トータル－３と落とし、１０位下がって１７位タイとなった。
世界ランキング１５３位でそれなりに実力がありながら中々勝ち切れない三ヶ島かな（２４歳、１６４㎝、５１㎏）は最終日－２、トータル－２と伸ばし、９位上げて２２位タイに入った。
三ヶ島や下がっても上げ力魅せ
三ヶ島や最後は上げて力魅せ
世界ランキング１０９位で黄金世代の歌姫、米国帰りの河本結（２２歳、１６３㎝、５８㎏）は最終日－１、トータル－２と少し伸ばし、２位上げて２２位タイに入った。
河本や少し伸ばして上げて魅せ
河本や決勝で上げ強さ魅せ
世界ランキング２７位で谷間世代を独走する実力者、東京五輪代表のひとりの稲見萌寧（２１歳、１６６㎝、５８㎏）は最終日イーブン、トータル－２と伸ばせず、２位下がって２２位タイとなった。
世界ランキング１２９位でベテラン飛ばし屋の穴井詩（３３歳、１６５㎝、５８㎏）は最終日－１、トータルイーブンと少し伸ばし、６位上げて２９位タイに入った。
穴井詩じわじわ上げて強さ魅せ
穴井詩最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング１０６位で黄金世代をリードするひとり、大里桃子（２２歳、１７１㎝、６０㎏）は最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、２位上げて２９位タイに入った。
大里や決勝で上げ強さ魅せ
大里や最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング１６６位でこのところ復調を見せている中堅、青木瀬令奈（２８歳､１５３㎝、５０㎏）、世界ランキング１８５位でじわじわとこのランキングを上げて来た、はんなり系実力者、金澤志奈（２５歳、１６４㎝、５３㎏）は最終日＋１、トータル＋１と少し落とし、３位下がって３４位タイとなった。
世界ランキング９４位で黄金世代をリードするひとり、国内メジャーに強い原英莉花（２２歳、１７３㎝、５８㎏）は最終日＋２、トータル＋１と落とし、１０位下がって３４位タイとなった。
世界ランキング１６８位で、先週はスポンサーに気を遣ってステップアップツアーの方に参戦した、義理堅く、じわじわ成長を見せる中堅の仲宗根澄香(２９歳、１６０㎝、５８㎏)は最終日＋１、トータル＋３と少し落とし、２位下がって４３位タイとなった。
世界ランキング４６位で新世紀世代の国内組をリードする山下美夢有(１９歳、１５０㎝、５２㎏)、世界ランキング１１３位で海外での試合にも結構強い実力派中堅の比嘉真美子（２７歳、１６１㎝、５８㎏）は最終日＋２、トータル＋８と落しながらも３位上げて６０位タイに入った。
山下や落としながらも順位上げ
山下やスコア落として順位上げ
比嘉真美子落としながらも上げて魅せ
比嘉真美子スコア落として順位上げ
