sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

国内女子ツアー最終日、青木瀬令奈おめでとう! ・・・R3.6.13③

 木曜日の7時30分頃から兵庫県にある「六甲国際ゴルフ倶楽部(6517ヤード、パー72)」において「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」が4日間の日程で開催され、その最終日が熱き感動の内に終わった。

 

 賞金総額は1億5000万円、優勝賞金は2700万円で、予選ラウンド終了時において56位タイまでの71名が予選を通過出来た。

 

 楽しみなことに、今シーズンから優勝、準優勝の選手に米国女子ツアーのメジャー大会、「全英女子オープン」への出場権も与えられると言う。

 

 他に賞金ランキングの上位3名(有資格者を除く)にも与えられ、今回新たに5名に出場権が与えられることになる。

 

 先週のツアーには出ず、休養を取っていた世界ランキング26位で谷間世代を力強くリードする稲見萌寧、世界ランキング90位で黄金世代をリードするひとり、原英莉花等も心身共にリフレッシュして出て来て、場を盛り上げている。

 

 なお、テレビ放送はフジテレビ系の地上波、BS放送、CS放送等を使って生中継、録画放送等、まあまああり、それに土日の決勝ラウンドではインターネット配信も行われていたので、結構ゆっくり楽しめた。

 

 さて、単独首位に抜け出して見事優勝したのは世界ランキング259位の青木瀬令奈(28歳、153㎝、50㎏)で、最終日5バーディーの-5、トータル-17と大きく伸ばし、1位上げて来た。

 

 4年振りの2勝目であるが、1勝目が2日間競技に短縮された試合での優勝だったので、余計に嬉しい勝利となったそうな。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-12から出て、前半では5ホールをパーで凌いだ後、第5、6ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第8ホールでもバーディーを決め、トータル-15まで伸ばして、何と独走していたはずの稲見萌寧に追い着いて後半へと繋いでいる。

 

 後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決め、続く5ホールをパーで凌ぎ、その間に一旦単独首位に立ち、その後何人かに追い着かれているが、第16ホールでまたバーディーを決め、トータル-17まで伸ばして単独首位に立った。

 

 その後、残りの2ホールをパーで凌ぎ、見事勝ち切っている。

 

        青木瀬令奈大きく伸ばし優勝し

 

        青木瀬令奈ボギー叩かず優勝し

 

 2位タイに入ったのは世界ランキング62位で新世紀世代をリードするひとり、笹生優花の快挙に大きな刺激を受けている山下美夢有(19歳、150㎝、52㎏)、世界ランキング153位で新世紀世代で頭角を現し、期待が高まっている西郷真央(19歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング26位で谷間世代を力強くリードする、今まさに絶好調の稲見萌寧(21歳、166㎝、65㎏)で、トータル-16となっている。

 

 山下美夢有は最終日5バーディーの-5と大きく伸ばし、4位上げて来た。

 

 最終日はアウトスタートで、最終組で回る稲見萌寧、青木瀬令奈の2つ前の組で回り、トータル-11から出ており、前半で4つバーディーを決め、トータル-15まで伸ばしているから、俄然面白くなって来た。

 

 そして第17ホールでもバーディーを決め、一旦はトータル-16となり、単独首位であった青木瀬令奈に並んでいる。

 

        山下や笹生刺激に再浮上

 

        山下や下がっても上げ強さ魅せ

 

 西郷真央は最終日4バーディーの-4と伸ばし、2位を維持している。

 

 アウトスタートで最終組の1つ前の組で回り、第18ホールでバーディーを決めて、トータル-16まで伸ばしてホールアウトしているから、2位タイで最終組の青木瀬令奈の結果を待つことになった。

 

 同じく新世紀世代で、先にホールアウトして待っていた西郷真央と肩を寄せ合い、笑顔で待っている姿が中々微笑ましかった。

 

        西郷や確り伸ばし二位を維持

 

        西郷や二位を維持して力魅せ

 

  そして稲見萌寧は最終日3バーディー、3ボギーのイーブンと伸ばせず、1位下がっている。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで青木瀬令奈と同じ最終組で回り、トータル-16から出て、前半では8ホールをパーで凌ぎ、第9ホールで遂にこの試合初めてのボギーを叩いてしまい、トータル-15に下がって青木瀬令奈に並ばれた。

 

 後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!

 

 青木瀬令奈も同じく第10ホールでバーディーを決めているから首位タイで並走したが、続く第11ホールでボギーを叩き、ここで2位に下がった。

 

 続く2ホールをパーで凌ぎ、第14ホールでボギーを叩き、一旦はトータル-14まで下がった。

 

 しかし此処で意地を見せたのは流石で、第15ホールでバーディーを決め、1つ空いて第17ホールでもバーディーを決めてトータル-16に戻し、2位タイに並んだ。

 

 そして最終の第18ホールの長いバーディーパットに掛け、殆んど入り掛けたが、僅かに弱く、無情にもカップを逸れて、残念ながら2位タイに止まった。

 

 本当に悔しそうであったが、この敗北が稲見萌寧を更に強くしてくれることを期待したい。

 

        稲見萌寧惜敗に泣きまた期待 

 

        稲見萌寧悔し涙にまた期待

 

  それから、単独5位に入ったのは世界ランキング48位で黄金世代のはんなり系鉄人の小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)で、最終日9バーディー、2ボギーの-7、トータル-15と爆発的に伸ばし、10位上げて来た。

 

 前半では3バーディー、2ボギーと1打しか伸ばせていないが、後半に6バーディーと集中して伸ばしているところが流石ではないか!?

 

 この結果、賞金女王レースのトップを死守している。

 

        小祝や爆発魅せて五位に上げ

      

         小祝や確り上げて強さ魅せ

 

 以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 世界ランキング96位で黄金世代の優勝が待たれる無冠の実力者、高橋彩華(22歳、162㎝、55㎏)は最終日-7、トータル-13と爆発的に伸ばし、22位も上げて7位タイに入った。

 

 3日目に一旦下がってプレッシャーが弱くなったところでは無類の強さを魅せる高橋彩華であった。

 

        高橋や最後爆発強さ魅せ

 

        高橋や最後爆上げ強さ魅せ

 

 世界ランキング28位でプラチナ世代を牽引している古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)は最終日-3、トータル-13と伸ばし、1位上げて7位タイに入った。

 

        古江彩佳最後も伸ばし上げて魅せ

 

        古江彩佳最後も上げて強さ魅せ

 

 世界ランキング47位で実力派外国人選手のひとり、ペ・ソンウ(韓国、166㎝、59㎏)、世界ランキング107位で黄金世代のミスメイこと大里桃子(22歳、171㎝、60㎏)は最終日-4、トータル-12と伸ばし、6位上げて9位タイに入った。

 

        大里や確り伸ばし上げて魅せ

 

        大里や連日上げて力魅せ

 

        ペソンウや確り伸ばし上げて魅せ

 

        ペソンウや決勝で上げ強さ魅せ

 

 世界ランキング93位でアスリート派中堅の岡山絵里(25歳、161㎝、64㎏)は最終日-1、トータル-12と少し伸ばしながらも3位下がって9位タイとなった。

 

        岡山や伸ばしながらも順位下げ

 

 世界ランキング71位でプラチナ世代をリードするひとり、山椒は小粒でもぴりりと辛い!? 西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)は最終日イーブン、トータル-12と伸ばせず、7位下がって9位タイとなった。

 

 世界ランキング252位の木村彩子(25歳、155㎝、50㎏)は最終日+1、トータル-11と少し落とし、11位下がって13位タイとなった。

 

 世界ランキング124位でベテラン飛ばし屋の穴井詩(33歳、165㎝、58㎏)は最終日-4、トータル-10と伸ばし、12位上げて17位タイに入った。

 

        穴井詩最後伸ばし上げて魅せ

 

        穴井詩連日上げて強さ魅せ

 

 世界ランキング99位で黄金世代の歌姫、アメリカ帰りの河本結(22歳、163㎝、58㎏)は最終日-4、トータル-9と伸ばし、16位上げて20位タイに入った。

 

        河本や最後も上げて強さ魅せ

 

        河本や決勝で上げ強さ魅せ

 

 世界ランキング131位で飛ばし屋中堅の渡辺彩香(27歳、172㎝、65kg)は最終日-2、トータル-9と伸ばし、1位上げて20位タイに入った。

 

        渡邉彩香最後も上げて強さ魅せ

 

        渡邉彩香決勝で上げ強さ魅せ

 

 世界ランキング126位で反省著しく、蘇った実力派ベテラン、笠りつ子(33歳、160㎝、58㎏)は最終日-1、トータル-8と少し伸ばしながらも、4位下がって25位タイとなった。

 

 世界ランキング73位で実力派外国人選手のひとり、イ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)は最終日イーブン、トータル-7と伸ばせず、11位下がって32位タイとなった。

 

 世界ランキング106位で海外の試合にも強く、笹生優花の快挙に大いに刺激を受けている実力派中堅の比嘉真美子(27歳、161㎝、58㎏)は最終日+2、トータル-7と落とし、20位も下がって32位タイとなった。

 

 世界ランキング143位で実力派ベテランの菊地絵理香(32歳、157㎝、52㎏)は最終日-2、トータル-6と伸ばし、6位上げて36位タイに入った。

 

        菊地絵理香最後は上げて強さ魅せ

 

 世界ランキング141位で安定した成績を残しながらも優勝の待たれる三ヶ島かな(24歳、164㎝、51kg)は最終日-3、トータル-5と伸ばし、12位上げて43位タイに入った。

 

        三ヶ島や最後は上げて強さ魅せ

 

 世界ランキング90位で黄金世代をリードするひとり、国内メジャー大会に強い原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、7位下がって43位タイとなった。

 

 それから、この試合の結果、1位青木瀬令奈、2位タイで世界ランキングが最高位の稲見萌寧の他に、賞金ランキングで1位の小祝さくら、3位の古江彩佳、5位の原英莉花が新たに「AIG全英女子オープン」への出場権を得ている。

 

 なお、賞金ランキングの2位は稲見萌寧でこの試合の順位で得た為スルーされ、賞金ランキング4位は笹生優花で既に出場権を持っている為にスルーされる。