金曜日の午後から兵庫県にある「花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6390ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「富士フィルム。スタジオアリス女子オープン」が3日間の日程で開催され、その最終ラウンド、すなわち決勝ラウンドが感動の内に終わった。
第1ラウンドが始まる直前に中継スタッフの新型コロナウイルス感染が判明し、6時間半も遅れての開催となった。
今日は朝から第2ラウンド、すなわち予選ラウンドの最終ラウンドの残りが行われ、その結果、予定通り60位タイまでが最終ラウンドへと進んだ。
先週から引き続き渋野日向子、笹生優花、河本結、原英莉花等、有力選手の何人かが米国に渡っていて、その分寂しくはあるが、古江彩佳、西村優菜、稲見萌寧、小祝さくら等の実力派若手日本人選手、申ジエ、ペ・ソンウ、イ・ミニョン等の実力派外国人選手と、またまだ実力派選手が目白押しである。
国内の女子実力派選手等の
百花繚乱楽しむのかも
国内の女子実力派選手等の
熱き競り合い楽しむのかも
さて、首位タイでホールアウトして、プレーオフ2ラウンド目に見事バーディーを決めて優勝したのは世界ランキング46位で間世代を力強くリードする稲見萌寧(21歳、166㎝、63㎏?)で、最終ラウンド4バーディー、2ボギーの-2、トータル-5と伸ばし、結果として首位を維持したことになる。
参考までに最終ラウンドの様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-3から出て、前半では第2ラウンドでバーディーを決めてトータル-4まで伸ばし、残りの7ホールをパーで凌いで、トータル-4のまま後半へと繋いだ。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールでボギーを叩いたのでトータル-3に戻り、続く2ホールをパーで凌いだ後、第15~17ホールと3ホール連続でバーディーを決め、一気にトータル-6まで伸ばした。
この間に首位に追い着き、追い越して、一旦は単独首位に立っている。
ただ、第18ホールでボギーを叩いてトータル-5まで落としたので、この結果、プレーオフに決着が持ち込まれることとなった。
そしてプレーオフでは第18ホールの池越えの難しいコースで積極的にドライバーを握って、力強く勝ち切った。
稲見萌寧果敢に攻めて強さ魅せ
稲見萌寧果敢に攻めて勝って魅せ
稲見萌寧果敢に攻めて優勝し
また首位タイでホールアウトして、プレーオフで敗れた結果、単独2位となったのは世界ランキング60位で黄金世代の鉄人、小祝さくら(22歳、158㎝、58㎏)で、最終ラウンド4バーディー、2ボギーの-2、トータル-5と伸ばしながらも、結果として1位下がったことになる。
参考までに、最終ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-3から出て、前半では6ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでボギーを叩いたが、空かさず第8ラウンドでバーディーを決めてバウンスバック!
続く第9ラウンドでもバーディーを決め、結局1打伸ばしてトータル-4とした。
後半に入っても勢いは止まらず、いきなり第10ホールでバーディーを決め、1つ空いて第12ホールでもバーディーを決めてトータル-6まで伸ばし、単独首位に立ってこのままもう優勝するものかと思われた。
しかし、1つ空いて第14ホールでボギーを叩き、トータル-5に落とした後、続く4ホールをパーで凌いでいる間に稲見萌寧に追い着かれ、一旦追い抜かれたが、稲見萌寧が最終ホールでボギーを叩いたのでまた並び、プレーオフにもつれ込んだ。
プレーオフでは随所に上手さを見せていたが、勢いはやはり果敢に攻めた稲見萌寧にあったようである。
小祝や上手さ魅せつつ二位となり
小祝や気持ち緩んで二位となり
3位タイとなったのは世界ランキング103位の比嘉真美子(27歳、161㎝、58kg)、世界ランキング205位のキム・ハヌル(韓国、32歳、170㎝、58㎏)、世界ランキング49位のペ・ソンウ(韓国、27歳、166㎝、59㎏)で、トータル-3となっている。
比嘉真美子は最終ラウンド5バーディーの-5と大きく伸ばし、10位上げて来た。
比嘉真美子大きく伸ばし上げて魅せ
比嘉真美子大きく伸ばし三位なり
キム。ハヌルは最終ラウンド4バーディー、1ダブルボギーの-2と伸ばし、3位上げて来た。
キムハヌル最後に上げて強さ魅せ
キムハヌル最後に上げて三位なり
ペ・ソンウは最終ラウンド3バーディー、3ボギーのイーブンと維持しながらも2位下がった。
ペソンウや最後伸ばせず二位下がり
ペソンウや最後伸ばせず首位を落ち
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング411位の辻梨恵(27歳、169㎝、64㎏)は最終ラウンドイーブン、トータル-2と伸ばせず、1位下がって6位タイとなった。
世界ランキング88位でアスリート派実力者の岡山絵里(24歳、161㎝、64㎏)は最終ラウンド+1、トータル-2と少し落とし、5位下がって6位タイとなった。
世界ランキング67位のイ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)は最終ラウンド-5、トータル-1と大きく伸ばし、19位上げて8位タイに入った。
イミニョンや最後爆発強さ魅せ
イミニョンや大きく伸ばし上げて魅せ
世界ランキング25位でプラチナ世代をリードする古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)は最終ラウンド-2、トータル-1と少し伸ばし、3位上げて8位タイに入った。
古江彩佳十位に入り強さ魅せ
古江彩佳十位に入り力魅せ
世界ランキング34位で昨シーズンの賞金女王、鈴木愛(26歳、155㎝)、世界ランキング396位の木戸愛(31歳、172㎝、56㎏)は最終ラウンド-2、トータルイーブンと伸ばし、2位上げて11位タイに入った。
鈴木愛は第1ラウンド37位タイ、第2ラウンド13位タイと上げ、そして最終ラウンド更に11位タイと上げて来たのは流石ではないか!?
鈴木愛続けて上げて流石かな
鈴木愛続けて上げて強さ魅せ
木戸愛は第2ラウンドでかなり下がった分を少し戻し、今年に入ってからでは最高位であるから、流れとしては好い感じである。
木戸愛少し戻してまた期待
木戸愛少し戻して調子維持
世界ランキング196位の森田遥(中国、24歳、164㎝)は最終ラウンド+1、トータルイーブンと少し落とし、5位下がって11位タイとなった。
世界ランキング85位でプラチナ世代の西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)は最終ラウンド-2、トータル+1と伸ばし、1位上げて18位タイに入った。
西村やじわじわ上げて強さ魅せ
西村やじわじわ上げてまた期待
世界ランキング203位の有村智恵(33歳、159㎝、57㎏)は最終ラウンド -1、トータル+2と少し伸ばしながらも1位下がって20位タイとなった。
世界ランキング136位で新世紀世代の山下美夢有(9歳、150㎝、52㎏)は最終ラウンド+3、トータル+3と落とし、16位下がって24位タイとなった。
世界ランキング40位の米韓で賞金女王となったレジェンド、申ジエ(韓国、32歳、155㎝、63㎏)は最終ラウンド-2、トータル+4と伸ばし、16位上げて30位タイに入った。
上位争いとまでは行かなかったが、それでも最後まで少しでも上げて来るのは流石ではないか!?
申ジエや続けて上げて強さ魅せ
申ジエや諦めないで上げ続け
世界ランキング129位の菊地絵理香(32歳、157㎝、52㎏)は最終ラウンドイーブン、トータル+4と伸ばせず、3位下がって30位タイとなった。
世界ランキング101位で黄金世代の勝みなみ(22歳、157㎝、56㎏)は最終ラウンド+2、トータル+4と落とし、17位下がって30位タイとなった。
世界ランキング73位の上田桃子(34歳、161㎝、54㎏)は最終ラウンド-2、トータル+5と伸ばし、20位も上げて35位タイに入った。
初日終了後の2打罰は結構応えたであろうが、めげずに第2ラウンド、そして最終ラウンドとじわじわ伸ばし、上げて来たのは流石ではないか!?
上田桃子めげずに伸ばし中位入り
上田桃子中位に上げて力魅せ
世界ランキング105位で黄金世代の無冠の実力派、高橋彩華(22歳、162㎝、55㎏)は最終ラウンド+4、トータル+8と落とし、21位も下がって48位タイとなった。
世界ランキング120位で飛ばし屋の穴井詩(33歳、165㎝、58㎏)は最終ラウンド+4、トータル+9と落とし、11位下がって50位タイとなった。
初日にコロナ禍により大分遅延した分の皺寄せが最終ラウンドまで及び、その所為で選手等は大変であったはずであるが、視ている方としては地上波テレビでプレーオフをライブで楽しむことが出来た。
そして稲見萌寧、小祝さくらが本当に強くなっていることを如実に感じることが出来たので、好かった、好かった。