暖かくなって来て、また開幕して少し立ち、身体が温まって来て? 各チームの好投手達が期待していた活躍を見せ始めた。
その内の気に留まった何人かに付いて簡単に書き留めておきたい。
先ず、パイレーツがレッズと対戦して4対11で負けている。
レッズの先発投手は100mph(100マイル毎時、約161㎞/h)投手のひとりであるルイス・カスティーヨ(ドミニカ、28歳、188㎝、91㎏)で、7回で81球投げ、4安打5三振1四球無失点の丁寧な快投で勝ちが付いて1勝1敗となり、防御率は21.60から6.97へと大幅に改善された。
速球の平均が97.6mph(約157.1㎞/h)とトップクラスの速球派投手であるが、まだ粗さが残り、持てる力を出し切れていない感じである。
参考までに昨年までの3シーズンの成績に付いて見ておくと、メジャー2シーズン目の2018年シーズンは169回3分の2投げて10勝12敗で、奪三振数が165、防御率が4.30、WHIPが1.22と大飛躍を見せている。
2019年シーズンは更に飛躍し、190回3分の2投げて15勝8敗で、奪三振数が226、防御率が3.40、WHIPが1.14とエース級となっている。
そして2020年シーズンは70回投げて4勝6敗で、奪三振数が89、防御率が3.21、WHIPが1.23と、調子が上がり切らない内に終わった感じであった。
カスティーヨ調子を上げて勝って魅せ
カスティーヨ丁寧に投げ勝って魅せ
またタイガースがツインズと対戦し、2対3で惜敗している。
ツインズの先発投手は昨シーズン新天地を得て評価の上がっているマエケンこと前田健太(32歳、185㎝、84㎏)で、6回で75球投げ、7安打(1本塁打)6三振1四球2失点2自責点の粘投で勝ちが付いて1勝0敗となり、防御率は2.08から2.61へと悪化している。
つまり、そんなに好い投球ではないが、ともかく粘り、味方打線の援護を引き出したと言う感じであろうか!?
ともかく、それだけ信頼を得ていると言うことでもあろう。
参考までに昨年までの3シーズンの成績を見ておくと、2018年シーズンは便利に使われて125回3分の1投げ、8勝10敗2セーブで、奪三振数が153、防御率が3.81、WHIPが1.26であった。
2019年シーズンも同様で、153回3分の2投げて10勝8敗3セーブで、奪三振数が169、防御率が4.04、WHIPが1.07であった。
WHIPが目立って好くなっており、ランナーを出さなくなって来ていることが分かる。
そして2020年シーズンは新天地を得たかのように見え、66回3分の2投げて6勝1敗で、奪三振数が80、防御率が2.70、WHIPが0.75と、目立つ程好くなっている。
マエケンや粘りに粘り勝って魅せ
マエケンや信頼応え勝って魅せ
またインディアンスがロイヤルズと対戦し、4対2で勝っている。
インディアンスの先発投手は若きエースでサイ・ヤング賞投手のシェーン・ビーバー(25歳、191㎝、91㎏)で、6回3分の1で103球投げ、3安打(1本塁打)12三振4四球2失点2自責点の力投ながら勝敗は付かず0勝1敗のままで、WHIPは4.50から3.65へと好くなっている。
速球の平均は92.7mph(約149.2㎞/h)とのことで、今日のハイライトを見ても、確かに94mph、93mph辺りが多かった。
それでもこの三振奪取率であるから、球の質、投球術等に追うところが多いのであろう。
インテリで、意識を高く持って進化するタイプである。
参考までに昨年までの3シーズンの成績を見ておくと、メジャー1年目の2018年シーズンから活躍し、114回3分の2投げて11勝5敗で、奪三振数が118、防御率が4.55、WHIPが1.33であった。
2019年シーズンは更に進化し、214回3分の1投げて15勝8敗で、奪三振数が259、防御率が3.28、WHIPが1.05とすっかりエース級であった。
こんなこともあるから、癖のありそうなトレバー・バウアー等、次々出されて行ったのも分からなくはない!?
そして2020年シーズンは77回3分の1投げて8勝1敗で、奪三振数が122、防御率が1.63、WHIPが0.87と圧倒的な成績でサイ・ヤング賞に輝いている。
ビーバーや調子を上げて期待させ
ビーバーや勝ちに繋がる仕事魅せ
それからRソックスがレイズと対戦して9対2で勝っている。
Rソックスの先発投手は100mph投手のひとりであるネーサン・イオバルディ(31歳、188㎝、98㎏)で、7回で91球投げ、3安打7三振3四球1失点1自責点の力投で勝ちが付いて1勝1敗となり、防御率は1.69から1.46へと好くなっている。
速球の最速が約162.1㎞/hと100mphを超え、平均でも約156㎞/hある本格派である。
2017年シーズンに2度目のトミー・ジョン手術をしており、ここ数年はそこからの回復過程にあると言えようか?
参考までに昨年までの3シーズンの成績を見ておくと、2018年シーズンは111回投げて6勝7敗で、奪三振数が101、防御率が3.81、WHIPが1.13と一定の回復を見せている。
2019年シーズンは調子が上がらず、67回3分の2投げて2勝1敗で、奪三振数が70、防御率が5.99、WHIPが1.58であった。
2020年シーズンは復調を見せた感じで、48回3分の1投げて4勝2敗で、奪三振数が52、防御率が3.72、WHIPが1.20であった。
今シーズンは今のところ抑えている様子であるから、この後の活躍も大いに期待し
たい。
イオバルディ実力発揮勝って魅せ
イオバルディ調子保って勝って魅せ