木曜日の朝から愛媛県にある「エリエールゴルフクラブ松山(6545ヤード、パー71)」において国内女子ツアー、「大王製紙エリエールレディスオープン」が4日間の日程で開催され、その第3日目、すなわち決勝ラウンド初日が中々の激しいバトルを展開し、終わっている。
今週も新世紀世代(2001年度生まれ)、プラチナ世代(2000年度生まれ)、谷間世代(1999年度生まれ)、黄金世代(1998年度生まれ)等の若手有望選手、実力派中堅・ベテラン選手、実力派外国人選手等の熱いバトルを期待したい。
残念ながら生放送はあまり多くないが、それでも幾らかあるし、録画放送もそれなりにあり、4日間大会でもあるので、のんびり楽しみたい。
たとえば今日に関してはCSの日テレジータスにおいて7時45分から2時間の生放送があり、BS日16時から1時間弱の録画放送が予定されているので、一応夕方の方には録画予約を入れておいた。
寒い中熱く戦う女子ツアー
秋風に吹かれてバトル女子ツアー
さて、単独首位に躍り出たのは世界ランキング30位でプラチナ世代をリードする古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)で、3日目7バーディーの-7、トータル-13と大きく伸ばし、2位上げて来た。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-6から出て、前半では6ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでバーディーを決め、1つ空いて第9ホールでもバーディーを決めて2打伸ばし、トータル-8としている。
この結果、首位タイに追い着いている。
後半に入って1ホールをパーで凌ぎ、第11~13ホールと3連続でバーディーを決めてトータル-11まで伸ばし、この過程で単独首位に抜け出ている。
その後、続く2ホールをパーで凌ぎ、この過程で一旦は追い着かれて首位タイとなったが、直ぐに第16、17と連続でバーディーを決めてトータル-13まで伸ばし、突き放して最終日へと繋いでいる。
昨日は珍しくダブルボギーを叩いて、少し下がり掛けたが、それでも1打差で食らい付き、今日この爆発力である。
先週、そして長距離移動の疲れも取れたのであろうか?
これは益々最終日まで目を離せない!?
古江彩佳爆発力で首位に立ち
古江彩佳爆発力で首位奪い
古江彩佳後半伸ばし力魅せ
単独2位に付けているのは世界ランキング55位で新世紀世代をリードする笹生優花(19歳、166㎝、63㎏)で、3日目5バーディー、1ボギーの-4、トータル-11と伸ばしながらも1位下がっている。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-7から出て、前半では5ホールをパーで凌ぎ、第6ホールで漸くバーディーを決め、残りもパーで凌いで、トータル-7まで伸ばせただけであった。
後半に入っても調子が上がらず、1ホールをパーで凌ぎ、第11ホールではボギーを叩いてトータル-7に戻っている。
この過程で古江彩佳に追い着かれ、追い抜かれているが、それもあってしりに火が点いたのか!? 続く第12~15ホールと4連続でバーディーを決めてトータル-11まで伸ばし、一旦は首位タイに追い着いている、
その後2ホールはパーで凌いで伸ばせず、結局トータル-11のままで最終日へと繋いでいる。
決勝ラウンドに入ってもこのまま停滞するのかと諦めかけていたら、期待していた爆発力を見せてくれたのであるが、古江彩佳がそれ以上の爆発力を見せ、これは益々面白くなって来た!?
この後にちょっと、いや大いに期待したい。
笹生優花爆発しても首位を落ち
笹生優花更に爆発期待して
単独3位に付けているのは世界ランキング141位で実力派中堅の菊地絵理香(32歳、157㎝、52㎏)で、3日目7バーディー、1ボギーの-6、トータル-8と大きく伸ばし、12位上げて来た。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-2から出て、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、1ホール空いて第3ホールでもバーディーを決め、2ホール空いて第6ホールでぼぎをー叩いたが、空かさず第7ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
1ホール空いて第9ホールでもバーディーを決めて、結局3打伸ばしてトータル-5としている。
後半に入っても好調を保ち、第11ホールでバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いで、第16、17ホールと連続でバーディーを決めてトータル-8まで伸ばしている。
菊地絵理香実力発揮爆発し
菊地絵理香爆発力で上げて魅せ
なお、YAHOOのスポーツナビではゴルフに関するデータの更新が遅れがちである為、世界ランキングに付いては他のデータを参照させて貰った。
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング77位の実力派外国人選手、イ・ミニョン(韓国、28歳、168㎝、73㎏)、世界ランキング171位の今年復活が嬉しい渡邉彩香(27歳、172㎝、65㎏)は3日目-4、トータル-7と伸ばし、4位上げて4位タイに付けて来た。
イミニョン確り伸ばし上げて魅せ
イミニョン確り上げて力魅せ
渡邉や確り伸ばし上げて魅せ
渡邉や確り上げて力魅せ
世界ランキング92位でプラチナ世代の西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)は3日目イーブン、トータル-7と伸ばせず、3位下がって4位タイとなっている。
前半では笹生優花と競り合っていたが、後半伸ばせず、この位置となった。
最終日でのもうひと踏ん張りを期待したい。
西村やまたの爆発期待して
世界ランキング71位で実力派ベテランの上田桃子(34歳、161㎝、54㎏)は3日目-5、トータル-6と大きく伸ばし、12位上げて8位タイに付けて来た。
2日続けての伸ばし様、流石ではないか!?
上田桃子大きく伸ばし上げて魅せ
上田桃子続けて上げて力魅せ
上田桃子続けて上げて期待させ
世界ランキング88位で黄金世代の草分け的存在である勝みなみ(22歳、157㎝、56㎏)は3日目イーブン、トータル-6と伸ばせず、5位下がって8位タイとなっている。
世界ランキング41位の実力者、ペ・ソンウ(韓国、26歳、166㎝、59㎏)、世界ランキング73位で黄金世代の実力者、小祝さくら(22歳、158㎝、58㎏)は3日目イーブン、トータル-4と伸ばせず、7位下がって12位タイとなっている。
ペ・ソンウは前半4バーディー、1ボギーと伸ばし、怖いところを見せていたが、後半になって第11ホールでダブルボギー、第18ホールでボギーと叩いて失速している。
小祝さくらも3つのバーディーは決めながら、ボギーを1つ、ダブルボギーを1つと叩いて伸ばし切れない。
この2人の実力者の最終日にも注目したい。
ペソンウや最終日には期待して
小祝や最終日には期待して
世界ランキング15位で昨シーズンの全英女子チャンピオン、そして黄金世代の渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)は3日目-2、トータル-3と伸ばし、6位上げて14位タイに付けて来た。
こうなって来たら上位争い、そしてベストテン入りを期待したいところである。
渋野日向子上位争い期待して
渋野日向子ベストテンまで期待して
世界ランキング19位で昨年の賞金女王、鈴木愛(26歳、155㎝)は3日目-2、トータル-1と伸ばし、14位上げて26位タイに付けて来た。
最高潮とは行かないが、下がった次の日は上げて来て、この先ちょっと期待出来そうではないか!?
鈴木愛また上げて来て後期待
鈴木愛下がったら上げ強さ魅せ
世界ランキング144位で黄金世代の地味ながら中々の実力派である高橋彩香(22歳、162㎝、55㎏)は3日目-1、トータル-1と少し伸ばし、4位上げて26位タイに付けて来た。
昨日ほどではないが、また上げて来て、最終日にも期待したい。
高橋や続けて上げて期待させ
高橋や伸ばし続けて期待させ
世界ランキング151位の三ヶ島かな(24歳、164㎝、51㎏)は3日目イーブン、トータル-1と伸ばせず、6位下がって26位タイとなっている。
世界ランキング87位で黄金世代の歌姫、世界に羽ばたき始めている河本結(22歳、163㎝、58㎏)は3日目-1、トータルイーブンと少し伸ばし、9位上げて31位タイに付けて来た。
彼女も昨日ほどではないが、続けて上げて、ここまで持って来た。
最終日にも期待したい。
河本や続けて上げて期待させ
河本や最終日にも期待させ
世界ランキング106位で地味ながらアスリート的実力派の岡山絵里(24歳、161㎝、64kg)は3日目イーブン、トータル+1と維持し、4位上げて36位タイに付けて来た。
彼女も昨日ほどではないが、続けて上げ、最終日にも期待させている。
岡山絵里スコア維持して上げて魅せ
岡山絵里最終日にも期待させ
世界ランキング149位で実力派中堅の成田美寿々(28歳、167㎝、60㎏)は3日目+1、トータル+1と少し落とし、6位下がって36位タイとなっている。
世界ランキング147位の若手? 中堅? ともかくまあまあ実力派である永峰咲希(25歳、158㎝、58㎏)は3日目イーブン、トータル+2と維持し、5位上げて42位タイに付けて来た。
彼女も2日続けて上げ、実力を見せている。
永峰や続けて上げて力魅せ
そして世界ランキング159位で米国帰りの実力派中堅、宮里美香(31歳、160㎝)は3日目+2、トータル+4と落とし、3位下がって50位タイとなっている。
そう言えば友達が、こんなことを言っていた。
「この頃何たら世代とか言うて、やたら若くて元気そうな選手が出て来たけど、ちょっと前まで活躍してた選手は一体どこへ行ってしもたんかなあ?」
確かにそんな気がしないでもないが、その内の何人かは残っているし、復活して来た選手もいる。
ステップアップツアーで出直しを図る選手もいる。
それぞれに見どころがあり、面白い!?
それに、こんなことも言っていた。
「一時韓国人選手、台湾人選手等が席巻していたけど、この頃若手の活躍があるからか、そうでもないなあ」
それも面白みを増している大きな理由かも知れない。