金曜日朝から千葉県にある「グレートアイランド倶楽部(6741ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「伊藤園レディストーナメント」が3日間の日程で開催され、その最終日が感動的に終わった。
新世紀世代(2001年度生まれ)、プラチナ世代(2000年度生まれ)、谷間世代(1999年度生まれ)、そして黄金世代(1998年度生まれ)等の若手有望選手、実力派中堅・ベテラン選手、および実力派外国人選手が激しく競り合い、ステップアップツアーに比べればレベルの高さだけではなく、厚みも感じられるツアーが今週も開催されていた。
CS、地上波でVTRも含めてまあまあの時間放送されているので、わくわくしながら楽しめた。
さて、首位タイでホールアウトして、プレーオフの3ホール目でバーディーを決め、見事優勝したのは世界ランキング42位でプラチナ世代の先頭を走る古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)で、最終日3バーディー、1ボギーの-2、トータル-12と伸ばした。
途中、首位から陥落しているが、第16ホールでまた首位に立ち、プレーオフに持ち込み、見事勝ち切ったのは流石ではないか!?
プレーオフ見事勝ち切る古江かな
抜かれても最後勝ち切る古江かな
安定のプレーを魅せた古江かな
今年はこれで12試合に出場して予選落ちは1回で、ベストテンに優勝2回を含めて5回、ベスト20まで広げると9回、ベスト30まで広げると10回も入ったことになる。
また、首位タイでホールアウトし、プレーオフの結果、残念ながら単独2位となったの世界ランキング214位の酒井美紀(29歳、165㎝、78㎏)で、最終日5バーディーの-5、トータル-12と大きく伸ばし、4位上げたことになる。
酒井美紀大きく伸ばし力魅せ
酒井美紀大きく伸ばし二位となり
3位タイとなったのは世界ランキング40位のペ・ソンウ(韓国、26歳、166㎝、59㎏)、世界ランキング154位のイ・ボミ(韓国、158㎝、56㎏)、世界ランキング188位のユン・チェヨン(33歳、172㎝、58㎏)、で、トータル-8まで伸ばしている。
ペ・ソンウは最終日4バーディーの-4と伸ばし、6位上げて来た。
今年は国内女子ツアーにはこれで7試合に出場して予選落ちは無く、ベストテンに5回入り、ベスト20まで広げても変わらないが、ベスト30まで広げると6回入ったことになるから、凄い!?
流石このランキングにいるはずである。
ペソンウや三位に入り強さ魅せ
ペソンウや確り伸ばし上げて魅せ
イ・ボミは最終日4バーディー、2ボギー、ユン・チェヨンは最終日3バーディー、1ボギーで共に-2と伸ばし、3位を維持した。
元気で明るいイ・ボミを久し振りに観る気がし、ちょっと嬉しくなって来る。
家庭を持ったことが好影響を与えたようである。
久々に強さを魅せたイボミかな
強さ魅せ三位となったイボミかな
ユンチェヨン三位に入り強さ魅せ
ユンチェヨン確り伸ばし三位維持
なお、YAHOOのスポーツナビではゴルフに関するデータの更新が遅れがちである為、世界ランキングに付いては他のデータを参照させて貰った。
以下、気になる選手に付いて簡単に書き留めておきたい。
世界ランキング200位のキム・ハヌル(韓国、31歳、170㎝、58㎏)は最終日-1、トータル-9と少し伸ばしながらも、3位下がって6位タイとなった。
世界ランキング195位で黄金世代の吉本ひかる(21歳、152㎝、53㎏)は最終日+2、トータル-8と落とし、7位下がって8位タイとなった。
それでも今年これまでにベストテンはおろか、ベスト20も無かったから、これで今年の最高位を大幅に更新したことになる。
今年自体はもう残り少なくなったが、今シーズンと考えれば後来年もあるから、これからに期待したい。
吉本やこれからの伸び期待して
世界ランキング17位で昨年の賞金女王、鈴木愛(26歳、155㎝)、世界ランキング74位のイ・ミニョン(韓国、28歳、168㎝、73㎏)、世界ランキング106位の岡山絵里(24歳、161㎝、64㎏)は最終日-2、トータル-6と伸ばし、8位上げて12位タイに入った。
鈴木愛確り伸ばし上げて魅せ
鈴木愛確り上げて力魅せ
イミニョン確り伸ばし上げて魅せ
イミニョン確り上げて力魅せ
岡山や確り伸ばし上げて魅せ
岡山や確り上げて力魅せ
世界ランキング95位の比嘉真美子(27歳、161㎝、58㎏)は最終日-1、トータル-6と少し伸ばしながらも1位下がって12位タイとなった。
世界ランキング54位で谷間世代の稲見萌寧(21歳、166㎝、58㎏)、世界ランキング88位で黄金世代の勝みなみ(22歳、157㎝、56㎏)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばし、3位上げて17位タイに入った。
稲見萌寧少し伸ばして上げて魅せ
稲見萌寧少し伸ばして巧さ魅せ
勝みなみ少し伸ばして上げて魅せ
勝みなみ少し伸ばして巧さ魅せ
そして世界ランキング15位で黄金世代の渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)は最終日-3、トータル-4と伸ばし、19位上げて23位タイに入った。
今年に入って、昨年がまるでフロックであったかのように決め付けたがる輩が湧いて出て、またそれを煽るかのようなマスコミの扱いを感じなくもなかったが、そんなにも長いフロックを認めるのであれば、今の状態がその逆バージョンと言うこともあり得るのでは? と思わなくもない。
日本人のマイナス志向を大いに感じさせられた今日この頃であった。
何れにしても、若い分、これから色々なことがあり得るだろうから、その過程も含めてのんびりと見守りたい。
確りと上げて終えれた渋野かな
これからに期待を繋ぐ渋野かな
世界ランキング133位の柏原明日架(24歳、171㎝、63㎏)は最終日-2、トータル-3と伸ばし、11位上げて31位タイに入った。
柏原続けて上げて強さ魅せ
世界ランキング93位でプラチナ世代の西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)は最終日-1、トータル-3と少し伸ばし、7位上げて31位タイに入った。
西村や最後は伸ばし上げて魅せ
世界ランキング72位で黄金世代の小祝さくら(22歳、158㎝、58㎏)、世界ランキング91位で黄金世代の原英莉花(21歳、173㎝、58㎏)は最終日+1、トータル-2と少し落とし、6位下がって36位タイとなった。
世界ランキング26位で元世界ランキング1位の申ジエ(32歳、155㎝、63㎏)は最終日+4、トータル-1と落とし、32位も下がって43位タイとなった。
おっ、これはどうしたことであろうか!?
昨日は怖さを感じかけたが、彼女の場合、こんなにも落すと、怪我か何かあったのかと思ってしまう。
世界ランキング71位で実力派ベテランの上田桃子(34歳、161㎝、54㎏)、は最終日+3、トータルイーブンと落とし、15位下がって45位タイとなった。
彼女の場合もこんな風に落とすと、何かあったのかと心配になってしまう。
世界ランキング105位で飛ばし屋の穴井詩(33歳、165㎝、58㎏)は最終日+4、トータルイーブンと落とし、25位も下がって45位タイとなった。