昨朝から千葉県千葉市にある「東急セブンハンドレッドクラブ(6659ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「富士急レディース」が3日間の日程で開催され、冷たい秋雨がしとど降り続ける悪天候の中、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
黄金世代(1998年度生まれ)、プラチナ世代(2000年度生まれ)、その間の谷間世代? 狭間世代? それとも自称ダイヤモンド世代?(1999年度生まれ)、新世紀世代(2001年度生まれ)等の若手有望選手、そこに絡む実力派中堅およびベテラン選手、実力派外国人選手達がどんな展開を見せてくれるのか?
CS、BS、地上波によるテレビ放送、それにネットテレビのAbemaTVでも放送されているので3日間、のんびり楽しみたい。
ただ、残念なことに最終日の優勝が決まりそうなところだけは何れでもライブ中継が無く、編集してから後で録画放送されるようである。
相変わらず慎重なこと!?
手前までライブ楽しい女子ゴルフ
ネットでもライブ楽しい女子ゴルフ
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング135位で黄金世代の淺井咲希(22歳、151㎝、54㎏)で、2日目6バーディー、1ボギーの-5、トータル-5と悪天候にもめげずに大きく伸ばし、24位も上げて来た。
2日目に付いてもう少し詳し目に見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータルイーブンから出て、前半では第2、4ホールでバーディーを決め、更に第6、7ホールと連続でバーディーを決めてトータル-4まで伸ばしている。
後半に入って5ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでボギーを打って一歩後退したが、それを切っ掛けに第16、17ホールと連続でバーディーを決め、結局1打伸ばしてトータル-5まで伸ばしている。
それにしても、先週も首位タイでホールアウトし、惜しくもプレイオフで負けて2位タイで終える調子好さである。
これは今週も楽しみになって来たか!?
淺井咲希好調保ち首位に立ち
淺井咲希強さを魅せて首位に立ち
単独2位に付けているのは世界ランキング38位の申ジエ(韓国、32歳、155㎝、63㎏)で、2日目1イーグル、2バーディー、2イーグルの-2、トータル-4と伸ばし、5位上げて来た。
2日目に付いてもう少し詳し目に見ておくと、アウトスタートで、トータル-2から出て、前半では3ホールパーで凌いだ後、第4ホールでイーグルを決め、その後もパーで凌いでトータル-4まで伸ばしている。
後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決め、第12ホールでボギーを叩き、3ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでバーディーを決めたが、第17ホールでまたボギーを叩いて、結局トータル-4を維持している。
申ジエやチャンスを生かし二位に付け
申ジエや巧く伸ばして二位に付け
単独3位に付けているのは世界ランキング44位のペ・ソンウ(韓国、26歳、166㎝、59kg)で、2日目5バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-3と少し落とし、2位下がっている。
2日目に付いてもう少し詳し目に見ておくと、アウトスタートで、トータル-4から出て、第2ホールでバーディーを決め、3ホールパーで凌いだ後、第6ホールでボギーを叩き、第7ホールでバーディーを決めてバウンスバックした後、第8ホールでボギーを叩き、更に第9ホールではダブルボギーを叩いて、結局2打落としてトータル-2となっている。
後半に入っていきなり第10ホールでボギーを叩き、2ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでバーディーを決めて取り返し、第14ホールでボギーを叩いた後、第15ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
更に第18ホールでバーディーを決めて、結局1打戻してトータル-3で最終日へと繋いでいる。
凄味を感じさせるわけではないが、穏やかな強さと言うか? ずるずると落ちて行かないところが流石ではないか!?
そして淺井咲希と同様、先週に続いての首位争いであるから、凄い!
ペソンウや踏み止まって強さ魅せ
ペソンウや首位争いをまた期待
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング235位の脇元華(23歳、174㎝、64㎏)は2日目-3、トータル-2と伸ばし、32位も上げて4位タイに付けて来た。
暫らく沈んでいるなあと思っていたら、漸く調子を上げて来たようである。
大型のアスリート系プレーヤーなだけに活躍し始めると見栄えがする!?
脇元や調子を上げて期待させ
脇元や漸く力魅せ始め
世界ランキング51位でダイヤモンド世代(本人は狭間世代でも好い、と言っているそうであるが、それではあんまりなので、この呼称を使っておく)の稲見萌寧(21歳、166㎝、58㎏)は2日目+1、トータル-2と少し落とし、2位下がって4位タイとなっている。
そして世界ランキング72位で黄金世代の小祝さくら(22歳、158㎝、58kg)、世界ランキング76位で新世紀世代の笹生優花(日本&フィリピン、19歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング129位の柏原明日架(24歳、171㎝、63㎏)は2日目+2、トータルイーブンと落としながらも7位タイを維持している。
笹生優花は今日も結構Tショットが暴れていて、決して調子好さそうにも見えず、それでも前半では伸ばしそうにも思われたが、落とし始めると中々回復出来ず、後半はダブルボギーまで叩いてしまって2打落とすことになった。
それでも全体が落ち気味なので順位を保ち、また寒さに弱そうな他の選手、例えばタイ生まれのエス・ランクンなんかが棄権しているところ、何とか対応しているから、強い選手であることを改めて感じさせられる。
落としつつ何とか耐える笹生かな
世界ランキング92位の比嘉真美子(27歳、161㎝、58㎏)は2日目+3、トータルイーブンと落とし、5位下がって7位タイとなっている。
世界ランキング49位でプラチナ世代の、そして昨年この大会をアマチュアながら制した古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)は2日目-1、トータル+1と少し伸ばし、33位も上げて14位タイに付けて来た。
この選手も流石の強さを見せて来たか!?
最終日をまた楽しくしてくれそうだ。
じわじわと強さを魅せる古江かな
世界ランキング141位の菊地絵理香(32歳、157㎝、52㎏)は2日目+1、トータル+1と少し落としながらも11位上げて14位タイに付けて来た。
世界ランキング100位の穴井詩(32歳、165㎝、58㎏)は2日目+2、トータル+1と落としながらも2位上げて14位タイに付けて来た。
世界ランキング113位のテレサ・ルー(台湾、33歳、163㎝)は2日目+4、トータル+1と落とし、12位下がって14位タイとなっている。
そう言えば台湾では20℃を切ったらダウンを着るんであったか!?
ともかく寒さに弱いそうな。
世界ランキング105位の岡山絵里(24歳、161㎝、64㎏)は2日目-1、トータル+2と少し伸ばし、43位も上げて19位タイに付けて来た。
地味ながら何気に強い選手である。
だから世界ランキングも程々のところを保っている。
岡山や何気に強さ感じさせ
世界ランキング16位で昨年の賞金女王、鈴木愛(26歳、155㎝)は2日目+1、トータル+2と少し落としながらも17位上げて19位タイに付けて来た。
鈴木愛粘り強さを魅せて上げ
世界ランキング91位で黄金世代の勝みなみ(22歳、157㎝、56㎏)は2日目+3、トータル+2と落とし、3位下がって19位タイとなっている。
世界ランキング209位の永井花奈(23歳、155㎝、55㎏)は2日目+5、トータル+2と大きく落とし、17位下がって19位タイとなっている。
世界ランキング143位の永峰咲希(25歳、158㎝、58㎏)は2日目+3、トータル+3と落とし、1位下がって26位タイとなっている。
世界ランキング339位で黄金世代の山路晶(22歳、166㎝)は2日目+6、トータル+3と大きく落とし、24位も下がって26位タイとなっている。
世界ランキング144位の三ヶ島かな(24歳、164㎝、51㎏)は2日目+3、トータル+5と落としながらも5位上げて42位タイに付けて来た。
世界ランキング69位でこのところ好い感じのベテランの上田桃子(34歳、161㎝、54㎏)は2日目+5、トータル+5と大きく落とし、17位下がって42位タイとなっている。
そして世界ランキング146位で黄金世代の高橋彩華(22歳、162㎝、55㎏)はトータル+7で55位タイ、世界ランキング71位のもの静かな実力者、イ・ミニョン(韓国、28歳、168㎝、73㎏)はトータル+8で64位タイ、世界ランキング89位で黄金世代の原英莉花(21歳、173㎝、58㎏)はトータル+9で68位タイ、世界ランキング122位で復調が待たれる成田美寿々(28歳、167㎝、60㎏)はトータル+13で84位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
また上で挙げたエス・ランクンの他にも5人が体調不良で途中棄権している。