木曜日の6時45分頃から千葉県野田市にある「紫カントリークラブ すみれコース(7317ヤード、パー70)」において国内男子ツアーのメジャー大会、「日本オープンゴルフ選手権」が4日間の日程で開催され、1日中冷たい秋雨が降り頻る悪天候の中、その第3日目、すなわち決勝ラウンド第1日目が終わっている。
本当に久し振りに開催されるなあ、と思えば、いきなりメジャー大会と言う感じである。
実際には1か月と10日ぐらい前に「フジサンケイクラシック」が開催されたが、間が開いて、すっかり忘れていた。
それはまあともかく、プロに転向したばかりで世界ランキング250位の金谷拓実が出ており、昨日は大分上げて来て余裕で予選を通過しているので、その後の展開に期待したい。
毎日昼頃からNHKのBSおよび地上波でライブ中継がある予定で、今日も楽しませて貰った。
アマチュアの活躍には勿論興味があったが、口には出さずにプロの意地を見せるベテランのプレイにも期待していたのである。
アマチュアが何処まで行くか期待して
ベテランの意地のプレイに期待して
プロとして期待膨らむ金谷かな
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング632位の欧州帰りのベテラン、谷原秀人(41歳、178㎝、80㎏)、3日目4バーディー、3ボギーの-1、トータル-5と少し伸ばし、1位上げて来た。
3日目に付いてもう少し詳し目に見ておくと、全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-4から出て、前半では5ホールをバーディーで凌ぎ、第6ホールで漸くバーディーを決めたが、第8ホールでボギーを叩き、トータル-4のままであった。
後半に入って第10ホールでいきなりボギーを叩いたが、第11ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
その後も第12、13ホールと連続でバーディーを決めて、この過程でトータル-6まで伸ばして単独首位に抜け出ている。
その後、3ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでボギーを叩き、トータル-5に落としたが、そのまま単独首位で最終日へと繋いだ。
黙々と自分のプレイに徹し、ミスを抑えて首位に抜け出て行く、如何にもプロのプレイを見せて貰った感じであった。
谷原やプロのプレイで首位に立ち
谷原やプロの巧さで首位に立ち
2位タイに付けているのは世界ランキング500位の稲森佑貴(26歳、169㎝、68㎏)、世界ランキング1973位のアマチュアで、飛ばし屋の河本力(河本結の弟、20歳、183㎝、85㎏)で、トータル-4となっている。
稲森佑貴は3日目4バーディー、2ボギーの-2と伸ばし、7位上げて来た。
3日目に付いてもう少し詳し目に見ておくと、トータル-2から出て前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでボギーを叩いたが、第6ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
その後をバーディーで凌いでトータル-2のままであった。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールでボギーを叩いたが、第13ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
その後、第15、18ホールとバーディーを決めてトータル-4まで伸ばしている。
稲森やバウンスバック二度も魅せ
稲森や確り伸ばし二位に付け
河本力は3日目3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの+1と少し落とし、1位下がっている。
3日目に付いてもう少し詳し目に見ておくと、トータル-5から出て前半では6ホールまでパーで凌ぎ、第7、9ホールとバーディーを決めてトータル-7まで伸ばし、独走状態に入るかと期待させた。
後半に入っていきなり第10ホールでボギーを叩いたが、第11ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
ここまででも調子好さを感じさせ、このまま行くのかと思われたが、第13ホールでダブルボギーを叩き、トータル-5まで落として2位に落ちている。
その後、2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでボギーを叩いてトータル-4まで落として2位タイで最終日へと繋いでいる。
それでも結構なミスも何とか防ぎ、或いは修復しながら、大きく崩れずにここまで来たのは流石ではないか!?
河本やミス防ぎつつ二位に付け
河本やミス修復し首位を追い
以下、気になった選手について書き留めておきたい。
注目の金谷拓実(22歳、172㎝、75㎏)は3日目-1、トータルイーブンと連日少し伸ばし、14位上げて5位タイに付けて来た。
あの悪天候の中でも変わらぬプレイ。
周りが落として幾分、ぐんぐん上がって行くのは流石ではないか!?
じわじわと伸ばして魅せる金谷かな
ぐんぐんと上がって魅せる金谷かな
世界ランキング1120位のアマチュア、杉原大河(20歳、174㎝、80㎏)は3日目+4、トータルイーブンと落とし、3位下がって5位タイとなっている。
世界ランキング314位の大槻智治(30歳、172㎝、94㎏)は3日目+1、トータル+2と少し落としながらも、8位上げて11位タイに付けて来た。
大槻やグッと踏ん張り上げて魅せ
石川遼(29歳、175㎝、70㎏)は3日目+2、トータル+2と落としながらも2位上げて11位タイに付けて来た。
石川やあまり落さず上げて魅せ
世界ランキング68位で昨年の賞金王であった今平周吾(28歳、165㎝、65kg)、世界ランキング1433位でアマチュアの桂川有人(22歳、167㎝)は3日目+6、トータル+2と落とし、9位下がって11位タイとなっている。
記事によるとプロの意地を見せたいと言っていた今平周吾であるが、そうは行かずにアマと一緒に下がっている。
私の経験ではプロ、プロと口にする人ほど、実は大したプロでもないことが多い。
勿論、賞金王の今平周吾にそんなことを言うのはおこがましいが、彼がまだ若いのは事実である。
最終日こそ本当の意地と言うか? 海外へも黙々とチャレンジして来た本物のプロである谷原秀人のように静かなプロの好プレイを期待したい。
プロならば口より技を期待して
それから世界ランキング1569位で大ベテランの谷口徹(52歳、169㎝、72㎏)は3日目+5、トータル+3と落とし、11位下がって19位タイとなっている。
星野陸也(24歳、186㎝、75㎏)は3日目+1、トータル+4と少し落としながらも9位上げて27位タイとなっている。
踏ん張ってじわりと上げる星野かな
世界ランキング239位の比嘉一貴(25歳、158㎝、70㎏)は3日目+4、トータル+4と落とし、14位下がって27位タイとなっている。
世界ランキング340位で大ベテランの藤田寛之(51歳、168㎝、70㎏)は3日目+4、トータル+5と落とし、13位下がって32位タイとなっている。
そして世界ランキング336位で飛ばし屋の秋吉翔太(30歳、175㎝、85kg)は3日目+5、トータル+7と落とし、10位下がって42位タイとなっている。