先週木曜日の15時35分頃から時差-8時間(サマータイム中、それ以外は-9時間)のイングランドにある「ウェントワースGC(7267ヤード、パー72)」において欧州男子ツアーの高額賞金大会、「BMW PGA選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日、すなわち決勝ラウンド最終日が終わった。
日本人選手としては世界ランキング220位の旅人ゴルファー、川村昌弘が出ており、13位タイと上位で予選を通過した。
先週も高額賞金大会で、19位タイで予選通過と奮闘するも、第3日目に58位タイと急落、最終的に56位タイと下位に沈み、今週は更に厚いフィールドと言われているから、さてどうなるのか!? 心配されたが、第3日目も10位タイに上げて最終まで期待を繋いでいる。
人気のゴルフ&旅情のブログ、「今僕はココにいます」は「Vol.96 イングランド編」に更新されており、スコットランドのエジンバラからイングランドのロンドンまでの約640㎞を車移動した様子とゴルフ場のことが挙げられていた。
途中にあるリーズの街並み、コインランドリーでの洗濯等、旅の様子も窺え、ちょっと興味深い内容であった。
何でもこの大会は欧州男子ツアーではメジャー、WGCと並ぶ一大トーナメントの扱いだと言う。
そして前回は2014年にチャレンジし、惜しいところで予選落ちしているが、経験を重ねて来た今回は期するものがあるようだ。
川村や経験重ね自信付け
川村や上位を維持し期待増し
さて、単独首位を維持したまま、ぶっちぎりで優勝したのは世界ランキング15位のティレル・ハットン(イングランド)で、最終日6バーディー、1ボギーの-5、トータル-19と大きく伸ばした。
因みに今年はこの試合も入れて(以下同様)11試合に出場して、その内10回が米国男子ツアーで、予選落ちが2回あり、優勝2回を含むベストテンが6回、ベスト20まで広げると7回、ベスト30まで広げると8回も入っている実力者である。
ハットンや最後も伸ばし優勝し
ハットンや最後も伸ばし勝って魅せ
単独2位を維持したのは世界ランキング53位のビクトル・ペレス(フランス)で、最終日1イーグル、4バーディー、2ボギーの-4、トータル-15と伸ばした。
ビクトル・ペレスは3日目1イーグル、3バーディー、3ボギーであった。
因みに今年は14回出場して、その内7回は米国男子ツアーで、予選落ちが5回あり、ベストテンに2回、ベスト20に広げると4回、ベスト30まで広げると5回入っている。
最後まで強さを魅せたペレスかな
二位維持し強さを魅せたペレスかな
3位タイに入ったのは世界ランキング90位のアンディ・スリバン(イングランド)、世界ランキング9位のパトリック・リード(米国)で、トータル-14まで伸ばした。
アンディ・スリバンは最終日1イーグル、6バーディー、1ボギーの-7と大きく伸ばし、10位上げて来た。
因みに今年は14回出場し、その内1回は米国男子ツアーで、予選落ちが2回、中間CUTが1回、失格が1回あり、ベストテンが4回、ベスト20まで広げても変わらず、ベスト30まで広げると8回入っている。
スリバンや最後爆発力魅せ
最後には爆発魅せたアンディかな
パトリック・リードは最終日1イーグル、4バーディー、2ボギーの-4と伸ばし、1位上げて来た。
因みに今年は21回出場し、その内19回が米国男子ツアーで、予選落ちが4回あり、ベストテンが優勝1回を含めて7回、ベスト20まで広げると11回、ベスト30まで広げると12回も入っている。
パトリック流石の強さ三位なり
パトリック三位に入り強さ魅せ
単独5位に入ったのは世界ランキング58位のイアン・ポールター(イングランド)で、最終日1イーグル、2バーディーの-4、トータル-13と伸ばし、3位上げて来た。
因みに今年は16回出場し、その内11回が米国男子ツアーで、予選落ちが3回あり、ベストテンが3回、ベスト20まで広げると6回、ベスト30まで広げると10回も入っている強さである。
ポールター最後も上げて力魅せ
ポールター首位争いを楽しませ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング20位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)は最終日 -3、トータル-11と伸ばし、3位上げて7位タイに入った。
米国男子ツアーに14試合/18試合と重点を置いて活躍している選手で、流石の強さである。
最後には強さを見せたマシューかな
最後にも強さを魅せたマシューかな
世界ランキング267位のヨアヒムBハンセン(デンマーク)は最終日イーブン、トータル-11と伸ばせず、5位下がって7位タイとなった。
世界ランキング14位のトミー・フリートウッド(イングランド)、世界ランキング31位のシェーン・ローリー(アイルランド)は最終日+1、トータル-9と少し落とし、9位下がって13位タイとなった。
世界ランキング42位のリー・ウェストウッド(イングランド)は最終日-4、トータル-8と伸ばし、9位上げて18位タイに入った。
欧州男子ツアーに9試合/13試合と重点を置いているベテランで、優勝1回を含めベストテンが3回もある猛者である。
ウェストウッド最後は強さ魅せて上げ
そして川村昌弘は最終日2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-7と少し落とし、10位下がって20位タイとなった。
今年は17回出場し、全て欧州男子ツアーで、予選落ちが6回あり、ベストテンに2回、ベスト20まで広げるとこれで5回入ったことになる。
更に再開後に付いてだけ見ると、11回出場して出端に4回続けて予選落ちした後、ベストテンに2回、ベスト20まで広げると4回入ったことになるから、これからも大いに期待したい。
最終日のスコアについてもう少し詳し目に見ておくと、全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-8から出て、前半では暫らくパーで凌いだ後、第4、5ホールと連続でバーディーを決め、その後またパーで凌いで、トータル-10まで伸ばした。
ここで大いに期待が膨らんだが、後半に入って第11ホールでボギーを叩き、第15ホールでダブルボギーを叩いて、その後はパーで凌いで、結局トータル-7に落としている。
上位争い、更に優勝まで視野に入れようとすると、やはり最終日の後半まで伸ばす必要がありそうだなあ!?
川村や最終日まで楽しませ
川村や次に課題に期待して
世界ランキング63位のグレアム・マクドウェル(北アイルランド)は最終日-5、トータル-6と大きく伸ばし、20位も上げて24位タイに入った。
グレアムや最後も上げて強さ魅せ
マクドウェル最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング50位のマット・ウォリス(イングランド)は最終日-2、トータル-6と伸ばし、3位上げて24位タイに入った。
マットウォリス最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング44位のエリック・ファンローエン(南アフリカ)は最終日-4、トータル-5と伸ばし、17位上げて27位タイに入った。
3日続けて上げているのは流石中々の実力者で、だからこそ世界ランキングがこの位置にいる!?
でもまあ、初日がそれだけ悪かったと言うことだけどね。フフッ。
エリックや最後も上げる力魅せ
エリックや最後も伸ばし楽しませ
世界ランキング49位のダニー・ウィレット(イングランド)は最終日-4、トータル-4と伸ばし、18位上げて32位タイに入った。
ウィレットや最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング23位のジャスティン・ローズ(イングランド)は最終日-2、トータル-3と伸ばし、7位上げて37位タイに入った。
これでも不本意であろうが、せめてもの意地!?
まだらしさ求めてみたいローズかな
世界ランキング33位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア)、世界ランキング54位のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)は共に最終日イーブン、トータル-2と伸ばせず、3位下がって40位タイとなっている。
世界ランキング80位のトーマス・デトリー(ベルギー)は最終日-3、トータルイーブンと伸ばし、12位上げて48位タイに入った。
デトリーや最後は上げて意地を魅せ
そして、世界ランキング77位のトーマス・ピーターズ(ベルギー)は最終日+5、トータル+5と大きく落とし、12位下がって62位タイとなった。
ところで、ゴルフとは関係ないが、一昨日から速報の調子が悪いようで、今日もまだ現地の速報がそのまま流用されていた。
詳しく分かり、楽しめたからそれはそれで好いのだが、外国語に弱い私には名前の読み方が今一分からず、苦労したのは事実
ニュースの薄さも含めて欧州はやっぱり遠いのだなあ、と改めて感じさせられた。
それはまあともかく、川村昌弘の最終日については多少残念な気持ちが残るが、それでも周りの選手の世界ランキングの高さを見ると、それだけの位置に来ているのだなあ、と改めて感心させられもする。
これからも大いに期待し、わくわくしながら応援したい選手に、彼は既になっていると言えよう。
それにやっぱり彼の思いを垣間見れるゴルフ&旅情のブログ、「今僕はココにいます」の更新も大いに期待したい。