今日のメジャーリーグは人権問題への抗議の為に7試合が順延され、歯抜けの様な状態である。
それだけではなく、各試合の回数も7回であったり、8回であったり、短い場合が多い。
そんな中、ジャイアンツがドジャースとダブルヘッダーで対戦し、その第1試合では0対7で完封負けしている。
ドジャースの先発投手はサイ・ヤング賞に3回も輝いている絶対エース左腕のクレイトン・カーショー(32歳、193㎝、102kg)で、6回で86球投げ、4安打4三振無失点の快投で勝ちが付いて4勝1敗となり、防御率は2.25から1.80へと好くなっている。
元々は速球の最速が158km/h、平均が150km/hの速球派であったが、ここ数年怪我に悩まされているのもあり、次第に落ちて平均が145km/hぐらいになっていた。
今シーズンは大谷翔平との対決を見ても速くなっているように言われていたが、また調子が上がって来ているのであろうか!?
それとも、全体に登板回数が短めにされていることが好影響を与えているのであろうか!?
何れにしても今のところ好結果を残している。
参考までにここ3シーズンの成績を見ておくと、2017年シーズンは175回投げて18勝4敗で、奪三振数が202、防御率が2.31、WHIPが0.95と、内容的にはスーパーエースクラスを保っていた。
2018年シーズンは休むことが多くなり、161回3分の1投げて9勝5敗で、奪三振数が155、防御率が2.73、WHIPが1.04と内容にも悪化が見られた。
この年であったか、前年の入団前に大谷翔平が幾つかの球団と面談を行ったことについてのクレイトン・カーショーからの不満と言うか、苦情と言うかが記事となって出ていたのは?
それにマエケンこと前田健太に関するドジャースの起用法への不満も絡んでクレイトン・カーショーに陰りが感じられるようになった。
と言うか、マスコミがそんな空気を作り出そうとしていたように思われる。
クレイトン・カーショーに限らず、キングことフェリックス・ヘルナンデスの急激な衰えも寂しさを感じさせるし、どんなに凄かった人でもやがては黄昏て来るものである。
そして2019年シーズンは更に衰えが感じられ、178回3分の1投げて16勝5敗で、奪三振数が189、防御率が3.03、WHIPが1.04となっている。
それが今シーズン、このまま復活が見られるのか!?
ちょっと注目したい。
カーショーや巧さを発揮勝って魅せ
カーショーや巧さを魅せて勝ち重ね
またブリュワーズがレッズとダブルヘッダーで対戦し、その第1戦では1対6で負けている。
レッズの先発投手はすっかりエースのソニー・グレイ(30歳、178㎝、89kg)で、5回で85球投げ、4安打4三振2四球無失点の快投で勝ちが付いて5勝1敗となり、防御率は2.21から1.94へと好くなっている。
速球の最速が157km/h、平均が151km/hの本格派であるが、ヤンキースに在籍した悪夢の時期を過ぎると、以前にも増して本格派として活躍している!?
参考までにここ3シーズンの成績を見ておくと、2017年シーズンは後半になってからヤンキースに移籍し、通算で162回3分の1投げて10勝12敗で、奪三振数が153、防御率が3.55、WHIPが1.21と準エースクラスであった。
2018年シーズンは丸々ヤンキースに在籍し、130回3分の1投げて11勝9敗で、奪三振数が123、防御率が4.90、WHIPが1.50と目立って悪化している。
2019年シーズンは移籍によって肩の力が抜けたのか? 175回3分の1投げて11勝8敗で、奪三振数が205、防御率が2.87、WHIPが1.08と。内容的に見違えるようによくなっている。
力魅せ勝ちを重ねるグレイかな
力出し抑えて魅せるグレイかな
それからパドレスがマリナーズとダブルヘッダーで対戦し、その第2戦では3対8で負けている。
マリナーズの先発投手はメジャーリーグ2年目となり、スピードが戻って来た菊池雄星(29歳、183㎝、91kg)で、5回で81球投げ、7安打(1本塁打)6三振3失点3自責点の粘投で勝ちが付いて1勝2敗となり、防御率は6.30から6.12へと少し改善されている。
まだまだ凄く好いとも言い難いが、それでも速球の最速は157km/hまで出ていたそうな。
参考までに昨シーズンの成績を見ておくと、161回3分の2投げて6勝11敗で、奪三振数が116、防御率が5.46、WHIPが1.52と、何とかローテ投手と言う感じであった。
これが中堅クラスと認められるぐらいまで伸ばせるか!?
ちょっと期待しながら見守りたい。
少しずつ期待膨らむ菊池かな
少しずつスピードアップ菊池かな
と言う感じで、今シーズンもピッチャーは何や彼や言われながらも、期待させ、楽しませてくれることが多いように思われる。