sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

海外男子ゴルフツアー最終日、コリン・モリカワおめでとう! 松山英樹の様子・・・R2.8.10②

 先週木曜日の23時頃から時差-16時間(サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国、カルフォルニア州にある「TPCハーディング・パーク(7234ヤード、パー70)」において海外男子ツアー、「米国プロゴルフ選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が感動の内に終わった。

 

 日本人選手としては世界ランク27位の松山英樹、世界ランク97位の石川遼が出ており、松山英樹がパットを含む調子を上げて予選を余裕で通過している。

 

 決勝ラウンドの厚いフィールド、難しい設定の中で、何処まで健闘出来たのか!?

 

        松山や最終日まで期待させ

 

        松山や最終日まで楽しませ

 

 また石川遼は後少しで予選通過となる健闘を見せたが、残念ながら最終ホールでぎりぎりCUTラインを下回り、予選落ちの憂き目に遭った。

 

 また次の機会に期待したい。

 

        石川や次の機会に期待して

 

 さて、単独首位に抜け出て見事優勝を決めたのは世界ランク12位のコリン・モリカワ(米国)で、最終日1イーグル、4バーディーの-6、トータル-13と大きく伸ばし、3位上げて来た。

 

 トータル-7で出て、前半では第3、4ホールと連続バーディーを決め、この時点でトータル-9まで伸ばして優勝争いに絡み始めた。

 

 後半に入っても好調を維持し、第10ホールでいきなりバーディーを決めてトータル-10まで伸ばし、首位タイに並んでいる。

 

 第14ホールでバーディーを決め、トータル-11として一歩抜け、追い着かれた後、第16ホールで会心のイーグルを決めてトータル-13とし、突き放した。

 

 この辺りのショットの正確性、メンタルの強さには抜きん出たものがあり、それにアジア人的な風貌もあって、地元ファンのみならず日本からTV観戦で応援した視聴者も多いのではないだろうか!? 

 

 この試合の結果、世界ランクは5位まで上がっている。

 

 因みにこの選手、まだ23歳の新鋭で、昨年にデビューしたばかりである。

 

 それに風貌だけではなく、身長が175cm、体重が77kgと、体格的にも日本人アスリートと変わらない。

 

 それでいて、今年は13回出場して予選落ちは1回だけで、ベストテンに4回、ベスト20まで広げると5回、ベスト30まで広げると9回も入る安定した強さを見せている。

 

 ただ、お母さんは中国系で、お父さんが日系3世だそうで、日本人と言うよりも、アジア人と言うべきかと思われる。

 

 そして、ひと旗上げようと海外に出て行った人のチャレンジ精神、その後地元米国に馴染んで行く過程で身に着けた体質、精神力、練習環境、試合環境、競争の激しさ等、全てのものが関係しての強さであろう。

 

 つまり、見たところ我々とそんなに変わらない彼がいとも簡単に? 勝つのに、どうして日本人選手が勝てないのであろうか!? と言う思いは分かるが、残念ながらそんなことは全く当てはまらない気がする。

 

 もしゴルフでも強い日本人選手を望むのであれば、松山英樹クラスが毎年出て来るような分析、整備が急がれる。

 

 そして幾つかの競技、たとえばスキージャンプ、スピードスケート、バトミントン、卓球等では既に実績を上げているし、スケート、陸上等のリレー的競技では日本人の優れた面、チームワークの好さを存分に生かすことも出来ている。

 

 それはまあともかく、コリン・モリカワが体格的な面で我々日本人にも期待を持たせ、楽しませてくれたのは事実で、風貌的な面で親近感を抱かせたのも事実であるから、そこから入ってファンになり、ゴルフにより興味を持つのは悪くない。

 

 なんて勝手なことを思い、これからも応援したい。

 

        モリカワや巧さを発揮勝って魅せ

 

        モリカワやメンタル強く勝って魅せ

 

        モリカワや親しみ感じ応援し

 

 2位タイに入ったのは世界ランク28位のポール・ケイシー(イングランド)、世界ランク5位のダスティン・ジョンソン(米国)で、トータル-11まで伸ばした。

 

 ポール・ケイシーは最終日5バーディー、1ボギーの-4と伸ばし、2位上げて来た。

 

 トータル-7で出て、前半では第4、5ホールと連続バーディーを決め、この時点でトータル-9まで伸ばして優勝争いに絡み始めた。

 

 後半に入っても好調を維持し、第10ホールでいきなりバーディーを決めて首位タイに並んだが、第13ホールでボギーを叩いて一歩後退している。

 

 しかしここでめげずに第14、更に16ホールとバーディーを決め、トータル-11まで伸ばして、一旦は首位に追い着いているから、流石ではないか!?

 

 この選手は43歳のベテランで、今年は9回出場して2回予選落ちしているが、ベスト20に2回、ベスト30まで広げると3回入っている。

 

 そして今回、一時は久々に英国の選手として優勝するかと期待もさせている。

 

        ケイシーやトップ争い楽しませ

 

        ケイシーや優勝までも期待させ

 

 ダスティン・ジョンソンは最終日4バーディー、2ボギーの-2と伸ばしたが、1位下がっている。

 

 トータル-9の単独首位で出て、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決めたが、第3ホールでボギーを叩き、それを第4ホールでバーディーを決めて取り返し、結局トータル-10の首位タイで後半へと入っている。

 

 後半では第14ホールでボギーを叩いて一歩後退したが、第16、18ホールとバーディーを決めてトータル-11まで伸ばして最後まで希望を残しているから、この辺りは流石ではないか!?

 

 この選手、今年は11回出場して2回予選落し、1回棄権しているが、ベストテンには4回入り、ベスト20まで広げると6回入っている。

 

 それでも調子が今一に見えるのであるから、世界ランク1位に立ち続けている時は如何に凄かったかと改めて感心させられる。

 

        ダスティンや首位争いを楽しませ

 

        ダスティンや優勝までも期待させ

 

 以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。

 

 世界ランク17位の心優しき飛ばし屋、トニー・フィナウ(米国)、世界ランク7位の科学フリークのマッチョマン、ブライソン・デシャンボー(米国)、世界ランク42位の蘇りつつあるジェイソン・デイ(オーストラリア)は最終日-4、トータル-10と伸ばし、3位上げて4位タイに入った。

 

        実力を十分魅せたフィナウかな

 

        計算の正しさ魅せたデシャンボー

 

        復活を十分魅せたデイの夏

 

 世界ランク59位のスコッティー・シェフラー(米国)は最終日-2、トータル-10と伸ばしたが、2位下がって4位タイとなった。

 

 世界ランク16位のジャステイン・ローズ(イングランド)は最終日-3、トータル-9と伸ばしたが、2位下がって単独9位となった。

 

 世界ランク11位のザンダー・シャウフェレ(米国)は最終日-3、トータル-9と伸ばし、3位上げて10位タイに入った。

 

        シャウフェレや実力魅せてベストテン

 

 世界ランク77位のキャメロン・チャンプ(米国)は最終日イーブン、トータル-8と伸ばせず、8位下がって10位タイとなった。

 

 世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)、世界ランク8位のパトリック・リード(米国)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、8位上げて13位タイに入った。

 

 この結果、ジョン・ラームは世界ランク1位に返り咲いた。

 

        ジョンラーム確り伸ばしランク上げ

 

 世界ランク20位のダニエル・ベルガー(米国)は最終日-1、トータル-7と少し伸ばしたが、6位下がって13位タイとなった。

 

 世界ランク114位の李昊桐(リー・ハオトン、中国)は最終日-1、トータル-6と少し伸ばしたが、4位下がって17位となった。

 

 それでも一時は優勝を期待させる活躍のお陰で、世界ランクは100位に上がっている。

 

        ハオトンや活躍魅せてまた期待

 

 世界ランク9位のアダム・スコット(オーストラリア)は最終日-2、トータル-4と伸ばし、8位上げて22位タイに入った。

 

 そして松山英樹は最終日4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-4と伸ばせず、4位下がって22位タイとなった。

 

 トータル-4で出て、前半では第1ホールでいきなりバーディーを決めて期待させたが、第2ホールでボギーを叩き、後はパーで凌いでトータル-4のままであった。

 

 後半に入って第14ホールでボギーを叩いたが、第14~16ホールと3連続でバーディーを決めてトータル-6まで伸ばし、この時点では上位入賞を期待させた。

 

 しかし、最後の第18ホールでダブルボギーを叩いてしまい、元に戻してしまった。

 

 この辺り、ムズムズさせられたが、それでもこの位置に止まり、世界ランクは1位上がって26位となっている。

 

 因みに、今年に関しては11回出場して予選落ちは2回で、ベストテンが2回、ベスト20に広げると5回、ベスト30まで広げると7回と、やはり安定している。

 

        松山や途中伸ばして期待させ

 

        松山や最後は落とし次期待

 

 世界ランク13位のトミー・フリートウッド(イングランド)は最終日+3、トータル-3と落とし、22位も下がって29位タイとなった。 

 

 世界ランク6位のブルックス・ケプカ(米国)は最終日+4、トータル-3と落とし、25位も下がって29位タイとなっている。

 

 世界ランク3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は最終日-2、トータル-2と伸ばし、10位上げて33位タイに入った。

 

 世界ランク15位のタイガー・ウッズ(米国)は最終日-3、トータル-1と伸ばし、22位も上げて37位タイに入った。

 

        タイガーや最後は伸ばし巧さ魅せ

 

 世界ランク1位のジャスティン・トーマス(米国)は最終日イーブン、トータル-1と伸ばせず、3位下がって37位タイとなった。

 

 世界ランク4位のウェブ・シンプソン(米国)は最終日+2、トータル-1と落とし、16位下がって37位タイとなった。

 

 世界ランク23位のアブラハム・アンサー(メキシコ)は最終日-1、トータルイーブンと少し伸ばし、9位上げて43位タイに入った。

 

 世界ランク10位のパトリック・カントレー(米国)は最終日+3、トータルイーブンと落とし、22位も下がって43位タイとなった。

 

 世界ランク29位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア)、世界ランク82位のマイケル・ロレンゾベラ(フランス)は最終日+4、トータルイーブンと落とし、25位も下がって43位タイとなった。

 

 世界ランク21位のゲーリー・ウッドランド(米国)は最終日イーブン、トータル+2と維持し、1位上げて58位タイに入った。

 

 この選手、ダイエットに成功し、12kg落としたそうである。

 

 確かにスッとして見えた。

 

 ただ、それがゴルフに好かったのかどうかはまだ分からない。

 

 少なくともらしくないようには見えた!?

 

 ともかく、松山英樹はこんな猛者達に交じって戦い続けている。

 

 ピンポイントで焦点を当てると、確かにムズムズさせられることも多いが、それはやはり近過ぎるのであろう。

 

 ちょっと引いて観れば十分に猛者であるし、チャレンジしている限り、これからも応援したい。