sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

米国男子ゴルフツアー最終日、コリン・モリカワおめでとう!・・・R2.7.13①

 先週木曜日の夜から時差-13時間(サマータイム中。それ以外では-14時間)の米国オハイオ州、ダブリンにある「ミュアフィールド・ビレッジGC(7456ヤード、パー72)」において米国男子ツアー、「ザ・ワークデイ・チャリティー」が4日間の日程で開催され、その最終日が感動の内に終わった。

 

 悪天候の影響を意識して全体が早めに動き出したようで、朝、起きた時には結果が出ていた。

 

 日本人選手としては世界ランク23位の松山英樹が出ており、今週は慣れたコースと言うこともあって? 余裕で予選を通過して、上位争いが期待された。

 

 さて、首位タイとなってプレーオフの結果、見事優勝したのは世界ランク29位のコリン・モリカワ(米国)で、最終日1イーグル、5バーディー、1ボギーの-6、トータル-19と大きく伸ばし、結果的に2位上げたことになる。

 

 アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-13と首位と3打差で出て、第2、4ホールでバーディー、第5ホールでイーグルを決め、ここまででトータル-17と伸ばし、この過程でジャスティン・トーマスを抜いている。

 

 後半に入って第11ホールまでパーで凌ぎ、この過程ジャスティン・トーマスに抜き返されている。

 

 第12ホールでバーディーを決め、第13ホールでボギーを叩いたが、第14、17ホールでバーディーを決めて、この時点でトータル-19まで伸ばし、ジャスティン・トーマスに食らい付いて嫌がられている!?

 

 それがジャスティン・トーマスの緊張を誘ったのかも知れない。

 

 結果、プレー・オフに突入し、更に食らい付いて栄冠に輝いている。

 

 コリン・モリカワは日系米国人で、アマチュア世界1に輝いており、大学を卒業して昨年デビューしたばかりである。

 

 身長175cm、77kgと、国内男子ツアーの選手の体格とそんなに変わらない。

 

 今年既に10試合出ており、その内3回ベストテンに入っている。

 

 予選落ちは6月の「トラベラーズ選手権」だけと言う安定感を見せている。

 

 今回、あの憎らしいほど強いジャスティン・トーマスに勝ち切ったところなど、数年前に松山英樹を圧倒したジャスティン・トーマスの場合の逆のような気がし、ちょっと小気味好い気がした。

 

        モリカワやトーマス下し勝って魅せ

 

        モリカワやトーマス抑え勝って魅せ

 

 首位タイでホールアウトしてプレーオフの結果、単独2位となったのは世界ランク5位のジャスティン・トーマス(米国)で、最終日1イーグル、5バーディー、4ボギーの-3、トータル-19と伸ばしたが、結果として1位下がったことになる。

 

 アウトスタートで、トータル-16で出て、前半では第2、3ホールと連続ボギーを叩き、この時点でトータル-14となって並ばれた。

 

 その後パーで凌いでいる内に抜かれて、第8、9ホールで連続でバーディーを決めてトータル-16とスタート時点に戻したが、未だ追い着けなかった。

 

 ただ、後半に入っても好調が続き、第10、11ホールと連続でバーディーを決めてトータル-18としている過程で抜き返し、更に第14ホールバーディー、第15ホールイーグルと決めてトータル-21まで伸ばし、強いところを見せている。

 

 それでもコリン・モリカワが崩れて行かず、上げて来たので緊張が高まったのか? 第16、18ホールとボギーを叩き、結局プレーオフに突入することになった。

 

 そしてプレーオフで惜しくも競り負けている。

 

 上にも書いたように、コリン・モリカワのメンタルの強さを改めて感じさせられた。

 

 じゃステイン・トーマスについては、今年は8試合に出て3試合で予選落ちしているが、残りの5試合全てベストテン入りしている安定性も流石である。

 

 今回も2日目、3日目、そして最終日の抜き返し等、随所にその憎いほどの強さが遺憾なく発揮されていた。

 

        トーマスやそれでも負ける時もあり

 

        トーマスやそれでも負けて悔しがり

 

 単独3位となったのは世界ランク42位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)で、最終日4バーディー、3ボギーの-1、トータル-15と少し伸ばしたが、1位下がった。

 

 アウトスタートで、トータル-14で出て、前半では第3~5ホールと3連続バーディーを決めてこの時点でトータル-17まで伸ばし、その過程でジャスティン・トーマスを抜き、単独トップにも立っているが、コリン・モリカワに並ばれてもいる。

 

 そして第6ホールでボギーを叩いてトータル-16となって一歩後退した。

 

 後半に入っても第10ホールでボギーを叩いてトータル-15と後退し、第11ホールでバーディーを決めたが、第16ホールでまたボギーを叩いて、結局トータル-15でホールアウトした。

 

 この選手はまだ22歳で、今年は11試合に出ており、3試合で予選落ちしているが、2月のプエルトリコ・オープンで優勝しており、10位台が2回、20位台が3回と中々好い。

 

 しかも6月の再開後は4試合に出て先ず20位台が2回続き、直近では10位台を2回続けている。

 

 昨年に遡っても、14試合に出て2試合で予選落ちしているが、最高で4位になっており、それ以外には10位台が6回もあるから、どうやらその実力は本物のようである。

 

 今後にも注目したい。

 

        ホブランや前半までは競り合って

 

        ホブランや前半で競る力魅せ

 

 以下、気になった選手を簡単に書き留めておく。

 

 世界ランク19位のゲーリー・ウッドランド(米国)は最終日-3、トータル-12と伸ばし、3位上げて5位タイに入った。

 

        ウッドランド実力魅せて五位となり

 

        ウッドランド流石の力五位となり

 

 世界ランク60位のイアン・ポールター(イングランド)は最終日-2、トータル-12と伸ばし、1位上げて5位タイに入った。

 

        ポールターじんわり上げて五位となり

 

        ポールターじわじわ上げて五位となり

 

 世界ランク8位のパトリック・カントレー(米国)は最終日-7、トータル-11と大きく伸ばし、26位も上げて7位タイに入った。

 

 ここに来てこの伸ばし様、流石実力者である。

 

        カントレー流石の力上げて魅せ

 

        カントレー爆発力で上げて魅せ

 

 世界ランク50位のケヴィン・ストリールマン(米国)は最終日イーブン、トータル-11と伸ばせず、3位下がって7位タイとなった。

 

 ただ、中断を挟んで3試合連続で予選落ちした後、これで3試合連続でベストテンに入っているのは凄い!?

 

 これからにも注目したい。

 

        これからがストリールマン楽しみに

 

 世界ランク11位のザンダー・シャウフェレ(米国)は最終日-2、トータル-10と伸ばしたが、1位下がって14位タイとなった。

 

 そして松山英樹、世界ランク31位のリッキー・ファウラー(米国)は最終日+1、トータル-8と少し落とし、14位下がって22位タイとなった。

 

 松山英樹は最終日5バーディー、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフとなり、2日続けて調子が上がらなかった。

 

 アウトスタート(第1番ホールから)で、トータル-9から出て、前半では第4ホールでボギーを叩いても第5ホールでバーディーを決めて取り返し、第6ホールでボギーを叩いても第7ホールでバーディーを決めて取り返し、結局トータル-8のままであった。

 

 後半に入って第10ホールでダブルボギーを叩き、第11ホールでバーディーを決めて取り返しても第12ホールでボギーを叩き、第14ホールでバーディーを決めても第16ホールでボギーを叩き、悪い流れになったが、第17ホールでバーディーを決め、結局1打落としただけに留めて、次の機会に期待を繋いだ。

 

 噛み合わないもどかしさ、ムズムズ感は本人が一番感じているだろうから、今週、またこの慣れたコースでどんな展開を見せてくれるのか? そこを楽しみに待ちたい。

 

        松山や次の機会に期待して

 

        松山や次の機会も楽しみに

 

 ちょっと調べてみると、松山英樹も今年8回出てベストテンに2回、ベスト20まで広げれば4回、つまり半分入っており、予選落ちは1回と安定している。

 

 今回も予選を通過してこの位置に入っているのであるから流石で、殊更に悪く思うこともない!?

 

 世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)は最終日-8、トータル-7と大きく伸ばし、35位も上げて27位タイに入った。

 

 遅きに失したが、この上げ方は流石である。

 

        ジョンラーム最後に強さ魅せて上げ

 

        ジョンラーム流石の力魅せて上げ

 

 世界ランク26位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、14位上げて27位タイに入った。

 

 世界ランク53位のアダム・ハドウィン(カナダ)は最終日-4、トータル-5と伸ばし、19位上げて35位タイに入った。

 

 世界ランク49位のグレアム・マクドウェル(北アイルランド)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、6位下がって35位タイとなった。

 

 世界ランク25位のシェーン・ローリー(アイルランド)は最終日-3、トータル-4と伸ばし、15位上げて39位タイに入った。

 

 世界ランク9位のパトリック・リード(米国)は最終日-2、トータル-4と伸ばし、9位上げて39位タイに入った。

 

 世界ランク25位のマット・クーチャー(米国)は最終日イーブン、トータル-4と伸ばせず、6位下がって39位タイとなった。

 

 世界ランク22位のイム・ソンジェ(韓国)は最終日+5、トータル+2と大きく落とし、22位も下がって単独63位となった。

 

 世界ランク29位のルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)は最終日+3、トータル+4と落とし、3位下がって65位タイとなった。