1月31日(金)~2月2日(日)の日程で、時差-8時間のドイツ、オーベルストドルフのジャンプ台(HS137m)においてスキージャンプ女子ワールドカップが開催されており、2019/2020シーズンの個人第10戦、11戦が行われる予定で、昨夜遅く第10戦が行われた。
第10戦はNHKBS1で生放送され、ゆっくり楽しめた。
予選では調子が出なかった女王、マーレン・ルンビ(ノルウェー)が調子を上げ、2本目で伸ばしてらしさを魅せたときは、もしかしたらこのまま優勝するかと期待したが、その後に飛んだキアラ・ヘルツルがそれを軽く凌駕して魅せた。
誰にも何も言わせない大ジャンプ!
まさにそんな感じで3勝目を決めた。
解説者によると、マーレン・ルンビよりも高く飛んでいたそうである。
そう言う意味でも、余裕の勝利であった。
全体に相変わらずオーストリア勢が強かったが、そんな中、丸山希が7位、伊藤有希が9位に入って魅せた。
高梨沙羅は16位と彼女にしては振るわなかったが、それでも2本目に進んでいるし、もう1人、勢藤優花も2本目に進み、27位に入っている。
スノージャパン、流石!
今夜も楽しみになって来た!?
ヘルツルやルンビを凌ぎ勝って魅せ
ヘルツルやルンビを超えて高く飛び
個人第10戦の主な選手の成績は以下のようであった。
名前 1本目m 得点 2本目m 得点 総合点
1位 キアラ・ヘルツル(墺) 130.0 134.9 141.5 150.0 284.9
2位 マーレン・ルンビ(ノルウェー) 127.5 131,8 133.5 144.4 276.2
3位 ダニエラ・イラシュコシュトルツ(墺) 122.0 123.3 130.5 147.1 270.4
4位 エヴァ・ピンケルニヒ(墺) 125.0 124.6 127.5 136.6 261.2
5位 ニカ・クリズナー(スロベニア) 121.5 120.5 122.5 131.7 252.2
6位 マリタ・クラマー(墺) 127.5 126.4 120.5 121.7 248.1
7位 丸山希 116.5 109.0 126.5 138.6 247.6
8位 ユリアネ・ザイファルト(独) 119.5 114.4 124.5 132.4 246.8
9位 伊藤有希 116.0 113.3 113.5 112.7 226.0
10位 エマ・クリネツ(スロベニア) 115.0 108.5 121.5 114.6 223.1
13位 カタリナ・アルトハウス(独) 109.0 95.6 118.0 119.6 215.2
16位 高梨沙羅 104.0 88.5 118.5 118.0 206.5
27位 勢藤優花 105.0 80.9 111.0 103.2 184.1
女子の方は予選で40位までが通過でき、本戦の1本目で30位に入ると2本目も飛べて得点が付く。
個人ランキングに関係する得点は1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、10試合を終えて以下のようになっている。
名 前 得点
1位 マーレン・ルンビ(ノルウェー) 735
2位 キアラ・ヘルツル(オーヅトリア) 730
4位 高梨沙羅 458
5位 カタリナ・アルトハウス(ドイツ) 420
6位 ダニエラ・イラシュコ(オーストリア) 342
7位 マリタ・クラマー(オーストリア) 329
8位 エマ・クリネツ(スロベニア) 326
10位 伊藤有希 262
10位 ユリアネ・ザイファルト(ドイツ) 262
13位 丸山希 209
20位 勢藤優花 116
31位 岩渕香里 30
42位 小林諭果 3
今回は今シーズン調子を上げている丸山希について少し調べてみた。
明治大学の学生で年齢は21歳と若く、身長は161㎝と、日本人的には普通である。
中学生の時から頭角を現していたが、ワールドカップに本格参戦したのは昨シーズンからで、安定して予選を通過し、総合で20位となった。
今シーズンに入り、ルシュノブ(ルーマニア)の大会で初めてのベストテンのとなる6位に入り、今回も7位に入っているから、これからがますます楽しみになって来た!?
ちょっと期待したい選手である。
丸山や目立つ成長感じさせ
丸山や更に上昇期待させ
丸山や記録更新期待させ
なお、今夜行われる予定の第11戦もNHKのBS1が生放送する予定となっているから、楽しみに待ちたい。