sanso114の日記

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W杯ジャンプ週間第3戦スノージャパン苦戦⁉・・・R2年1.5③

 1月3日(金)、4日(土)の日程で時差-8時間のオーストリアインスブルック(HS130m、K点120m)においてスキージャンプワールドカップの男子個人第10戦が行われている。

 これはジャンプ週間の第3戦にも当たる。
 
 なおこの大会にはA代表から小林陵侑(土屋ホーム)、佐藤幸椰(雪印メグミルク)、兄の小林潤志郎(雪印メグミルク)、伊藤大貴(雪印メグミルク)、中村直幹(東海大)、コンチネンタルカップ等を主戦場とするB代表から竹内拓(飯山市)、佐藤慧一(雪印メグミルク)が出ている。

 

 どうやら日本人選手のときはどうやら風に恵まれなかったようで、エースの小林陵侑が14位と、今シーズン初めて10位以下に沈んでいる。

 

 それでも7人全員が予選を通過し、その中の6人が2本目に進めているから、スノージャパン全体としてのレベルは上がって来ている!?

 

 今後にも期待したい。


        陵侑や風が邪魔して尻すぼみ


        陵侑や上位争い加われず

 

 個人第10戦における主な選手の成績は以下のようであった。

 

     名前        1本目m   得点  2本目m  得点    合計点
  1位 マリウス・リンドヴィク(ノルウェー)  133.0   139.5   120.5       113. 8   253.3 

  2位 ダビッド・クバッキ(ポーランド)    133.0   138.2      120.5    113.8    252.0

       3位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 126.0   122.8    131.0    126.5    249.3

       4位 シュテファン・クラフト(墺)        123.0   124.8    127.5    120.2  245.0
  8位 カール・ガイガー(独)                 117.5    111.8       126.0    124.7    236.5
  9位 ペテル・プレヴツ(スロベニア)     127.0    127.6       122.0    108.7    236.3 

     11位 アンツェ・ラニセク(スロベニア)            124.0         121.7    120.5     112.1    233.8

  13位 フィリップ・アッシェンハヴァルト(墺)   115.0       107.9    127.5     122.9    230.8
  14位 小林陵侑                           122.0    122.2    120.0     107.6    229.8

    15位 カミル・ストッフ(ポ-ランド)     126.5    123.1       118.5     106.4  229.5 
 18位 伊東大貴                            122.5      119.4     117.0     102.5    221.9

    22位 小林潤志郎                117.0      109.2     122.0     106.2    215.4
 27位 マルクス・アイゼンビヒラー(独)    114.5   101.0      116.5       99.7    200.7
   28位 中村直幹          123.0   115.8      109.5       83.5    199.3  
   29位 佐藤慧一          127.5     113.6      103.0        80.4    194.0
   30位 竹内拓                117.5     106.6      110.5        86.8    193.4

           ☆     ☆   以下予選落ち   ☆     ☆
   46位 佐藤幸椰                           111.0     92.7                                          92.7
 ※佐藤幸椰については1本目終了時の順位である。

 なおジャンプ週間の場合、予選を通過できるのは50位までと、ここまでは普段と同じであるが、その後が違う。

 

 50人を2人組に分け、各組で勝った方の25人と、負けた方の上位5人が2本目に進める。

 

 だから1本目31位以下でも勝っていれば2本目に進める。

 

 また個人ランキングに関係する得点は1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、10試合を終えて以下のようになっている。

 右側にはジャンプ週間の得点、順位も挙げてある。

       名前          総合得点   ジャンプ週間
   1位 小林陵侑         608   817.0(4)
   2位 カール・ガイガー(独)       539   817.4(3)
   3位 シュテファン・クラフト(墺)        489   798.6(5)

   4位 マリウス・リンドヴィック(ノルウェー)     409   821.6(2)

   5位 ダビッド・クバッキ(ポーランド)   344   830.7(1)
   6位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺)     338   761.1(13)
   7位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー)      334   569.3(26) 
   8位 カミル・スットフ(ポーランド)       315   754.0(15)
   9位 ペテル・プレヴツ(スロベニア)      278   765.2(11)
  10位 アンチェ・ラニセク(スロベニア)       254   758.5(14)
  12位 佐藤幸椰         218   620.0(24)
  19位 伊東大貴         150   762.6(12)
  25位 マルクス・アイゼンビヒラー(独)       86   744.6(16)
  29位 小林潤志郎         64   479.5(29)
  32位 中村直幹             38   438.2(34)
  39位 佐藤慧一          22   445.6(33)
  41位 竹内拓              16   420.8(36)

 

 今回は小林陵侑の兄の小林潤志郎について簡単に触れておく。

 

 プロフィールを観ると、所属は雪印メグミルクで、28歳、168㎝、56㎏とあったから、小林陵侑よりも1回り小さい。

 

 元々は複合の選手であったが、ジャンプを得意としており、東海大学の2年の時に本格的にジャンプ専門となった。

 

 ワールドカップでは2017年/2018年シーズンに初優勝し、この時はジャンプ週間で4位、総合で11位と最高の成績を残している。

 

 今シーズンが始まる前、札幌の大倉山で行われたUHB杯では小林陵侑を逆転してを見事優勝している。

 なお次戦は昨日に続いて1月5日(日)、6日(月)の日程で時差-8時間のオーストリアのビショフホーフェン(HS142m)において男子の個人第11戦が予定されており、これはジャンプ週間の最終試合となる第4戦目に当たる。

 

 ちょっと厳しくはなったせよ、小林陵侑は可能性を残しているので、今夜の予選から期待したい。

 

 ワールドカップ自体はその後も3月下旬のスロベニアのプラニツァまで続き、11月下旬の開幕時から4か月に亘って転戦している。