今、メジャーリーグではアメリカン・リーグの優勝決定シリーズが残っている。
ここまでが東地区1位のヤンキースが西地区1位のアストロズに1勝2敗と負け越している。
昨日の雨天中止を挟んで、今日はその第4戦が行われた。
これでヤンキースの1勝3敗となり、王手を掛けられた。
マー君こと田中将大(30歳、191㎝、99kg)が第1戦で圧倒的な投球を見せ、幸先好く取った。
その後、もう少し縺れるかと思われたが、じわじわと押され、引き離されかかっている!?
ともかくヤンキースとしては崖っぷちに追い詰められた。
そのヤンキースの先発投手は第1戦で強烈な印象を与えた田中将大で、5回で85球投げ、4安打(1本塁打)1三振2四球4失点3自責点の粘投ながら負けが付いて1勝1敗となり、防御率は2.45となった。
どうもスプリットの細かいコントロールがままならなかったようである。
それでも1回、2回と無失点に抑えたが、3回にランナーを出して、3ランを打たれた。
その後、4回、5回も抑えたが、6回に失策のランナーを出して降板している。
流石に疲れが溜まって来ているようである。
マー君や球筋乱れ負けが付き
マー君や調節効かず負けが付き
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは178回3分の1投げて13勝12敗で、奪三振数が194、防御率が4.74、WHIPが1.24とかなり打たれるようになった。
2018年シーズンは少し改善され、156回投げて12勝6敗で、奪三振数が159、防御率が3.75、WHIPが1.13であった。
そして今シーズンは時にエースの重荷を背負いながら、182回投げて11勝9敗で、奪三振数が149、防御率が4.45、WHIPが1.24であった。
打たれることも多くなっているが、時折感心させ、感心させる頻度がポストシーズンの方が多くなっている。
ポストシーズンでは信頼厚く、突き抜けた存在である。
アストロズの先発投手は後半に移籍して来たサイ・ヤング賞投手のベテラン技巧派、ザック・グリンキー(35歳、188㎝、91kg)で、4回3分の1で83球投げ、3安打5三振4四球1失点1自責点と珍しくコントロール乱れ気味であったが、勝敗は付かず、防御率は3.48となった。
1回は押し出しで1点奪われるほどの乱れ様であったが、全体的にはかなり慣れて来たように思われる。
グリンキー次第に慣れて繋ぐ秋
グリンキー次第に慣れて抑え出し
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは202回3分の1回投げて17勝7敗で、奪三振数が215、防御率が3.20、WHIPが1.07と好成績であった。
2018年シーズンも同様に好く、207回3分の2投げて15勝11敗で、奪三振数が199、防御率が3.21、WHIPが1.08であった。
そして途中移籍した今シーズンは更に好くなり、通算で208回3分の2投げて18勝5敗で、奪三振数が187、防御率が2.93、WHIPが0.98となっている。
6番手として抑えに登板したのは守護神のロベルト・オズナ(メキシコ、24歳、188㎝、99kg)で、1回3分の1で16球投げ、無安打1四球無失点と抑え切ったが、勝敗は付かず0勝0敗1セーブのまま、防御率は0.00のままであった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは64回投げて3勝4敗39セーブで、奪三振数が83、防御率が3.38、WHIPが0.87であった。
2018年シーズンは女性への暴力容疑で75試合の出場停止を食らい、途中移籍し、38回投げて2勝2敗21セーブで、奪三振数が32、防御率が2.37、WHIPが0.97であった。
そして今シーズンは65回投げて4勝3敗38セーブで、奪三振数が72、防御率が2.63、WHIPが0.88であった。
確りと試合を締めたオズナかな
最後まで試合を締めたオズナかな