メジャーリーグでは今、地区シリーズが行われている。
今日は残っているアメリカン・リーグの1試合が行われた。
西地区1位のアストロズがワイルドカードゲームを勝ちがって来たレイズと対戦し、6対1で勝っている。
この結果、リーグ優勝決定シリーズに出場する4チームが決まった。
アメリカン・リーグは東地区1位のヤンキースと西地区1位のアストロズ、ナショナル・リーグは中地区1位のカージナルスとワイルドカードゲームから勝ち上がって来たナショナルズとなった。
この後も楽しみで仕方が無い!
さてアストロズの先発投手は正真正銘(疑い無く、出したいときに出せる意味での)の100mph(100マイル毎時、約161km/h)のゲリット・コール(29歳、193㎝、100kg)で、8回で107球投げ、2安打(1本塁打)10三振2四球1失点1自責点の力投で勝ちが付いて2勝0敗となり、防御率は0.57となった。
フォーシームを増やし、カーブ等の変化球を磨いて、より無双するようになったようである。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
パイレーツに居た2017年シーズンは203回投げて12勝12敗で、奪三振数が196、防御率が4.26、WHIPが1.25と、エースとしては粗さが残り、もの足りない成績であった。
アストロズに移籍した2018年シーズンはジャスティン・バーランダー等からの刺激も影響したか? 200回3分の1投げて15勝5敗で、奪三振数が276、防御率が2.88、WHIPが1.03と一皮むけて一流エースクラスとなっている。
そして今シーズンは更に進化し、212回3分の1投げて20勝5敗で、奪三振数が326、防御率が2.50、WHIPが0.89とスーパーエースクラスとなっている。
もしかしたらこれでサイ・ヤング賞候補としての印象もグッと上がったか!?
力投で勝ちを重ねるコールかな
力投で抑えて魅せるコールかな
同じような速さの球を投げていても打たれる投手が多い中、取りたい時に三振を取り、当てられても殆んどがフェンスの手前までしか飛ばされないゲリット・コール、流石である。
剛球で抑えて魅せるコールかな
剛球でワクワクさせるコールかな
レイズの先発投手はかつての同僚、同じく速球が売りの大型投手、タイラー・グラスノー(26歳、203㎝、104kg)で、2回3分の2で40球投げ、5安打3三振4失点4自責点と打ち込まれて負けが付き、0勝2敗となり、防御率は7.71となった。
才能的にはゲリット・コールに匹敵するかも? と言われ、確かに90mph後半、時に100mphの速球をビシバシ投げ込むが、何かが違う!?
カーブ、速球の2本立てと言う単調さもあるのかも知れないが、1回に攻め立てられて4点奪われた。
ただ、その後を抑えている時には力を魅せていたから、まだまだ安定しないのかも知れない。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
メジャー2シーズン目の2017年シーズンは62回投げて2勝7敗で、奪三振数が56、防御率が7.69、防御率が2.02と安定しなかった。
途中でレイズに移籍した2018年シーズンは通算で111回3分の2投げて2勝7敗で、奪三振数が136、防御率が4.27、WHIPが1.27と、内容的にはローテ中堅クラスの力を魅せ始めた。
そして今̪シーズンは5月から9月まで故障で出られず、60回3分の1投げて6勝1敗で、奪三振数が76、防御率が1.78、WHIPが0.89と、出られた時は力を魅せている。
グラスノーつい打ち込まれ負けが付き
グラスノーはまれば力魅せるかな
2番手に登板し、アストロズ打線をタイラー・グラスノーの2回からに続いて更に眠らせたのが昨シーズンのサイ・ヤング賞投手、ブレーク・スネル(26歳、193㎝、98kg)で、1回3分の1で25球投げ、無安打1三振無失点の快投ながら勝敗は付かず、0勝1敗1セーブのままで、防御率は1.69となった。
速球の球速は常時95mph(約153㎞/h)出ている感じで、最速で97mph(約156㎞/h)位出ていた。
力投で繋いで魅せるスネルかな
力投で抑えて魅せるスネルかな
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは129回3分の1投げて5勝7敗で、奪三振数が119、防御率が4.04、WHIPが1.33とローテ中堅クラスであった。
2018年シーズンは大ブレークし、180回3分の2投げて21勝5敗で、奪三振数が221、防御率が1.89、WHIPが0.97とスーパーエースクラスとなった。
そして今シーズンは自宅での事故、後半の手術等の影響であまり投げられず、107回投げて6勝8敗で、奪三振数が147、防御率が4.29、WHIPが1.27と大分落ちた。
その後5人の投手を10球以内で小刻み交代させて行く作戦はレイズの真骨頂!?
すっかりアストロズ打線を眠らせてしまったかに観えた。
8番手に登板したのがやはり速球を武器とするエミリオ・パガン(28歳、191㎝、93kg)で、3分の2回で20球投げ、2安打(2本塁打)1三振1四球2失点2自責点とアストロズ打線を起こしてしまい、勝敗は付かなかったが、防御率は7.71となった。
アストロズ打線起こしたパガンかな
アストロズ打線パガンに起こされて
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
メジャーデビューした2017年シーズンは50回3分の1投げて2勝3敗で、奪三振数が56、防御率が3.22、WHIPが0.93といきなり纏まっていた。
2018年シーズンは62回投げて3勝1敗で、奪三振数が63、防御率が4.35、WHIPが1.19と少し落ちた。
そして今シーズンは70回投げて4勝2敗20セーブで、奪三振数が96、防御率が2.31、WHIPが0.83と進化を見せている。